ショートステイから戻ってきた母さまを
見守りつつ
片付けをしたのだ。
階段に上り下りできる〝道〟を作り…
部屋に通り抜けできる〝道〟を作り…
あちこちに散乱していた新聞をまとめ…
下水のような異臭を家中に放っていた
かなり長く放置されていたと思われる台所シンクを
ブラシと金タワシとスポンジで掃除して…
母様の今後のショートステイ計画も立ち、
気持ち的には中々充実した一日であったが、
一夜明けたら、腰やら背中やらが痛い…。
中腰での作業が多かったからだな。
今日はからだを休める日にするのである。
今年92歳になる
昨日突然錯乱あそばされて、
実家の庭の植え込みに倒れているところを
近所の人が見つけて家に入れ、
どうにか連絡先を聞き出して
ワタシに電話してくれたのだ。
そして、そのまま付き添いながら、
ケアマネさんや主治医にも連絡を取ってくれた。
何とありがたいご近所さんたちだろう。
2時間近くかけてかけつけると
ケアマネさんがいてくれて、
事情を聞いた上でバトンタッチ。
行きがけに買った菓子折りを持って、
お世話になったご近所さん宅をまわり、
お礼をしながら事の次第を確認。
でも母さまの頭の中では
事実とまったく違う話が作られているようで、
興奮したように何度も何度も
「今日の出来事」を話してくれるのだ。
確かに最近、
ワタシが訪ねていっても
「どちらさま?」状態が続いていたが、
生活は穏やかだったのに、
妄想に導かれて家の外に出てしまうという、
今までにない〝事件〟は初めてだったので、
今後どうするかを
ケアマネさんと相談して決めることになっているが、
やはりケアマネさんが言っていた
介護施設ショートステイで様子見となりそう。
■母さまの頭の中の物語。
ワタシが「今日は忙しい」と言いながら朝バタバタと仕事に出て行った後、隣の部屋にいるお父さんの様子を見ようとしたら家からいなくなっていて、見ていたテレビ番組の、浅草の中継に出ていた。徘徊だ、大変だ、と思って外に出てみたら、庭の植木の間で裸のまま倒れていた。それを見て「お父さん!お父さん!」て騒いでいたら、近所の人たちが集まってきて、家の中に運び入れてくれた。こんなにビックリしたことはないよ。
同居していて忙しく朝出ていくのは
ワタシではなく、ワタシの弟。
父は8年前に他界している。
隣の部屋にいる父は
脳梗塞で長年ほぼ寝たきりだった頃の父らしい。
でも、確かに錯乱しているんだけど、
暴れたり、攻撃的になったりはしていないから、
せん妄ではないような気がする。
やっぱり認知症だろうなあ。
かれこれ5年くらい前から、
実家1階のエアコンが壊れ、
高齢の母さまの生死に関わる問題だと、
毎年弟に、喧嘩になるくらい何度も強く
買い換えを迫っていたのだが、
結局、CDとパンフレットで
ゴミ屋敷のようになった部屋を片付けられず、
その結果、業者に取り付けに入ってもらえず、
実家は毎年、エアコン無しで
猛暑を過ごしてきたのだ。
2年前くらいから、
2階のエアコンを「強」で運転し、
サーキュレーターで1階に冷風を降ろすという
苦肉の策でどうにか暑さをしのいでいたが、
弟が動かないことにはそれ以上どうにもならず、
何か打つ手はないかと思っていたのだ。
今年のお盆には強力サーキュレーターを買って
少しでも多く冷風を1階に送るようにしたのだが、
その後ネットを見ていて、
窓用エアコンが使えることに気づいたのだ。
前から窓用エアコンは知っていたのだが、
いわゆる腰高窓にしか使えないと思っていたのだ。
ところが、延長取付枠というものを使えば、
掃き出し窓でも使えることが分かったのだ。
ということで、さっそく
エアコンと延長取付枠を購入して、
実家でエアコン取り付け作業を行った。

久しぶりの実家詣でで、
ついでにサーキュレーターを持っていって、
壊れて冷房がきかないエアコンに代わりに
サーキュレーターに活躍してもらうことにしたのだ。
使えるエアコンは2階、
壊れたエアコンがある居室は1階だから、
冷たい空気が下に下がる性質を利用して、
2階から1階に、冷気を大量に送り込もうという
次善の策である。
夏場は24時間フル稼働の予定だ。


11月16日は、父上の6年目の命日であった。
夜中にタクシーを飛ばして
実家近くの病院に明け方到着したあの日から、
6年が経つのである。
仏教は7が基本(初七日、四十九日)だけど、
神道は10(十日祭、五十日祭)が基本で、
神道の式年祭(法事)は、
一年祭、三年祭、五年祭、十年祭とやるのだが、
仏式は数え年だけど、神道は満で数えるから
父上の場合、本当は去年が五年祭だった。
まあ、もう関係者がみんなお年だし、
母君も90歳にならんとしているから
日々の暮らしで精一杯なので、
式年祭は無しで、
内々でのお墓参りだけで
済ませてもらったのだ。
でも、お墓参りには行ってこようと思う。