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2022年2月3日木曜日

芸術新潮「楳図かずおの大いなる芸術」

 

もちろん
怖い話の迫力とおぞましさも凄まじいが、
ここにしかない異様な世界と展開に
終始、愛おしさと悲しみがあふれているのが
「わたしは真悟」の大きな魅力である。

2018年の第45回アングレーム国際漫画祭で、
「永久に残すべき作品」と認められた作品に与えられる
「遺産賞」を受賞したのもうなずける、
大好きな作品なのだ。

その「遺産賞」も一つのきっかけとして、
再び動き出した楳図かずおが、
「14歳」(これも傑作)以来
27年ぶりに発表したのが、
101点にも及ぶ連作絵画「ZOKU-SHINGO」だ。

そして「楳図かずお大美術展」において、
いよいよそのベールがはがされるのだが、
一足先に「芸術新潮」で特集されていたので、
購入したのである。

楳図かずおならではの不気味さと、
年齢を感じさせない
荒々しい力強さに圧倒される。

2021年7月18日日曜日

Kindle Paperwhiteを買い替えたのだ!

Kindle Paperwhiteを
2018年モデルに買い替えたのだ。
とは言っても
前の2014年購入モデルも現役だから、
2台持ちということである。
うまく使い分けたいものだ。

購入したのは、「広告付き」のモデルで
13,980円なり。
色はトワイライトブルーだが、
色がついているのは裏側のみで、
表のベゼル部分は黒なので、
色の違いが読書体験的に影響することはない。
でも落ち着いたトワイライトブルーの色は
なかなか良い感じで、所有欲を満たしてくれる。



新しいモデルとは言っても
300ppi (pixel per inch)は変わらないので、
格段に見やすくなったというわけではないのだが、
経年劣化かどうか分からないが、
旧版に比べて地の部分の白さが際立っていて、
コントラストがクリアになり、
個人的には格段に文字が読みやすくなった。
こういうところは、
数字的なスペックには出ないところだな。



全体が少し小ぶりになり、軽くなった。
ページめくりの反応も良くなったし、
ペゼルがフラットになって防水仕様化したことは
まあ今の所ワタシ的には関係ない。

この「読書にしか使えない端末」を使うことで、
身体にとても悪いと言われている
寝る前のスマホいじりをなくすことが
今回の買い替えの大きな目的である。
快適な睡眠と体調の向上のために、
敢えてKindle Paperwhiteに投資した感じである。
寝る前の時間が楽しみになりそうだ。

ちなみに「広告」は
スタンバイ時に全面と
トップ画面で画面下のバナーとして表示される。
スタンバイ時はスワイプする動作が一つ多くなるが、
本を開くと広告の表示で邪魔されることはないので、
個人的には「広告付き」でも問題ないかな。

2021年6月11日金曜日

「プログレ百物語」の最新刊『LPレコード片面一曲百選』販売開始!

プログレッシヴ・ロックを
100という数字にこだわって紹介するシリーズ
『LPレコード片面一曲百選』が、
Amazon Kindleで独占販売開始となった!
めでたいめでたい!



LPレコードの時代、
多くのミュージシャンが挑戦し、
多くのリスナーが期待と興奮を胸にレコードに針を落とした、
LP片面一曲という
プログレッシヴ・ロックならではの大作を、
完全書き下ろしで100曲紹介した本だ。

LP時代を知っている方は懐かしく、
知らない方は新鮮に、
プログレッシブ・ロックを深く知りたい方なら興味深く、
お読みいただける本になっているはずである。

お手に取っていただけるとうれしいです!



2021年6月1日火曜日

只今「プログレ百物語:LPレコード片面一曲百選」執筆中!

 シリーズ「プログレ百物語」の第3弾になる
「LP片面一曲百選」を
只今鋭意執筆中なのだ。

おそらく今週中に
第一稿ができあがる。

本当は5月中に出版したかったんだけど、
ちょっと遅れるけれど、
満足のゆくかたちで出版できれば
6月出版でもよろしかろう。

がんばらねば!





2021年5月12日水曜日

マーキームーン社の「ユーロ・ロック集成」など7点がネット上で閲覧可能に!

様々なデータのアーカイブで有名な
アメリカのInternet Archiveに
以下の書籍がアップされ、
誰でも読めるようになっていたのだ。
アップされたのは
今年2021年1月19日・20日だ。

「ジャプス・プログレッシヴ・ロック」
「アメリカン・ロック集成」
「ブリティッシュ・ロック集成」
「フレンチ・ロック集成」
「ジャーマン・ロック集成」
「イタリアン・ロック集成」
「ユーロ・ロック集成」



基本的に著作権フリーのものを扱う場所なのだが、
経緯は分からない。

でもどの本も貴重な資料満載の力作なのに
現在では入手困難なものばかりだから
ありがたいのである。

ネットで読めるだけでなく、
PDFでダウンロードもできるみたいだ。


2021年5月8日土曜日

誕生日をケーキでお祝い

夏のような暑く、晴れ渡った今日、
またまた池袋までお散歩してきた。

立教大学の通り沿いに歩き、
びっくりガードをくぐって線路を渡り、
ずいぶんと久しぶりにジュンク堂書店に行ってきた。

特に何か買おうと思っていたわけではなかったが、
やっぱり実店舗の本屋の中を歩き回ると、
いろいろと刺激をもらえるのだ。
それが面白かった。

そして帰りしなに、
気になった本を衝動買いした。
それが「特撮の地球科学」という本だった。

リアルな現実がゴジラという虚構に直面すると、
現実はいったいどうなのるかを描いた
「シン・ゴジラ」を面白いと感じた人は、
ワクワクしてしまうような本だと思う。


そのあと西武デパートに寄って
FOUNDRY(ファウンドリー)でケーキを買い、
帰ってから美味しくいただきました。

ああ、楽しかった。


2019年12月16日月曜日

《プログレッシブ・ロック動画百選》制作佳境!

2018年に出した
《プログレッシヴ・ロック名盤百選》に続く
「プログレ百物語」第二弾となる
《プログレッシブ・ロック動画百選》が、
まもなく完成する。
  
すでに書き溜めてあったものだったので
すぐに出せるだろうと高を括っていたのだが、
前の記事で触れたように
著作権的にアウトな動画について語る難しさを
どうクリアさせるかに悩んだ上に、
  
【収録年】
【番組】
【放送局 / 国】
【収録場所】
【収録作品】
  
という共通のデータ項目を設定したことで、
その確認に手間取ってしまった。
  
著作権の関係から本書では
具体的な動画へのリンクはしないから、
こうしたデータ項目が
読者が検索する際に大事なキーワードとなる。
少しでも多く、正確な情報を記載したい。
  
さらに【収録作品】も、
きちんとDVD化されたものもあれば、
有名なのに本書では対象外の
ブートレグしかなかったり、
リマスター盤にボーナス映像として入っていたり、
Box Setに収録されていたりと、
確認するのがとても大変だったのだ。
でもどうにかデータの確認が終わり、
《名盤百選》同様に
オリジナルCG16点も入れ、
あとは、文字校正を残すのみとなった。
今年中、いや今週中に、
何とか出版したいなあ。
  

2019年12月9日月曜日

プログレ本第二弾は「動画百選」

昨年4月に出して
おかげさまで好評をいただいている
「プログレ物語」の『名盤百選』に続いて、
第二弾となる『動画百選』を出すべく、
現在企画進行中なのである。
  
Youtubeを見ると、
実は1970年前後の各国のテレビ番組に
プログレ・バンドが出演していて、
場合によっては生演奏を披露していたことが
分かるのである。
あるいは、
コンサート映像を見せる番組に出演して、
ライブとインタビューが
たっぷり楽しめるものもある。

ドイツの番組「Beat Club」などのように

DVD化されたものもあるが、
TV番組がDVD化されるのは稀だ。
伝説のバンドの動く姿が拝めるのに、
それをきちんと入手する方法は
ない場合がほとんどなのだ。
  
だからと言って、
Youtubeにアップされているこうした動画は
ほとんどが著作権的に違法なシロモノだろうし、
となれば、直リンクURLを記載したりして、
それを直接紹介するのも、やはり違法であろう。
  
そこの扱いが難しかったのだが、

「世の中には、こういう動画が存在する」

  
と、ちょっとぼかした感じで、
著作権に抵触しない紹介本にしてみることにした。
さて、どうなりますことか。
  
書き溜めていたテキストはあるので、
早ければ年内に出したいところだが、
体調も不安定な今日この頃だから、
あまり焦らずにじっくりやろうと思う。

とか言いながら、

もう表紙案もできていたりして。


  
  

2019年9月2日月曜日

「プログレ百物語」第二弾を出すぞ〜!

いつか出したいと思いつつ、
ずっと懸案事項だった本はいくつかあった。
  
「鬱っぷち!ナイトメア」も
「アルプスの少女ハイジ」(ミュンガー版)も
さかのぼれば
「プログレ百物語:名盤百選」もそうだった。
  
そして、その時々のメインの翻訳書を抱えながら、
こつこつと作業をして
どうにか出版までこぎつけてきたのだ。
  
懸案となっている本はまだある。
その一つを、少しずつ始めているのだ。
「プログレ百物語」の第二弾だ。
  
ブログで書き溜めたものが核となるので、
「名盤百選」の時と同じような作業になるが、
それでもかなり大変であることは確かだ。
果たして、そこまで苦労して
魅力的な本にできるかどうか、というのもあるし。
  
でも、やるのである。
できることはやる。
「プログレ百物語」の第三弾の構想もあるのだが、
そちらは、ゼロからの書き下ろしになるので、
出版は来年だな。
  
さあ、倒れない程度にユルユルとがんばろう。
  
  

2019年4月30日火曜日

「すずちゃんののうみそ」竹山 美奈子・文/三木 葉苗・絵


「すずちゃんののうみそ」は
自閉症スペクトラム児を持つ母親が、
素朴な疑問に手紙で答える形式で綴る、
すずちゃんを紹介する絵本。
  
文を書いた著者の娘さんも、
絵を描いた作者の妹さんも自閉症だという。
  
自閉症児・者の、
一見意味不明で、奇異な行動には
本人なりの理由があることが
やさしく説かれているのが素敵だ。
  
そして、なにより、この絵にインパクトがある。
アニメ調でもイラストカット調でもなく、
すずちゃんの内面をのぞき込むような絵。
  
だから、同情や哀れみでもなく、
「仲良くしましょうね」的なお題目でもなく、
一人の人間としての自閉症児の
心のあり方に触れたような気持ちになるのだ。
  
なかなかお目にかかれない
力のある本だと思う。
  
  

2019年4月20日土曜日

「メタル脳」中野信子


もちろん脳科学者としても有名だが、
社会や他人との関わり方に関する
自分自身の異質さを語ることの方が、
ワタシ的にはインパクトが強い中野信子による
メタル論である。
写真のインパクトも強いぞ。
  
メタルというジャンルの音楽の特徴のみならず、
そこに惹きつけられる人々の気質や
はては現代におけるメタル文化の重要性など、
メタルという視点で、個人や社会を分析した一冊。

でも、一読した印象は、
脳の研究から様々な事象をを分析する
冷静沈着な中野信子ではなく、
周囲に対する強い違和感や孤立感を抱えて
生きることに苦しんでいた
中野信子という一人の人間の、
自分の居場所をメタルに見出した喜びが、
魂の叫びみたいなものとして響いてくるところが
とても熱くて良いのだ。
  
ここに書かれているメタル・ファン気質は、
流行や話題に左右されない独自の道をゆく点で
わりとプログレ・ファン気質と似ている気がするが、
ファン同士のつながりの強さみたいなところでは、
プログレ・ファンの方が
徒党など組むものか的な自意識が強すぎる点で
さらにひねくれているなぁ、と思ってしまった。
  
ひねくれている、というのは
まあまあ褒め言葉です。
  
  

2019年2月21日木曜日

「鬱っぷち!ナイトメア」Kindleで販売開始!

「鬱っぷち!」(2016)、
「続・鬱っぷち!」(2017)に続く
「鬱っぷち!ナイトメア: 適応障害格闘夢日記」販売開始!
  

これで「鬱っぷち!」は終了だ
ああ、なんか肩の荷が下りた感じ

この本を出すのは、当時を追体験するから
自分が思っている以上にコタエルみたいだな。
  
ちょうど花粉が飛び始める時期なこともあって、
「ストナリニ」を飲み始めたのもコタエているから、
ダブルパンチで低空飛行状態である。

でも一仕事終えた感がある。

ちょっとお休みしよう。
  
  

2019年2月19日火曜日

「鬱っぷち!ナイトメア」を計画中!

「鬱っぷち!」シリーズ第3段にして最後の一冊として、
「鬱っぷち!ナイトメア」を計画中なのだ。
「鬱っぷち!」「続・鬱っぷち!」で描いた、
病休後半年以降の、
悪夢(ナイトメア)をまとめた本である。

追いつめられたような感じもあるし、

訳の分からない話もあるし、
くだらない展開もあるが、
要するに、いくら理詰めで分析したり励ましたりしても、
当人の自己嫌悪は簡単には癒やされない
(本当のことを言えば、一生消えない)
ということを伝えたいのだ。

理屈ではないところで、

つまり本人がどうすることもできない夢の中でさえも、
これほどしつこく
自己嫌悪や恐怖や苦しみを味わっているのだから。
  
   
でも単純に、変な夢の記録として
不条理な展開を楽しんでいただいてもよいのだ。
  
売れるとか売れないとかではなく
(そりゃ売れるに越したことはないけれど)
これでやっと「鬱っぷち!」が完結するような
そんな気がしている。
ケリをつけておかなければならない
大事な仕事という感じだな。
  
2月中に出せると良いなぁ。

2019年2月2日土曜日

太宰治を味わう

昔読んだような気がするのだが
だとしても、ずっと忘れていたし、
昔々の田舎のことだから、
「哲学」を勉強したり
「太宰治」を読んだりすると、
人間とか人生とかが嫌になって
自殺しちゃうんじゃないかみたいな
変な思い込みの中で育ったから、
太宰治だけは避けて
読んでいなかったかもしれない。
  
でも、たまたまKindleで
「人間失格」と「斜陽」を読んだら
ハマってしまったのだ。
この退廃的な雰囲気と、
どうにもやりきれない苛立ちや悲しみは
いろいろ経験してこの年になった今だからこそ
しみじみと分かるように思う。
  
時代に翻弄され、身を持ち崩した貴族という
特権階級特有の悲劇を描いているようで
実は、誰の心にもあるはずの
清く正しく美しく生きられない辛さ、
あるいは、
生きていること自体のやりきれなさが
実に巧みな文章で描かれているのだな。
  
特に「斜陽」の姉の手紙が素晴らしい。
切なく、哀れな、それでいて気丈な話し言葉。

若い時に読んだら、
太宰に〝あこがれ〟、
太宰を〝気取った〟かもしれないが、
今は、太宰に〝癒やされ〟〝許される〟気がするな。
  
  

2018年4月16日月曜日

「プログレ百物語」kindleにて販売開始!

「プログレ百物語: プログレッシヴ・ロック名盤百選」が
めでたくkindle書籍として販売開始となった。
やっった! めでたい! うれしい!
  

家にあるkindle paperwhiteでも、
iPhoneのkindleアプリでも、
無事問題なく開くことができたので、まずは一安心だ。
  
これでまた、《望林堂完訳文庫》に戻って、
翻訳作業に集中できるぞ。
あ、その前に5月のデザイン・フェスタの準備も、
そろそろ始めなきゃだな。
  
  

「プログレ百物語」出版申請中!

1970年代のプログレッシヴ・ロック隆盛期の
私的名盤を100枚紹介した電子書籍
「プログレ百物語<プログレッシヴ・ロック名盤百選>」を
Kindleに申請したのだ。
  
すでにブログやウェブサイトに書きためていた名盤紹介を
電子書籍として発表できないかと思い立ったのが
確か2015年春頃のことである。
  
アルバム・ジャケットをどうしても載せたくて、
選んだ100点の作品の国内販売会社を調べて一覧にし、
無料使用の許諾を得ようと、端から連絡を取ったのだが、
結局、無料掲載をOKしてくれたのは
「ベル・アンティーク」レーベルだけで、
その他からは
「一点につき使用料5000円」
(ビクター・エンターテインメント)とか、
「個人での申請は受け付けていない」
(ワーナーミュージック・ジャパン)とかいった
つれない回答した得られなかったので、
意気消沈し、企画は頓挫してしまったのだった。
  
その企画が3年ぶりに復活し、
アルバム・ジャケットなしで書籍化することにした。
自分でも、その気になった理由は良く分からない。
  
翻訳本の作業をずっと続けていたので、
ちょっと別のことがやりたくなったのもあるし、
ふと浮かんだ「プログレ百物語」というタイトルが
結構気に入ったということもあるし、
気晴らしに作ってみた表紙が
案外カッコ良かったからかも知れない。
  
とにかく、今年になって再び作業を開始し、
それでも色々苦労しながら、
ようやっと出版申請までたどり着いたのだ。
  
無事、出版されて、
この企画が日の目を見ることを願うのである。
  
  
  

2018年1月29日月曜日

「ペコロスの母の忘れもの」岡野雄一


ペコロスのシリーズ第四弾となる
「ペコロスの母の忘れ物」を読んだ。
  
ほのぼのしたキャラクターと、
穏やかな語り口に反して、
現実と妄想、過去と現在、生と死が、
コマごとに見事に交差する強烈な世界。
  
また泣いてしまったなぁ。
ドラマチックに盛り上がるシーンなどないのだが、
何気ないコマやセリフで不意に涙腺が緩む。
何と言うか、実に奥の深いマンガである。

重くなりがちな話を、
ギリギリそうさせない距離感が素晴らしい。
小さなギャグも良い味を出しているしね。
  
でも、もちろん単なる〝良い話〟〝美しい話〟ではない。
今の穏やかさの裏に、さまざまな壮絶さが隠れている。

背中を丸めてうつむいているお母ちゃんを、
立っている視点から見下ろしている絵が何度か登場するが
これが実に良いのだなぁ。
  
  

2017年3月13日月曜日

「屈折くん」和嶋慎治


 
「屈折くん」は日本最強のハードロックバンド
〝人間椅子〟のギタリストである和嶋慎治の自叙伝だ。
  
20代前半でイカ天バンドブームに乗りデビューしながら、
その後、苦節を重ね、50歳を間近にして
ようやくバンドで生計を立てられるようになったという、
波乱万丈の物語である。
  
バンドブームの到来とともに、
音楽活動に身をやつす日々。
バンドブームの終焉とともに、
肉体労働に明け暮れる日々。

そのまさに〝屈折〟した生き方が、
読んでいて痛々しいほどだが、
それでも音楽だけは決して忘れることなく、
地道に「人間椅子」としてアルバムを出し続ける。
  
その紆余曲折を追いかけていると、
何て自意識過剰なんだ、とも思うし、
何て生き方が不器用な人なんだ、とも思うが、
次第に、どこか求道者のような
常人を越えたたたずまいが見えてくるのだ。
  
結局、本気で何かを作り出そうとする気持ちと、
それをひたすら持ち続けるこだわりと、
そうしなければ生きて行けないという
常人や凡人とは違った〝屈折〟がないと、
人を感動させるものは作れないのかもしれない。

そんなことを感じさせてくれた一冊。
  
いわゆるタレント本や業界裏話暴露本とはまったく違う。
濃い文学作品を読み終えたような読後感であった。

もっと自由に生きてみたくなったなぁ。

2017年3月5日日曜日

プログレ名盤紹介Kindleブック始動!

著作権上問題があるので、
ジャケットの図版は載せないことになるだろうが、
プログレッシヴ・ロックの名盤を
100枚紹介する本を出そうと思う。

1年か2年前に以前一度出そうと思って、
ジャケット写真が無理なことが判明し
気落ちして止めたのだが、
しばらく時間をおいてみたら、
文字だけでも良いかなという気がしてきたのだ。

素材はすでに揃っている。
すでにProgGuide100、ProgSelectionに
100を遥かに越すアルバム紹介文があるのだ。

もちろんそのままというわけにはいかないから、
全体を読み返して、加筆訂正をするつもりだ。
コラムみたいなものをつけても良いかも。

「リンゴの丘のベッツィー」の翻訳もあるし、
花粉真っ盛りな時期に突入している上に、
相変わらず体調は低空飛行続行中だし
(今も頭痛と首痛で気持ち悪いのだ)
おそらく作業は中々進まないだろうが、
それでも、一つ楽しみが増えるのが嬉しい。

やれることはやってみよう。
今年はそんな感じでいきたいなぁ。
 


2017年3月4日土曜日

  
3/22にいよいよDVD、Blu-rayが発売される「シン・ゴジラ」。
それに合わせるかのように出たお楽しみ本が、
この「シン・ゴジラ機密研究読本」だ。 
  
「シン・ゴジラ」という映画そのものの意義やテーマ、
あるいはヒットの要因や社会的な影響などを
深く掘り下げるのではなく、
例えば自衛隊の兵器や危機管理システムなどの
物語に登場したアレコレな要素を
ディープに調べ上げた一冊。

練りに練った軍事的・政治的シミューレーションが
大きなリアリティーを作り上げていた本作ならではの、
トリビアな情報が満載な一冊だ。

刑事コロンボを見るのに最高な
  「別冊宝島 『刑事コロンボ完全捜査記録』」
(現在は改定されて「刑事コロンボ完全捜査ブック」
という本を持っているのだが、
あの感じに近いかな。

この本を傍らにおいて、
早くDVDが見たいものだなぁ。