昨夜の夢は、覚えている限りは短かった。
学校の中にいて、授業時間中だが、
ワタシは空き時間らしい。
校舎の中をウロウロしながら、
授業をしていない、
人のいない場所を探している。
校舎の外に出たい。
誰にも見咎められずに、
今すぐここから逃げ出したい。
このままでは授業が終わり、
放課後になり、
職員会議が始まってしまう。
ほかの先生方に会いたくないのだ。
でも、ここで逃げ出すと
無断で行方不明になることになる。
できるなら、ちゃんと休暇を取りたい。
だが、ワタシは
「休暇届」簿がどこにあるのか知らないのだ。
思えば、この職場へ復帰して以来、
職場の様子が変わったのか、
ここが新しい職場なのか分からないが、
とにかく「休暇届」の場所を
聞きそびれたままなのだ。
知っていると思われているようで、
誰もわざわざ教えてくれないが、
ワタシは知らないのだ。
でも人には聞けずにいるのだ。
時間は刻々と過ぎる…
出たいけど出られない…
出られても手続きを踏みたい…
でも手続きを踏むには
職員室に行かねばならない…
それは一番避けたい…
このややこしい気持ちと
追い詰められた感じ。
だから、これはもう
決して癒えることのない
心の傷なんだと思う。
この先もずっと
追い詰められる夢は見続けるんだろうな。