2017年5月31日水曜日

いつものように出版開始後の低空飛行

翻訳のラストスパートは
いつもながらかなりの集中力を使う。
とは言え、作業自体は数カ月に及ぶものだから、
終わるとラストスパート以上の疲れが
どっと押し寄せてくる気がするのだ。
  
今回も、もうさすがに花粉症はないだろうと思うが、
突然鼻がムズムズして、鼻水やくしゃみが出たりする。
風邪かとも思うのだが、熱が出ないワタシには
何が何だか良くわからないまま、
対処療法的に、風邪薬を飲んだり
はたまた鼻炎薬を飲んだりしているのだ。

それから、仕事が終わっているのに

やたら目が乾いたり、立っていてフラフラしたり、
いまだにまぶたがピクピクしてしまうのが困る。
それなのに、横になっても
なかなか寝つけなかったりする。
  
ようするに、からだが弱っていて
抵抗力が落ちているのと、
自律神経がかなり乱れているのだろうな。
いつもの低空飛行だけれど、翻訳終了後は
一層低高度が下がるのであろう。

そんな中、「ベッツィー」の販売申請作業中に
鬱っぷち!」と「試し読みっ!」に
一つずつコメントがついていることに気づいた。
それも、どちらも星5つ★★★なのだ。
やった! うれしい! 苦労が報われるなぁ。

特に
  
「翻訳の人の熱意が感じられます。」
  
という一言に、大分元気をもらった。
  
そして今日は水曜カルチャー・ウクレレの日。
一時間半、歌って弾いて、良い気晴らしになった。
  
とは言いながら、
昨日は実家の母さまのところへ行ったし、
今日はウクレレ教室に出かけて、
まだ「ベッツィー」完成後に、
ちゃんとダラダラしていないから、
カラダがかなりキツイのも事実。
  
予定の入っていない明日は養生日かな。
映画のDVDでも見るか……。
   
とにかく、
不調にだけは、ならないようにしないと……。

  

2017年5月29日月曜日

《望林堂完訳文庫》第20弾「リンゴの丘のベッツィー」Kindle版リリース!

ついに「リンゴの丘のベッツィー」が販売開始である!
やった〜! やったぜ〜!
苦労したからなぁ、感慨もひとしおである。
いや、毎回ひとしおなんですが。


  
今回も審査は素早かった。
そして何のやり取りもなく、すんなり出版とあいなった。
  
パブリックドメインで申請した作品の著作権の確認作業も、
できるだけKDP側でやるようになったのか、
以前に比べてとてもスムーズに
審査が行われるようになった印象があるなぁ。
ありがたいことである。
   
何と言っても、今回の「リンゴの丘のベッツィー」は
圧倒的に知名度が低い作品だ。
邦訳はわずかに2例だけ。その一つは絶版。
アニメなどにもなっていない。
でも地味ながらもしみじみとした
とても良いお話なのだ。
  
1917年に出た作品なので、奇しくも今年は100年記念!
その年に出せたのもうれしいなぁ。
  
最初の予定の「桜の咲く頃」からは
ほぼ一ヶ月遅れとなったが、
最近の予定の「何とか今月中に」は、
からくも達成できたか。
  
これでちょっとCGの方に、
集中できるかな。
でも、まずは養生であろうか。

「リンゴの丘のベッツィー」出版申請完了!

第二稿も終わり、ついにKindleへの出版申請完了!
長かった……。
余裕を持って「桜の咲く頃」に出版する予定だったのに、
さらに一ヶ月も遅れてしまった。
   
でもがんばったぞ!
とても良い作品を、結構きちんと訳せた気がする!
(自画自賛劇場!)
  

結果連絡が来るまで、ちょっと休憩だ……。
今日は養生日だな。
  
  

2017年5月27日土曜日

Kindle PreviewerをMacできちんと動かす!

ようやく「ベッツィー」が一段落したので、
「でんでんコンバーター」でepubファイルを作り、
Kindle Previewerでmobiファイルに変換してみた。
そこまでは問題なく進んだのだ。
Kindleで出版するにはこれでOK。

でも以前、KindleファイルはOKだったが、
iOSでは開けなかったことがあったので、
Kindle PreviewerでiOS用akzファイルにも変換してみた。
これががうまくゆかないのだ。
「失敗しました」と出て終わってしまう。
  
EpubCheckerではValid(問題なし)という結果だったので、
作成したepubファイルではなく
Kindle Previewer側の問題だと思われた。

そこで最新版への「アップデート」を確認すると、
アップデートファイルはダウンロードされているが、
起動されいないみたいなダイアログが出てきた。

そこでアップデータのあるホームページへ行って、
最新版を手動でダウンロードし、
手動でインストールしてみた。
ところが、今度は
Kindle Previewer自体が起動しなくなってしまったのだ……。

しかし慌てず騒がず、以前KDPに教えていただいた、
最新Mac OS(当時はEl Captain)で動かす方法を試してみる。
  
すると、Kindle Previewerが無事起動し、
Kindle用mobiファイルの変換も、
iOS用akzファイルの変換も、
問題なく終了したのであった。
素晴らしい!
  
実際にデータをKindle paperwhiteとiPhoneに転送して
ちゃんと表示されるかどうか確認したのだが、
どちらも、きれいに表示されていたし、
脚注のリンクなどもちゃんとつながっていたのだ。

しかし……、
と言うことは、いまだにKindle Previewerは、
最新Mac OSに正式対応していないのか?
epubファイルは作ったものの、
Kindle Previewerが起動しなくて、
データ変換に困り果てている人が
たくさんいるということか?

今のところ、いわば〝裏技〟的に切り抜けているが、
何だか今後が不安だなぁ。

今日はデザフェス初日であった

抽選に落ちていなければ、
今日は春のデザフェス初日であった。
出展者としては大いに興味があるものの、
来場者としてはあまり興味がないワタシとしては、
ほとんど開催日を忘れかけていたのだが、
今の状況を考えると、今回は落選で良かったかも。

桜の咲く頃に出したいと言っていた「ベッツィー」が
約一ヶ月ずれ込んで今佳境であり、
CGパンフレットもまだ詰めの段階である。
おまけに一昨日くらいから鼻風邪を引いたらしく、
鼻水とくしゃみが出る。鼻炎薬は効かない。
そしてまぶたがピクピク痙攣しっぱなしなのだ……。

出展していたら、今頃ボロボロであろうなぁ。
さらにまだ明日もあるのである。
でもその後もダウンなどしていられないのである。
ああ、それは心身ともにキツいだろうなぁ。

これでよかったのである。
秋のデザフェスの申込みが、たぶん来週からだから、
そちらは忘れないようにしないと。



「リンゴの丘のベッツィー」第一校終了!

ああ、やっとここまで来たのである。
校正をし、ルビを振り、脚注を章末にまとめ、
表紙を再考し、「あとがき」を書いて、
ようやく一段落である。

今月中に店頭に並べるぞ!


2017年5月26日金曜日

花火大会の夢の跡

ここ数年、毎年のように見に行っていた
神奈川新聞花火大会だったが、
昨年2016年の第31回をもって休止となった。

・観覧場所の確保が難しくなった

・一部の観客のマナーが良くなかった

というのが、主な理由のようだったが、

実際に見に行った観客の一人としては
あれだけの規模の人間が、
場所をゆずりあってギチギチにに座り、
ケンカもなく酔っ払いも出ずに、
静かに観覧し、整然と解散していた姿は
むしろ感動モノであった。

それは確かに、一部には

道路に座り込んだり、
立入禁止区域に入り込んだ者もいただろうが、
一夜に80万人の人間が集まったイベントだと思うと、
あれだけ何ごともなく開催できていた事自体、
奇跡に近いとさえ思える。

つまり、一部の人間のマナーの悪さも、

結局は「観覧場所の確保が難しくなった」からなのだ。
おそらく、観覧場所さえ十分に用意されていれば、
そこに大人しく座っている人たちじゃないかな。
  
事実、無料開放される空き地は年々縮小していて、
さらに高層ビルが立ち並ぶことで、
空も狭くなっていたので、
すでに限界かなって感じがしていたのだ。

今日、ちょこっと散歩に出たつもりが、

何の気なしに、そのまま電車を乗り継いで、
みなとみらい地区まで足を伸ばした。
そして、昨年花火見物をしたあたりを歩いてみた。
そうしたらもう、建築途中や新築の
マンションやらオフィスビルやら、ホテルやらが、
乱立していたのであった。



スポーツパーク周辺の開発も始まったようで、

目の前にもたぶん高層ビルができるんだろうな。

巨大団地とか巨大マンションとかと違い、

おのおの勝手に建てた高層ビルが並んでいるので、
ある意味ぐちゃぐちゃな感じがするのが異様である。
  
完成間近な建物が多いので、
一見、真新しいビルが立ち並んでいるのに
近くを歩いていても極端に人がいないという、
どこか廃墟っぽさも漂っているのだ。

完成したら賑やかな人工都市になるのであろうから、

この不気味さを味わえるのは今だけかも。

2017年5月21日日曜日

集中するタイミング

昔は第三、第四貯蔵庫ぐらいまで
自分にエネルギーがあると思っていたから、
疲れた〜と思っても、
まだオレの底力はこんなもんじゃねぇぜ、と
自分を奮い立たせて頑張ることができた。

でも2008年にダウンして以来、
心身ともにエネルギーは常にカツカツである。
なので、それをいつ・どうやって有効に使うかを
見極めなければならない。

翻訳の作業は、あまり創造的なものではないので、
(とは言っても、言葉と格闘はするし、
 表紙を含めた本としての体裁はオリジナルだが)
エネルギーはある程度小出しに、細く長く使う。
  
でも、今回のパンフレット表紙のCG画のように、
決められた〆切日に向かって、
アイデアを絞り出し具体化する作業の場合は、
日々考え続けて入るものの、
ここぞという時にぐっと自分を追い込んで、
作業に集中しなければならない。

デザフェスの作品制作もそうだったし、
教員時代の研究発表準備などもそうだったが、
そういう、集中するタイミングは、
どちらかと言うと、向こうからやって来る。
それまでは日々考えをめぐらしながらも、
パソコン作業には向かわない。
よし、やるぞ、という時が来るのを待つ。

もちろん〆切はあるわけだから、
それを意識して待つのだ。
すると、グーッと集中してくるタイミングが
やって来るのである。

以前はもう少しアバウトにタイミングが待てたし、
集中期間ももっと持続できた気がするが、
今は、カツカツなエネルギーを有効活用するために、
体調と相談しながら慎重にタイミングを見計らって、
ここぞという時に、一気に攻めなければならない。
なかなか難しいのである。

と長々と書いていて、結局何が言いたいかというと、
昨日集中してエネルギーを注ぎ込んだせいで、
今日は朝から頭痛で、体力も気力もなく
廃人化してしまったということを
ちょっと嘆きたかったのである。
  
カツカツのエネルギーを使い切った感じ。
口から背びれから全エネルギーを一気に放出して
活動停止したシン・ゴジラみたいだ。
でも、今回も一応満足感があるから良いのだけれど。

早くエネルギーがたまらないかなぁ。

2017年5月20日土曜日

パンフレット表紙用廃坑イラスト

パンフレットの表紙を描くお仕事であるが、
デザイン会社の方とクライアントとの打ち合わせが
先週火曜日にあって、
一応の方向性が決まったので、
さらにわが頭脳にムチ打って、
パソコンソフトと大格闘を繰り広げながら、
今日新たに2案作り上げることができた。

とにかく3Dソフトは、
頭にあるイメージに近づけるのに時間がかかる。
最初はどうみてもリアルじゃないものしかできないのに、
いろいろこねくり回しているうちに、
まぐれのようにリアルな絵ができあがることも多い。

今日作ったものの一つが、廃坑のイラストなのだが、
予想に反して、意外とスンナリ作れたのだ。
ああ、うれしい!



廃坑と言っても廃墟ではなく、
炭鉱だった場所を別の目的で活用しているので、
ケーブルやダクトがたくさん走り、
床は平らに整備されているのである。

おお、すげぇじゃん! リアルじゃん!
ちょっと不気味な、薄暗い感じが出てるじゃん!
自画自賛劇場〜!

ああ、久しぶり〜。

2017年5月18日木曜日

「風になる」を歌うための譜面

昨日のカルチャー・ウクレレで
すでになぜか疲労困憊気味だったのだが、
そのあと秋のホイケ用発表予定曲の
「風になる」(つじあやの)の譜面を
猛烈な集中力で作り上げたのである。

これはリズミカルで楽しい曲なのだが、

いざ歌うとなると実はけっこう難しい。
例えば出だしから、二拍めの裏から入る。
2小節目の最後は、いわゆるシンコペーションだ。
  

1・2・3・4・|1・2・3・4・|1・2…

   わすれてい|た〜めを〜とじ|ぇ〜〜…
   

こうやって拍の裏を効果的に使っているから

気持ちのよいスピード感が出るのだが
これを感覚的にそのまま歌える人と、
自然に拍の表に変換してしまう人に分かれる。

変換する人は、例えばこんな感じになる。

小節の頭にアクセントを入れたくなるのだ。
  

1・2・3・4・|1・2・3・4・|1・2

   わすれてい|た〜めを〜とじ〜|〜〜…

でも、ただ「歌詞&コード」の譜面だと、
タイミングの違いに気づかず、
みんなで一緒に歌うと
グチャグチャにになってしまうのである。

昨日のレッスンもグチャグチャであった。

気になって仕方なかったので、
少しでもそこがわかりやすい譜面を作らねばと思い、
驚異的な集中力で、動きの鈍いExcelを駆使し、
作り上げたのがコレ↓である。
(イントロとエンディングは先生のオリジナル)



取り敢えず、解像度の低いものを

LINEのグループで共有したら、
みなさんから喜びの声をいただいたのだ。
もちろんすぐに歌えるようになるかどうかは
また別の問題だろうが、
注意点が、見てわかるようになったことが大事なのだ。

良かったよかったと思っていたら、

疲労困憊の限界を越えてしまったのか、
今日は朝からカラダがダルくて動けなくなった……。
さらに、生きる意欲すらなくなるかというような
強烈な気分的落ち込みにも襲われる。

午後に雷雨があったから、

局地的に気圧が変だったのかもしれないけれど、
何かする気も、どこかへ行く気もならず、
一日中ただひたすらベッドで寝ていたのであった。

ああ、でもそうやって休んだおかげで、

今こうしてブログなどを書く気力が出てきたのかな。
  
明日はな〜こに会えるから大丈夫だな。

トランプ大統領があぶり出すもの

トランプ大統領が攻撃されるのは、
スキャンダラスな話題云々よりも、
何よりもまず、
これまでの大統領のような、
オモテウラのある振る舞いをしないからである。
例えばメディアを信じず、逆に非難するばかりで、
馴れ合い、上手くやっていこうともしない。
やり方が下手と言えば下手なのだが、
そういう癒着がたぶん、面倒くさいんだろうと思う。

そのトランプ大統領が、

人としてどうかとか、大統領としてどうかとか、
そういうことは別にして、
その存在が静かに照らし出しているものが
どうも気になるのである。

一言で言えば、

〝自分の主張を疑わない人々の恐ろしさ〟
みたいなものだ。

〝民主主義〟とか〝自由〟とか〝平等〟とか

いわゆる「先進国」では、
「正義」であると信じられていることを笠に着て、
ひたすら相手を攻撃する姿勢。
絶対に安全な立場(だと思いこんでいる場所)から、
容赦なく相手を痛めつける姿勢。

嘘つき呼ばわりされたメディアがトランプ批判をする時、

あるいはセレブたちが反トランプ的コメントをする時、
冷静を装えば装うほど、
なぜかそういう
〝自分の立場の正しさを露とも疑わない人たち〟の
いやらしさや恐さみたいなものを感じてしまうのだ。

これは、ほかの大統領の時にはなかったものである。


そして、この感覚って何かに似ているなと思った。

そう、テロ絡みで世界で問題になっているが、
そもそもテロとは無関係に存在していた
キリスト教文化のイスラム教文化に対する抑圧に
とても良く似ている気がするのである。

かつて資本主義国は、自分たちが

共産主義国よりも優れていると思っていた。
今は、キリスト教文化国が、
イスラム教文化国よりも優れていると思っている。

それはもう当たり前のように刷り込まれているので、

キリスト教文化という視点で見ていることも忘れている。
あるのは「正義」という視点だ。
日本人だって他人事ではない。
欧米諸国の文化的影響を受けているから、
キリスト教には馴染みがあってもイスラム教には縁遠いのだ。

その結果、イスラム教に無言の圧力をかけ、追い詰め、

〝窮鼠猫を噛む〟的に反撃をされると、
(そうするように仕向けているのかもしれないが)
テロリズムだと言って、さらに強力に弾圧する。

ああ、こういうの学校のイジメとかでもあるな。

イジメとは言えないような軽い嫌がらせや無視をくり返し、
相手を精神的に追い詰め、キレさせ、
ぼくたち/わたしたちは何もしていないのに、
突然暴力を振るわれたとか言って被害者ヅラをするという。
そして
「多少のいざこざはあったかもしれないが、
 とにかく暴力はいけない」
の一点で
イジメられた方が重く処罰されてしまうという図式だ。

選挙戦の時もそうだったが、

メディアが騒いでいるほどには、
今でもトランプ大統領は嫌われていないと思う。
既存の権力や手順を無視しているので、
危なっかしい舵取りであることは確かだが、
結果的にトランプ大統領は、
〝正義を振りかざす恐さ〟をあぶり出している気がする。


2017年5月17日水曜日

久しぶりのアイロンプリントTシャツ

ウクレレ仲間の一人が、
別のグループでステージに立つことになって
できるだけ安く、オリジナルTシャツを作りたいと
あれこれネットやお店で調べていたのだが、
一見安く作れそうに書かれていても、
試算してみると意外と高いものになったりして、
決め兼ねているという相談を受けた。
  
6月初旬の発表に間に合わせたいので
時間もあまりないのだという。

それならとオススメしたのが、
アイロンプリントである。
教員だった昔、毎年夏になると
一般向けの体験講座みたいなものをやっていたのだが、
そこで「オリジナルTシャツ作り」の助手を
担当したことがあった。

当時でもすでにアイロンプリントはスグレモノで、
発色は驚くほどきれいだし、
アイロンによる転写は実に簡単だし、
Tシャツの生地との一体感も十分だし、
洗濯しても色落ちしたり剥がれたりしなかったのだ。

その方は、パソコンはあまり得意ではなく、
アイロンプリントも体験したことがなかったので、
ワタシが、イラストをフリー素材から選び、
チーム名を入れてレイアウトし、
アイロンプリント用紙に印刷してお渡しした。
  
それを自宅で白地のTシャツにプリントしたところ
(予想通り)美しい出来栄えとなり、
その方含めてメンバー一同大感激したという。
自分で作ったっていう感じも良いんだと思う。


というわけで、ワタシは〝印刷屋さん〟と化して、
残り8人分の用紙印刷をすることになった。
でも、そんなことは容易い御用なのだ。
相談された一件が、
こうして皆さん喜んで落着するというのが
うれしいのである。

それにちょっと自分でも
オリジナルTシャツを作ってみたくなった。
いろいろ抱えている仕事が一段落したら、
今年の夏用に作ってみようかな。

  

2017年5月15日月曜日

実写版「美女と野獣」

な〜こに誘われて、「美女と野獣」を見に行ってきた。
前知識ゼロで、アニメ版「美女と野獣」も未見。
だから冒頭ベルが歌い出し、
ミュージカル仕立てな作品だとわかってびっくり。
  
そこから怒涛の展開で2時間あまりを突っ走る。
ストーリーはシンプルだが、
とにかく音楽と映像で
とことん楽しませてくれる映画だった。

まず、とにかくエマ・ワトソンが良い。

美しく可愛らしいのだが、
扮する〝美女〟ベルは古い村社会の中で、
自分の生き方を貫く〝fearless〟な女性という設定だ。
このギャップの萌えポイントが高い。
その〝のけもの感〟が
野獣との共感・理解に繋がるという設定も良い。

さらにお城の内部のコントラストのくっきりした映像。

豪華絢爛な部屋を照らす、ろうそくの明るさと闇の暗さ。
CGの色味にチューニングしたような画面の濃密さに
リアルな人間たちがうまく溶け込んでいる。

そもそも中世フランスが舞台なのに、

宮廷に多くの黒人がいるという〝忖度し過ぎ〟な違和感。
外見で人を判断してはいけないという戒めなのに、
それを実行したのはベルの方で、
王子は美しいベルを愛したという物語的な矛盾。
CGに色味をチューニングしているせいか、
逆に雄大な自然の風景や村の巨大セットが
リアルに見えない(CGに見える)という悲しさ。
CGによる〝生きている〟家具や食器やCG合成〝野獣〟が、
キャラクターとして魅力的なのに対し、
魔法が解けて現れた人間の残念感。
(魔法が解けてよかったね、という気持ちがわかない…)

と、ツッコミどころや、?な箇所はあるのだが、

CGを駆使したサービス満点の豪華絢爛な映像美と、
生身の人間によるミュージカル仕立てのショータイムと、
CG的な動きのぎこちなさも込みで
異形の者としての存在感があった野獣と、
やっぱりエマ・ワトソンの魅力とで
ぐいぐい持っていかれてしまったのだった。



「ばら苑」と「日本民家園」

5月11日〜28日の期間限定で
「生田緑地ばら苑」が開苑されると知って
な〜ことバラを見に行ってきた。
生田緑地という広大な緑地にある施設の一つである。
入場無料なのが申し訳ないような豪華さだった。

とにかく広い。
バラの種類も多く、色も形も多彩だ。
そんな美しい庭園が、
山の中に忽然と姿を現すのである。
でも周囲にはどこか廃墟感が漂う……。

それもそのはず、実はこの場所
2002年に閉園となった〝花と緑の遊園地〟
向ヶ丘遊園地」の施設の一つだったのだ。
このばら苑だけが、当時のまま残されていて、
バラが咲く春と秋に、
期間限定で公開されているのであった。
  


最初は「ばら苑」だけを見る予定だっただが、
近くに「日本民家園」という施設もあることがわかり
そちらにも足を伸ばした。
  
ここがまた素晴らしかったのだ。
文化財建造物が、なんと25件も移築保存され、
さらに山里のような風景が広がっていたのである。
まるで過去にタイムスリップしたような感覚。
  
一、二軒の古民家がある場所は多いが、
風景全体が〝昔の田舎〟になっていると
インパクトが全然違う。
さらに数軒が内部公開され、囲炉裏に火が入っていたのだ。
ああ、超懐かしい囲炉裏端の様子と炭が燃える匂い。
そしてだだっ広さと薄暗さ。
  
父の実家や父方のおばの家が、
奥まで土間が広がるこんな家だったので、
子どもの頃に遊びに行った記憶が甦る。


これだけでも十分満喫した一日と言えるのだが、
この日はさらに二人で映画も見たのだ。
ディズニーの「美女と野獣」。
それについては次の投稿で。

ああ、充実した、楽しい一日だったなぁ。



2017年5月13日土曜日

「リンゴの丘のベッツィー」初稿完成

長い道のりであった。
そう簡単には20冊という節目を
迎えさせてもらえないということか。
でも、大きな山をやっと越えたなぁ。

図版は二種類のものを使う。
モノクロが全部で24点。
タッチは全然違うのだが、
ベッツィーの描き方が似ているから、
一緒に使ってもそれほど違和感がない。

来週水曜日以降に、
またパンフレット表紙のCG作業が始まる。
その前に一段落できるのはうれしいなぁ。

予想以上に翻訳に時間がかかったが、
実際、密度の濃い文体だったから
この間、今までより集中力を欠いたような
残念な印象はあまりないのだ。

それよりも、
不調のMacを買い替えて、
おニューのMacの作業環境を整えて、
ウクレレも楽しんで、
CGのお仕事もがんばって、
お花見もして、〝新緑狩り〟もして、
けっこう充実した日々を送っていた気がする。

もちろん体調はずっと低空飛行だから、
その時々では、自暴自棄っぽくなったりするが、
そこは、な〜こがしっかりケアしてくれるのだ。
な〜こがいないと、今のワタシは何もできないのだ。
  
振り返ればこの「ベッツィー」だけじゃなく、
ずっとそんな日々を重ねてたどりついた
20冊目なのである。

5月中に出版までこぎつけたいなぁ。

2017年5月12日金曜日

ウクレレで「イマジン」

ジョン・レノンの名曲「イマジン(imagine)」を
ウクレレソロで弾けるように譜面にしてみた。
  
ポイントはピアノのイメージが残るように
コードを分散和音にしてみたところかな。
メロディがコードに埋もれているので、
意識して音を大きめ弾きたい。
  
high-G(レギュラー)チューニング用です。
今度、教室に持っていってみようかな。




2017年5月10日水曜日

CMの企画書が送られてきた!

望林堂の書籍をCMに使いたいというお話を、
企画書が添付されたメールでいただいた。
なんか、すげえ!

良く読めば、大本のパブリックドメインデータで

問題なく作れてしまう企画で、
望林堂にご相談いただく必要など何もなかったので、
その旨を返信メールでお伝えしておいた。

しかし、拙翻訳書が

CMを作っている広告関連会社の人の目に留まったことが
なんだかとてもうれしいのである。
それなりの広がりが出てきたみたいな感じがするなぁ。
  
いろいろな場所で、少しでも話題になってくれると
長期に英文と格闘している苦労も、
少しずつ報われるかもしれない。

ちなみに「リンゴの丘のベッツィー」は

残すところ10ページを切り、
今クライマックスを翻訳中である。
今月中に出版できると良いなぁ。

地味だけれど、ほっこりする良い話である。

  

2017年5月9日火曜日

花粉症の季節が終わったのに不調なのだ

やはりなんやかんやで
今年も鼻炎薬をGWまで飲んでいたのだった。
でもやっとそれも終わった。
ようやく薬なしでも
花粉症の症状に苦しまなくなったのだ。
ああ、長かった……。

でも今は睡眠がガタガタなのだ。
いきなり暑い日が続いたりして、
自律神経が狂っているのもあるだろう。
超眠くなる鼻炎薬を
一月末頃からほぼ毎日飲み続けていたのを
断薬した影響もあるだろう。

とにかく、寝付きが悪く、
寝たと思っても夜中に目が覚め、
ひどい時は、小一時間眠れなくなったりするのだ。
少しずつ落ち着いていってほしいものだなぁ。

今日は火曜ウクレレ教室の日であった。
「フラガール」のソロを一人ずつ弾いた中で、
ワタシの演奏が〝完璧〟だったと、
講師の先生や生徒のみなさんから
お褒めの言葉を頂いた。
ありがたいことである。

こうやって良いこと悪いこと半々で、
日々が過ぎてゆくのであろう。
願わくば、少しで良いから
良いことの割合が上回ってくれると、
悪いこともどうにか乗り越えられるというものだ。

明日は今日より元気になりたいな。
少しで良いからね。

2017年5月7日日曜日

「昭和」と「ムーミン」とパイヤールのケーキ

西武デパートでやっていた2つのイベントに、
な〜こと一緒にお出かけ。
  
まずは催事場で行われていた
「うまし、なつかし昭和ホリデー」。

〝昭和〟と言うことで……

ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブン
ブリキのおもちゃ
ソフビ人形
少年マガジン(ジャンプではない!)
ブリキの看板
オリエンタルカレー(ハヤシもあるでよ)
などを売るブースが、
狭い催事場にひしめき合っていた。

ああ、懐かしい……。



ダイヤル式チャンネルのテレビ

ちゃぶ台の後ろにはメトロン星人
  
やっぱりウルトラQのカネゴン

こんなバッグを持っていたような……。
  

お昼はハンバーグ丼とオムライス

続いて別館で行われていた
「ムーミン マーケット 2017」。
服からバッグから小物や食器や文房具まで、
ムーミン・グッズが山ほど置かれていた。
記念写真スポットやムーミン一家の家もある。


グッズの中で一番気になったのが腕時計。
Smart Canvasという
スクエアタイプのデジタル・ウォッチだ。
   
時間ごとに絵柄が変わるというのだが、
この絵がオリジナルのものなのが良いのだ。
変に媚びない、可愛すぎない、
クールで、ほのかにコミカルな絵である。
  
  
帰りがけ、ワタシの誕生日祝にケーキを買う。
チョコレート専門店パイヤールの
〝ベークドチーズケーキ〟と〝ルーブル〟。
  
ああ、いろいろと美味しい一日でした〜!