2014年5月31日土曜日

ずっとダウン状態を乗り切った今週

疲れがたまっているのだ
端的に出るのが目と首である

目は涙が出にくくなりパサパサして来て
奥がじーんと重くなる
首は左右に痛苦しくなるポイント(ツボ)があって
ひどくなると頭痛と吐き気を引き起こす

昨夕から特に首の方がキツくて
頭痛がひどくならないようにと早寝して
夜中に3回ぐらい目が覚めたんだけど
その度ごとに

(あぁ…まだ頭痛が引いてくれないのか…)

と思って寝返りを打つみたいな感じであった
熱にうなされている病人みたいだ

というわけで社会人1年生の自閉くんとの
週末恒例バス写真撮影散歩は
今日は無しにしてもらい
近くのレンタルショップでDVDを借りて
帰り道でコンビニ弁当を買っただけで帰ってきた

それでも
どうにも動けず唸りながら寝込むわけではなく
こうして曲がりなりにも動けるのは進歩である

思えば今週は火曜日からダウン状態が続いていたのだった
そこを昼寝などを入れながら
毎日1万歩動き回る生活を続けたのだから
がんばったのであるワタシなりに

母サマの退院関係の“お仕事”は当然として
オリジナル名刺を作ったり
ウクレレのコードチェンジプリントを作ったり
気合いとアイデアにまかせて+αな“お仕事”もこなしたのだから
自分を褒めてしんぜようではないか

これでようやく「ケンジントン公園のピーター・パン」翻訳に
集中できるのである
頭痛と闘いながら6月中の発行を目指すよん

2014年5月30日金曜日

ホーポエのコードチェンジ表を作ってみた

たぶん今年の発表曲になる「Hopoe」を
講師の先生が歌いやすいようにと移調して下さったのだが
ウクレレ演奏の方は逆に難しくなってしまったのだ
コードの押さえ方が大変なのだ
連続セーハ登場なのである…

ということでメンバーンの皆さんも
秘かに苦労しているようなので
フッと浮かんだ「セーハ無しバージョン」を
プリントにしてみた

講師の先生がいらっしゃるのに
あんまりこうやって自作プリントを出したくはないんだけど
やっぱり発表に向けては全力を尽くし万難を排したい

みなさんも先生も
喜んでくれると良いなぁ


今日は実家へ昼食&夕食を買って届け
火曜日からの連日一万歩を更新した

戻って来たら頭痛で
眠ってもまだ頭痛である
もう今日は寝ちゃうよん



ArtDeliでの販売が決定!

デザインフェスタをきっかけに
ArtDeli(アートデリ)という
グラフィック・アート通販サイトで
ワタシのCG作品を取り扱っていただけることになった
今日先方に出向いて打合せをしてきたのだ

その特徴は

・30cm×30cmのLPジャケットサイズ(懐かしい!)
・軽量木材の木枠を使用
・本物のキャンバス地を使用
・精細で色鮮やかなプリント品質
・UV加工で色褪せしにくく耐水性もあるインク



ピザボックスタイプの箱に入っていて
すぐに壁に掛けたり卓上に立て掛けたりできる手軽さと
商品品質の良さが魅力である
特にカラープリントの発色の良さは素晴らしく
普段の光沢紙のテカリが気になっていたワタシ的には
鮮やかだけど落ち着いた色がとても気に入ってしまった 
早く自分のCGで作ってもったものを見てみたい
自分でたくさん買っちゃいそうである

手軽さが売りなのでお手頃価格に設定されているから
売れたとしても儲けは微々たるものである
でも自分のCGがこういう商品になることがまず嬉しい

オリジナルはすべてAサイズなので
そこから正方形にトリミングして使うことになるのだが
取りあえずトリミングして商品イメージにしたものを
先方に作ってもらって検討ということになった

早くサンプルが出来上がらないかなぁと
気持ちはもうはやるばかりである
今までは自分ひとりで地道に売っていたわけだけど
上手くいけば初の「コラボ商品」になるのだ
楽しみだなぁ

2014年5月29日木曜日

世界を救う夢

誰も知らないうちに
誤作動したアメリカの核ミサイルの発射スイッチが入り
もうすでにカウントダウンされているのである
目標はワタシたちの日本
もう発射まであと10秒しかない
パソコンを触っていたワタシはたまたまそれに気づいて
ウソだろと思いながら「延長」ボタンを押す

するとカウントダウンの数字は変更され
さかのぼるように残り5分から再開する
これは冗談だと思いながらずっと気になっていて
しばらくしてからやっぱり本気で止めなけりゃと思う
カラダが急に緊張しだし集中力が増して来る

おそらく残り時間はすでに1分ぐらいか…
何か“普段の”仕事をしているのを中断して
ワタシはパソコンルームに走り出す
事の重大さに気づいたのか
何も言わずに右側を並走してくれる男性は
電気技師のような作業服を着ている
おそらくパソコンやネットワークの専門家だ
無骨で実直そうな中年の男性である

後ろからもう一人追いついてきて
ワタシの左側を女性が走る
ショートカットの若い人で事務員のような服を着ている
普段はパソコンとはまったく関係ない人だったけど
実はそういう特技を持っていたのか…
いや…実はこの日のために潜入していた工作員かも…

まるで戦隊もののヒーローが敵地に乗り込むかのように
ワタシは両側に頼もしい助っ人を得て
ワクワクしながら走っているのである
でも残された時間はあとわずかなのだ

その頃ちまたの小学生たちが
大人よりも先にミサイルの事に気づき
子ども同士のネットワークで伝え合う
ケータイでもスマホでもなく
LINEでもTwitterでもfacebookでもなく
実際に会って直接伝えるという超アナログな方法だが
それは瞬く間に全国の子どもたちのネットワークになり
伝えることで何かがつながった結果
ネットワークは文字通り実体のある防御ネットとして
核ミサイルから自分たちを守る盾となる

がんばれ子どもたち!
ワタシも仲間と最後の最後までがんばるから!
みたいな…

ちょっと昭和な匂いのする
SF巨編な夢だった
「延長ボタン」というのが良いねぇ

ちなみに並走していた二人の仲間は
現実世界でもアニメなどの空想世界でも
まったく見覚えのない人たちであった


2014年5月28日水曜日

母サマ無事退院

緑内障手術からあっという間の1週間だ
今日は朝から退院の付き添いである
ベビーシッターさんに
こどもが朝家を出るまでの30分間だけ来てもらって
ワタシは8時前に出発して
病院まで1時間半の旅に出た

病院に着いたら退院時間10時に合わせて
さっそく“撤収の梱包”である
母サマにはゆっくり病院着から着替えてもらって
下着に薬に靴に洗面道具に書類をカバンに詰めて
部屋を引き払ったら1階に下りて会計の支払をし
電話でタクシーを呼んで一休み

タクシーが来たら小一時間乗って自宅へ戻り
結局昨日実家へ片付けに行った際に
弟クンが廃墟と見まごうばかりに
新聞やらCDやらチラシやらを
散らかしっぱなしだったのを片付けた
いつもの居間に上がってまた一休み

それからバッグの中のものを
家の元々合った場所に戻し
飲み薬&目薬を所定の位置に起き
洗濯物を洗濯機にかけ
お昼ご飯のお買い物に出た
バッグの中味はすぐにやらないと
そのままずっと触らなくなるから
疲れていてもやるなら今なのだ

買物から帰ってきて一緒にお昼を食べて
出来上がっていた洗濯物を干して
やっと本日のお仕事が終りである

いやあ疲れた…
でもとにかく一仕事終ったのだ
母サマもまだ手術した充血はしているけど
明るくよくしゃべって
精神的にマイっていないようなのがありがたい

ワタシはちょっとまたダウンである
でももうダウンしても良いのである

2014年5月27日火曜日

ちょっとダウン…

ウクレレ・レッスンがあると
カラダがダルダルで気力が萎えていても
とにかくわが身を引きずるようにしてその場に行って
火曜日の今日なら1時間ウクレレを搔き鳴らせば
それなりに動こうという気になって
実家まで1時間半かけて行って来れるのである

でもそれがなかった今日はダウンしてしまった…

気持ちだけは1時間半かけて病院に見舞いに行こうとか
いやいや同じ時間かけるなら実家に掃除&洗濯に行こうとか
とにかく昼過ぎには動こうと思っていたんだけど
カラダが動かないのであった

迷っているともダルダルだとも言う前に
ちょっとしたメールのやり取りから
そんな悶々としているワタシのことを見抜いて
な〜こが

「どうせ明日、退院の付き添いで
 病院もご実家も行くんでしょ?」

とメールで言ってくれたので
それなら無理しなくて良いかという気持ちになって
やっと気持ち的にも楽になれたのだった

ワタシは誰に義理立てして
誰の目を必要以上に気にして
こうして自分を追い詰めてしまうんだろうかねぇ
世間の皆様か?それともお天道様か?

そうして無理して
さらに動けなくなってさらに自己嫌悪になるという
見事な負のスパイラルである

今日はだらだらしよう
と言っても翻訳は進めちゃうんだけど

2014年5月26日月曜日

明日のウクレレ音楽教室がお休み

今日留守電に楽器店から連絡が入っていて
明日のウクレレ教室がお休みということになった
でも店員さんの滑舌と電話との距離が悪く
休みであることは分かったがその理由が分からなかったので
こちらから電話してみたところ

「明日のレッスンは講師の先生の体調不良で
 お休みさせていただくことになりました。」

ということだったのだ

ワタシの方が都合で参加できなかったことはあったが
先生のご都合でレッスン自体が中止になるのは
始めてからほぼ1年になるけど
今回が初めてのことだ

いやあ大変なお仕事だと思う
レベルの違う人が一緒のレッスンで
毎回参加者も参加人数も揺れ動いているんだから
結構ストレス溜まると思うのだ
そんな中であれこれ工夫して
譜面なども手作りで用意して
参加者全員にそれなりに満足感を与えるのである

これはやっぱり演奏が上手いとかいうのとは別の
教える力っていうものが必要だよなぁ
明るさと忍耐力と
コミュニケーション能力と
スケジュール管理能力と教材作成能力だな…

さてワタシ的には
週1回のウクレレ時間が無くなって
ちょっと寂しいのである

でもそれなら一層こと母サマの病院へお見舞いに行って
予定通り水曜日に退院できそうか
様子を見て来ることにしようかなとも思う

明日は午前中まで雨で
その後もスッキリしないお天気のようだ
でも昼間は雨が上がるようだから
ちょっと病院まで遠出するのも苦ではなさそうだ

運動不足解消にも少し動きましょうかしらね

ピーターとお母さんの場面が泣ける…

「ケンジントン公園のピータ・パン」の翻訳も
前半部分の佳境とも言うべきところである
赤ん坊のまま家を抜け出し
人間になることができなくなったピーターが
再びお母さんに会いに戻って来る場面である

部屋の窓は
かつてピーターが鳥のように飛び去った時のままで
開け放たれているのだ
お母さんはそこで眠っている
妖精の力を借りて空を飛んで戻って来たピーターは
静かに部屋に入るとベッドの足元に座って
眠っているお母さんを見つめるのだ

相変わらず長い文章に長い段落
会話が無く変化の少ない文章
つまり映像的には長回しの無言劇/一人芝居である
でもこれが泣けるのだ
お母さんの思いとピーターの思い
でも公園での自由な生活も捨て切れない
ピーターの幼い葛藤
それをベタベタさせない
客観的な冷めた堅い表現で綴っていくのだ

ほんのちょっとしたことで変わる運命
他愛ないようなことで移り変わる感情
そうしたことを見せてくれる名場面だ
そしてラストで強調される
「この次というものは無い」という言葉

涙を流しながら眠っているお母さんに
ピーターは笛で子守唄を奏でてあげるのだ
でも起こさないのだ
自分が戻って来たことも告げないのである
切ないなぁ

などと思いながら訳すこともあれば
この「花がピンを貸してくれる」ってどういうこと?
とず〜っと調べたり考えたりして
結局分からないままだったりもしているのである

いやぁとにかくのめり込むので疲れる
疲れるけどそれだけのめり込むことで
一応生活が充実している感じがするなぁ

デザインフェスタ no.40出展申込み完了!

やっぱり年に2回ぐらいイベントがないと
永遠に続く単調な日常には耐えられない気がして
デザインフェスタ no.40に出展申込みをしたのだ

今度は1人で頑張らねばならないし
出展料も安くなるから
Sブース(畳一畳分)にもちょっと魅かれたのだが
展示/ポストカード/A3プリントとお店を広げるには
やっぱりSブースは狭いのだ

それにSブースは自分が落ち着いて座っていられる
十分なスペースもない
これだともし今回みたいに体調がキツくなってきても
ゆったり座っていられないし
お客さんとの距離が近過ぎて相当苦しいだろう

そして日数も今回と同じ土日両日
1日だけという案もあったのだが
やっぱり参加するからには味わい尽くしたい

それに土曜と日曜とで
どちらがお客さんが来てくれるかは分からないのだ
今回に関していえば
土曜は画集がたくさん売れたけど
日曜はパタッと画集が売れなくなり
その代わりにA3プリントがたくさん売れた
そんな感じなので
1日だけだと後で悔やむ気がしたのだ

1人で参加だと気持ちを切り替えてみると

どれほどな〜こに頼っていたかが良く分かる
実際は準備段階でまた頼ることになるだろうけど
当日2日間は初の単独チャレンジである
そこまで自分が復活していることを信じよう

と…意気込んでいるのですが
あくまで申込みが完了しただけで
6/17(火)に届く当落の結果待ちだから
意気込んだ結果空振りってこともあるのだよなぁ
それもまた人生である



2014年5月25日日曜日

デザインフェスタ no.40受付期間なれど

デザインフェスタ no.39から
あっという間の1週間であった

そしてDESIGN FESTA vol.40の申し込みが
すでに始まっているのであった

開催日程:2014年11月8日(土)〜11月9日(日)
応募期間:2014年5月23日(金)12時 〜 6月3日(火)19時
当落発表:2014年6月17日(火)

1週間前の興奮も冷めやらぬ中で
参加したいのはやまやまなのだが
今迷っているのである

ある程度の黒字のメドがやっと立ったところなのだ
今までは持ち出しイベントだったから
頭のどこかに
稼ぎが無いのに赤字覚悟で大騒ぎしている場合か…
というようなちょっとした後ろめたさがあったのだ

それが今回得た手応えで
もっと前向きに参加できそうな感じになってきたのだ

ただどうしても体調的な不安が残る
やるなら二日間やりたいけど無理かなぁという気もする
半年先だからさらに体調が良くなっていて欲しいけど
そのあたりは不透明だ
ボロボロだった12月クリエーターズマーケットという
苦い経験もあったし

さらにな〜このサポートも
次回は得られないことが分かっているのだ
これはイタい…精神的にも体調的にも
大きな支えになってもらっているからなぁ

さらにさらに
昨年女装したホイケがその2週間前にあるのだ
このホイケは否応無く全力投球完全燃焼の日なのだ

デザインフェスタ no.40は参加を見送るか
お手伝いしてくれそうな人を探して二日強行するか…
(見つかる保証は全然ないのだけど)
それとも土曜日か日曜日の一日参加にするか
その場合は荷物運びは行きも帰りも郵送に切り替えるか
まだ決めかねているのである

さてどうしたものか…時間だけが過ぎていく…


いろいろなことをやっているけれど

ウクレレで女装してみたり
CGでアートフェスタに出てみたり
今度は翻訳本を出版してみたりして
その度に
お化粧道具やお化粧方法をアドバイスしてもらったり
準備のお手伝いとブースのお伴をしてもらったり
原稿の校正作業をしてもらったり
な〜こには実に良く協力してもらっているのである

“お互い高め合う”みたいなことを言っているカップルを見ると

うげぇ〜って思ってしまうワタシなので
一蓮托生みたいなベタベタしたのは嫌いなのだが
な〜ことはそれぞれ好きなことをやっていて
必要なら相手のお手伝いするという感じなのだ
あ…ワタシはな〜このお手伝いはしていないかな…

それは
一緒にいて楽しいねっていうのが基本にあるからで
そこはもう盤石って感じである

でもこうやってあれこれやっているのを

な〜こが楽しんでいてくれると良いなぁと思う

何がやりたいんだか分かんないよ〜とか

あれこれやらされて面倒だなあ
じゃなくて
自分の世界と違う世界を見たり触れたりできて
次に何が始まるのか分からなくて
なかなか面白いぜって思ってくれるとね

そう思ってくれているとは思うけどなぁ


2014年5月24日土曜日

デザインフェスタから新しい展開か?

デザインフェスタでブースに来ていただいたのは
個人のお客様たちだけではなかった
ギャラリー関係の方やホール&サロン関係の方
そしてアートに関係した活動をしている方や
メタルイベント用のTシャツ素材を探して
なんていう方もいらしたのだ

そんな中で

いきなり胡散臭そうな(申し訳ない)数人の人たちが
ワーワーと騒ぎながらズカズカと
ブースの奥まで入ってきたことがあった

業界人っぽいどこかチャラチャラした服装と話し方で

ちょっと引いてしまったワタシは
周りから見たらオドオドしていたかもしれない

でも実はネットでアート販売をしている会社の方々で

それもキャンバス地と木枠を使っていながら
ポップでカジュアルな感じが魅力の
多彩な商品を展開していたのである

実は前々から自分のCGをキャンバス地に印刷してみたかった

写真印刷用光沢紙で印刷しているから写真ぽいわけだけど
キャンバス地に印刷してみたら
ちょっと油絵っぽい感じにならないかなとか
秘かに思っていたのである

方法はあった

Tシャツなどに使うアイロンプリントで
キャンバス地にプリントするというものだ
でもまだ試したことはなかったのだ
まさにそんな絵が出来上がりそうなのである

来週そのためのコラボ打合せを持つことになった
胡散臭いだのチャラチャラしてるだの
まったくもってゴメンナサイ

さてどんな顔合わせ&打合せになり

どんな展開になるか
ドキドキしながら待つことにしよう
詳細はその後にお伝えできると思う次第だ

2014年5月23日金曜日

「ケンジントン公園のピーター・パン」は難物である

一見すると分量は少ない
ところがこの翻訳作業がなかなか進まない

まず極端に会話が少ない
会話部分があっても改行せずに
地の文の中で終らせてしまう

それから段落分けもとても少ない
つまり一段落がやたらと長く
本来なら段落を分けた方が良いような
いくつかのトピックが含まれていたりする

大きな事件が起きない
だから特殊な状況に置かれた
鳥と人間のどちらにもなれないピーターの
幻想的なんだけど妙にリアルな生活が
淡々と描かれているのだ

だから分量が少ないように思える割に
中味が濃く翻訳が難しく
頑張ったつもりなのに
思ったほどはかどっていないという
残念な感じになってしまうのである

ふう…今回も既刊の翻訳本や
ネット上の翻訳例などを参考にさせていただいているが
なるほどと納得する部分と
それは違うんじゃないかという部分とがある
だからここで決定版を作りたいという
大きな野心がむくむくと湧いてくるのだ

でも今日はもう疲れたな
よく頑張ったぞ…ページはあんまり進んでいないけど

またちょっと憂鬱な日常が戻って来たのだ

デザインフェスタというお祭りで
非日常の時間と空間に身を置いた2日間から
まだ1週間も経っていないけど
母サマの緑内障の手術も無事終って
平穏で手持ち無沙汰で
だからまた自己否定が頭をもたげてきそうな
ちょっと憂鬱な日常が戻って来たのだ

アートフェスタで自作CGがそれなりに評価されたり
Kindle本がそれなりにちょっとだけ売れたり
ウクレレ教室でそれなりに皆さんから頼りにされたりして
一度社会からドロップアウトしたワタシも
この社会に居場所があるのかもしれないなぁと
大分思えるようになった気はするのである

でもやっぱり自分で稼いだお金で生活していないという点が

とても大きな負い目になっているみたいである
自力で生活できないというのは
この歳の大人としてダメなんじゃないかと思ってしまうのだ

教員をしている時は不登校生徒の家庭訪問をしたりして
何とかまずはバイトとか始められるようにと
腐心したものだったけど
その不登校生徒と自分がダブってしまうのだから
やり切れなさは思いの外大きいのだ
  
しかし面白いと言えば面白いものである 
まさにその不登校生徒たちと格闘しながら
全力疾走していた頃は
どんなに疲れてもどんなに辛くても
ワタシはなんで生きているんだろう?みたいなことは
微塵も思わずに突き進んでいたのだ

今はもっと不安定で危なっかしいのであるが
だからこそ感じられる何かとか
だからこそ見える何かとか
だからこそ描ける何かとかが
あるような気もするのである

この危うさとうまく付き合って行きたいものだなぁ
まぁ取りあえずは多くを望まずに
ストイックに毎日を送ろう

2014年5月22日木曜日

Kindle翻訳シリーズ第五弾に着手!

実はデザインフェスタの前から
少しずつ作業を始めていたのだけど
Kindle翻訳シリーズとして
「素晴らしきオズの国」
「オズの魔法使い」
「ある子どもの詩の庭園」
「マリーゴールド・ガーデン」に続く第五弾として
「ケンジントン公園のピーター・パン」を出す予定なのだ

とは言ってもまだまだ翻訳は1/4にも満たない

これからぼちぼち進めていって6月中の発売を目指したい

このお話はネヴァーランドが登場する有名なお話の

前日譚といった内容の短いもので
人間だったピーター・パンが
あの不思議なピーター・パンになるところが
実在するケンジントン公園を舞台に
幻想的に描かれているのである

さらに魅力的なのが

初版に付けられていたアーサー・ラッカムの挿絵なのだ
不思議の国のアリスの挿絵でも有名な
あのリアルさとファンタジックさが同居した
陰影の深い独特なタッチで
不気味なくらい印象的なピーター・パンが
描かれているのだ



どうです?この赤ん坊がピーター・パンである

「夢と冒険のファンタジー」とか「大人にならない永遠の少年」
というようなイメージとはおよそかけ離れた
“異形”の存在って感じだ

「幻想的」っていうのは本来このくらい刺激的なのだと
思い知らされるような絵である
こんな魅力的な挿絵が数十点入っているのだから
ぜひぜひKindle本として世に出したいのである

もちろん内容も刺激的である

有名なピーター・パンの物語は「Peter and Wendy」という作品で
こちらは「Peter in Kensington Gardens」と言い
作者は同じジェームズ・バリーである
「Peter and Wendy」もディズニーのアニメーションとは違って
原作はもっとシニカルで不気味な雰囲気に溢れているけど
こちらはそれ以上と言って良いほどに
その内容も挿絵同様に不気味さたっぷりなのが魅力だ

まずはここで第五弾宣言することで

作業に拍車をかけることにしたい
急ぐことはないんだけども

今しばらくお待ち下さいませ
  
  

2014年5月21日水曜日

Kindle本「オズ」の二冊を改訂

Kindle本「オズの魔法使い」と「素晴らしきオズの国」の
改訂作業を進めていたのだが
昨晩から今日にかけて無事新版が販売となったのだ

「オズの魔法使い」は誤字訂正に加え
図版もよりきちんと整えてみた

さらに
ずっと気になっていた“瀬戸物の国”という訳を
“焼き物の国”に直すことにした
原文は“china country”なので「磁器の国」なんだけど
どうも(ジキノクニ)という音がピンとこないし
「陶磁器の国」だと逆に陶器&磁器で不正確かって気もして
“瀬戸物”という言葉に逃げていたのだ
でも日本の地名である“瀬戸”がついているっていうのも
それはそれで気になっていた
今回は「焼き物の国」とぼかして訳した
ということでこちらは第2版である

「素晴らしきオズの国」の方は
ファイルサイズが巨大なのが気になっていたので
図版の画質を問題ない程度まで下げることで
大幅にコンパクト化に成功した
もともと白黒図版が多かったので
今までの図版画質が贅沢過ぎたのだ
図版無しが第1版で図版を入れて第2版だったので
今回は第3版ということになる

これからもこうして修正を加えながら
より内容を充実させていきたいものである

そのKDP(Kindleダイレクト・パブリッシングチーム)から
一昨日メールが届いていた

このたび、著者、出版社の皆さまにより高品質の本を制作いただくため、本の変換・アップロードサイズを最大50MBから650MBに、本の中で使用される画像ファイルのサイズを最大127KBから5MBに変更いたしました。この変更により著者、出版社の皆さまにとって制作の自由度が上がることとなります。

これで図版データの巨大化&高画質化が進むのかな
いやむしろこれって今はまだ不可能な
動画コンテンツの埋め込み解禁への布石かもしれない

今頃母サマは緑内障手術中

昨日は入院に付き添って病院に行って来た
手術自体は40分〜1時間くらいのものだけど
前日の昨日午前中に入院で
今日の午後に手術で
一週間後に退院という流れなのだ

昨日は入院手続きを行い
部屋まで一緒に行って
持ち物をベッド脇の棚に入れるのを手伝って
手術前検査が始まる前に帰って来た

今日はウクレレもあるし
子守りもあるし
まだまだ疲れも残っているので
弟クンにお見舞いを任せて
ワタシは明日お見舞いに行くことになっているのだ

それぞれにそれぞれの生活があるのだから
必要以上に騒ぎ立てる必要もないだろうと思う

母サマにとって一番大変なのは
入院準備生活用品を揃えることと
入院手続きで書類を書いたり出したりすることだけど
それは手伝ったわけだから
手術そのものに付き添って
廊下で待っていたりしなくても良いだろうと思ったのだ
本人はもちろん不安だろうけど
でも命に関わるような手術ではないのだし

そうは割り切ったつもりでも
朝は「眠れたかなぁ」と思い
昼は「そろそろ準備かなぁ」と思い
ウクレレ終ったら「手術始まったかなぁ」と思い
今は「無事終った頃かなぁ」と思っているのだ
心労は尽きないのである

体力を消耗したり気力を失ったりするのも心配だけど
やっぱり一番の心配は
手術した目が完全に元の状態に戻るまでに
ぶつかったり転んだりどこかに落ちたりして
寝たきりにならないで欲しいということである

そういう意味では
退院後に少し足繁く実家詣でをするようかもしれないな

2014年5月19日月曜日

印象的なお客様

今回に限らずデザインフェスタでは
とにかくザワザワと終始賑やかなハレの場らしく
いらしてくれたお客様とじっくりとお話をする機会は
それほど持てない感じなのだが
そんな中で今回印象的なお客様がいらした

ちょっと年配のお二人連れで
おそらくご夫婦じゃないかと思うのだが
お二方ともワタシの絵を気に入って下さり
旦那さまはファイルの絵を吟味された結果


のA3プリントをご購入された

それを奥さまが

「絶対あなたはこれを選ぶと思ってたわ。」
 
とおっしゃったのが印象的だった
さらに奥さまはご自身が気に入られたという


が入っている第二画集をご購入して下さった

「とてもきれいで素敵な場所ばかりなんだけど、すうっと吸い込まれてどこかへ連れてかれるような、ちょっと恐い感じがしちゃうんです。そういうのって、ちゃんと作品に共感できているんでしょうか?」

奥さまはちょっと心配そうにそう言うので

「リアルなんだけど別世界に開かれてる感じを狙ってるんです。
 もうバッチリ共感していただいてます!」

と答えたら嬉しそうに笑って下さったのだった

「部屋に飾って別世界に浸りたいです。」

と言って下さったのは若者二人組の男性であった
下の二枚のA3プリントを買って行ってくれた
とても感激してくれていたので
今頃部屋の壁にかけたこの絵を
嬉しそうに眺めて下さっているかもしれない



自分の絵が見て下さる人に
何かしら元気を与えることができるとしたら
こんな嬉しいことはないのだ

デッサンからこつこつと表現技術を身につけてきた
いわゆる一般の画家の方々に比べて
そうした技術や経験が何もない自分に
どうしても負い目を感じてしまうんだけれど
こうして喜んで飾ろうとしてくれる人がいてくれると
それでも頑張ろうかという気になるのである

翻訳は確かに充実感がある
でもこうやってダイレクトに感想をもらうことは
絵を前にしているから可能なのことなのだと思う

いやぁ本当に絵を描いていて良かったなぁ


デザインフェスタ vol.39 完全燃焼!

一年ぶりのデザインフェスタはスゴかった
やっぱり他のアートフェスタとは
比べ物にならない熱気である

作り込んだブースが

それぞれに独特の濃〜い世界を醸し出している
出店者のパワーと
美術系の専門学校生と思われる若者を中心として
面白いものを見つけ出したいとか
気に入ったモノならお金を払ってもゲットしたいといった
ものすごい数の来場者のパワーとが
まさに渾然一体となった
超大規模なお祭り空間である



そんな中でこのワタシも

1.8m×1.8mに自分の世界を築くべく奮闘したのだ



この何もない白壁だけの一角を

どうやって自分の空間にするかが勝負である



今回は4回目の参加となるのだが

このバルサ板とスチロールキューブを使った棚は3目回からだ
この棚は見事に横一直線に取付けられていて
カードストッパー用の細い角棒も両面テープできれいに貼付けてある
美しさと強度を兼ね備えた傑作
手伝ってくれた“職人”な〜この「作品」だ



今回もスチレンボードを使った展示だ

これは2回目から採用した展示方法であるが
今回は所狭しと隙間無く並べてみたのだ



キャンプ用折り畳みテーブルは

昨年の神楽坂アートスクエアから使い出したから
デザインフェスタでは今回初登場である
そのテーブル上には
画集2種類とA3プリントのファイルを2冊置いたのだ
A3プリントファイルを置くのは今回初の試みであった

ということで1時間半ほどかけて

マイ・ブース&マイ・ワールドの完成である
こうして見るとブースも回を追うごとに進化してるなぁ



奥まで入って近くで見て下さいというレイアウトにも

今回ちゃんとなっているのである
もちろん右側が通路になっているのも
今回超ラッキーであった

そして開場後は…




もちろんお客さんの波はあったけど
その波が長い凪にもならず消えることもなく
2日間最後までちゃんと続いてくれたのであった

ブログレ・ブログのファンという人や

前回第一画集を買って下さって
今回第二画集を買いに来て下さった人や
画集にサインをと言って下さった人や
ありがたいお客さんばかりだったなぁ

画集だけでも18冊売れたし

A3プリントもポストカードもかなり売れた
特に初の試みだったA3プリントは大成功だった

その結果…


 ブース代  : 36,750円 

 L型パネル代: 21,500円 
 参加費合計 : 58,250円

 売上合計  : 68,000円!


少なくとも出展参加経費を

初めて売上げが上回ったのである!パチパチパチ!

ワタクシはと言えば初日終了後から体調は下り坂で

二日目は頭痛と吐き気と戦いながら
どうにか終えた二日間であった

やっぱり緊張状態がずっと続くのと

お客さんを目で追っているせいか
特に目が疲れるのもキツかった

でもよく頑張ったなぁ

ずっと“保護者”のように付き添ってくれた
な〜この献身的な支えがあってこそであった

そして苦しみながらではあったけど
やっぱり二日間の出展は楽しかったなぁ〜
絵を見て喜んでいただけるのは超ウレシイ

今回が終ったらしばらく翻訳に専念しようかと

参加前は考えていたんだけど
終ってみたらやっぱり次回も出展したいなぁと
あらためて思ったのであった

今日は疲労困ぱいで動けませんけれど…




2014年5月16日金曜日

なぜか気分は「百鬼丸」なのだ

翻訳をしてKindle本を出してきて
なぜか手塚治虫の「どろろ」に出て来る
「百鬼丸」という少年のことが思い出されるのである

「百鬼丸」は身体の48ヶ所が足りない状態で生まれ

義眼・義手・義足などでそれを補いつつ
48体の妖怪を倒すことで
足りない部分を一つ一つ取り戻して行くのだ

変な例えは重々承知の上なのだが
この百鬼丸の気分だなぁと思ったのだ…

6年前に(端から見たら)突然の病休となり
以来退職した後も今に至るまでずっと
“闘病生活”みたいな毎日を送っているワタシなのだ

もちろんCGを描いたりはしていたけど
どこか全力が出し切れないもどかしさを感じていたのだ
でも今回の翻訳は堂々ど真ん中の直球勝負みたいな感じで
市販の翻訳書にたった一人で
“殴り込み”をかけているくらいな心持ちなのだ

そして一冊仕上がるごとに
欠けていた自分の一部が
また元に戻って来るような充実感があるのである
もちろん実際に体調が良くなるとか
気分がどんどん明るくなるとかいうわけではないけど
“何かを取り戻した”感じというのがあるのだ

もちろん売れるに越したことはないけど
それ以前に翻訳本を完成させたことが大事なのだ

こういう感覚はこの6年間で初めてである
CGが売れても個展を開いても画集を作っても
それこそデザフェスで好評であっても
あるいはウクレレでステージに立っても
この“欠けていた何かを取り戻した”感じというのは
今まで無かったのだ

6年寝太郎はついに百鬼丸になったか…

でも人間に戻る戦いはまだ始まったばかりなのだ〜
頑張るぞ〜寝太郎百鬼丸


母サマ入院準備&デザフェス準備完了

母サマの緑内障手術のための入院と
趣味の世界のデザインフェスタとを
一緒に並べるのもどうかと思ったけど
そうやって色々なことが
一度に押し寄せて来るのが人生なのだ

一つ一つを見れば山あり谷ありかもしれないが
トータルに経験するのは
別のジェットコースターに
同時に乗り込んでいるようなものである
一つが山でも一つが谷だったり
いくつかがいっぺんに谷だったり
そうやってもみくちゃになって泣き笑いしながら
人生は進んで行くのである

というようなことを
ここ数年良く思うようになったのだ
自分だけ勝手に生きていれば良い年齢では
なくなってきたということもあるし
自分自身の人生だって
良いこと悪いことがない交ぜになっていることに
ダウンしてあらためて気づいたからだろう

入院にあたって母サマの下着を買いに行ったことを
何人かの人から褒められた
ワタシしか動ける人間はいないと思えば
恥ずかしいとか言ってはいられないのだ
女性下着売場だって行くのである
そういう割り切りは確かに早いかもしれない

でも褒められると嬉しいのである

二日間デザフェスに集中したら
来週火曜日は入院の付き添いである
デザフェス中に不調にならないように頑張るだけでなく
デザフェス後にもダウンしないように頑張る

でも一年ぶりのデザフェスはすごく楽しみなのだ
そうやって楽しんでる自分をまた楽しんで来ようと思う




梱包完了!

梱包が完了した
後は段ボール箱2つを乗せたカートとわが身を
現地へ無事送り届けるだけである

そうすればそこから先は

「幻想画廊」店主が準備作業を初めてくれる…
それもワタシだけど…



朝が超早い訳ではないし

通勤ラッシュのあるウイークデイではないから
この程度の荷物ならそれほど苦労せずに運べるはずだ
勝手知ったるいつもの経路だし

ブースのセッティング開始時刻は午前10時かな

開場まで1時間だけど大丈夫だろう
夜の7時までという長丁場だから
あまり早く行くとバテてしまうからね

さて今日は実家詣での日

注文した品物も入荷したそうだから
母サマの入院準備も完了できそうである

さあ気合いで頑張るぞ〜
何たって出展者数3,300人出展ブース数1,100ブースという
ビッグなアートフェスタだから
参加者や来場者のパワーに負けないようにしないと



2014年5月15日木曜日

準備ほぼ終ってちょっと翻訳

明日は実家へ行くので実質的に今日が準備最終日だが
荷物の関係で当日向こうでのセッティング作業が
これまでより少し多くなりそうではあるけれど
何とか梱包もほぼ終了したのだ

そこで気晴らしにまたちょっと翻訳作業をやってみた

やっぱり楽しいのである
読書のように本の中の世界に入り込む快感と
英語のニュアンスを日本語でうまく捉えようとする快感と
そうやって日本語による物語を
新たに作り上げていくような快感とがあるのだ

読書体験というと比較的受け身な感じだけど

翻訳はもっと自分が積極的に関わっていく感じである
だって翻訳本読んでみると
すっと入ってくる日本語になっていない場合が多くて

「もっと正確な訳と読みやすい文章で

 きちんとこの本を紹介したい」

と思ってしまうのだ

原文と照らし合わせると尚更である

まったくもって不遜この上ない気もするが

それくらいの気概がないとすでに翻訳本があるのに
さらに新訳する意味や成果が
生まれて来ないというものである

でも無理は禁物だな

週末のデザインフェスタが終るまではね