昨日のウクレレ・レッスンの終了間際、
隣でウクレレを弾いていた女性が
突然意識を失って椅子から転げ落ちた。
三人が横一列になってレッスンを受けていたのだが、
その方は真ん中、ワタシはその左隣にいた。
ワタシは曲を弾くのに必死になって
譜面を追いかけていたのだが、
それでも、隣から聞こえる音が、
単に、弾くのに苦労しているのとは違い、
音程もリズムもひどく調子っぱずれだったので、
あれ?どうした?と思ってはいたのだ。
すると、曲を弾き終わったところで、
その方が崩れ落ちるように倒れてしまったのだった。
そこで、右端にいたもう一人の方が
救急車を呼んでもらおうと
島村楽器のスタッフに声を掛けに行った。
ワタシは自分のデイパックをならして
枕がわりに頭の下に敷いて
倒れた方の様子を見ていた。
その方は、横になったまま、
しばらく目を開けていたが、
やがて目を閉じ、微動だにしなくなった。
貧血か、あるいはてんかん発作か、
そのほかの緊急事態か…。
体を硬直させているるわけでも、
ブルブルと震えているわけでも、
呼吸が変おかしなわけでもなかったが、
このまま意識が戻らないようなら
AEDを使うことも考えねば、と思い始めた時、
はっとしたように意識が戻られた。
ちょうどレッスンが終わるところだったので、
次のレッスンが始まってしまう。
ワタシはスタッフに
「どこか休憩できる場所はありませんか?」
と聞いたのだが、
店内にはそういう場所はなく、
館内のかなり遠い場所にある
救護室に行くしかないとのこと。
そうこうしているうちに
その方が自力で起き上がったので、
ゆっくりとレッスン・ルームから出して
待合コーナーで椅子に腰掛けさせた。
「朝から風邪気味で、あまり調子が良くなかったんですが、
無理してきたのがいけなかったのかも…」
とおっしゃっていたが、
とにかく意識が戻って、
表情や話し方がおかしいということもなく、
次第に元気になられたので、
みんなして一安心。
頭を打っているわけでもなさそうだったので、
結局、救急車も呼ばなかった。
ご本人が、
以前にもこうしたことはあったと言われたので、
経験済みのことなら、
対処方法もある程度分かっていらっしゃるかと思い、
少し休んでから帰ると言うその方を残して、
一同解散となった。
とは言うものの、その後も心配だったので、
夜中近くにその方から
「帰宅してからずっと寝ていました。
熱も上がってきたみたいなので、
明日医者に行ってきます」
とLINEが入り、
ようやく胸を撫で下ろしたのだった。
しかし、あのような緊急時、
咄嗟に何をどう判断して、どう動くかって
本当に難しい、と実感した出来事だったなぁ。