2010年1月24日日曜日

「タルカス」シンクロニシティ

「筋肉少女帯」や「特撮」で、ロックでパンクでプログレなピアノを弾く、三柴理(みしばさとし)のピアノアルバムを手に入れた。

ピアニズムII」というアルバムで、副題に「The Quintessence of Pianism(ピアノ演奏の神髄)」とあるように、完全なソロ・ピアノ曲集。曲も多彩でオリジナルを中心にクラシックも混ざる。

そしてロックフィールドでも活躍する三柴理らしい選曲として、Queenの「フラッシュ・ゴードン」のテーマ「フラッシュ」とEL&Pのアルバム「タルカス」(1971年)から「噴火〜タルカス」も取り上げられているのだ。

“日本屈指の威圧系ピアニスト”とか書かれているし、風貌を見ればその表現に偽り無しな感じなのだが、紡ぎ出す音はとてもまろやかで、「タルカス」もオリジナルの火を吹くようなエネルギーとは異なった、激しくも均整の取れたピアノ曲として料理されている。

とか思ってCDを聴いていたら、かつての同僚で年賀状の内容に驚いてメールしてくれた方から

「ご存じかもしれませんが、日本の現代音楽作曲家で吉松隆という人がいます。(中略)3月14日に東フィルのコンサートでこの人の作品などをとりあげるので聴きに行く予定なのですが、(中略)吉松編曲による『タルカス』オーケストラ版なんてのも演奏されます。あの、アルマジロ戦車の『タルカス』ですよ!EL&Pは『展覧会』とか『くるみ割り』とかバルトークとか、クラシックのロック化をあれこれやっていますが、今度はプログレのクラシック化ということで、どんな具合になるものやら楽しみです。」

というメールをいただいた。ここでも「タルカス」だ。頭の中に冒頭の4+3+3(全体では5拍子か)で疾走するハモンド・オルガンが鳴り響く。

そうしたら今日のニュースでのこと、民主党小沢幹事長の検察事情聴取報道のバックで、「タルカス」の冒頭の4+3+3パートが流れていたではありませんか。

 「この絵のバックは『タルカス』で!」

そう言った人が局内でいたわけだ。と考えたらなんだか可笑しかった。確かに緊迫感を感じさせる音ではあるけれど、小沢幹事長のひょうひょうとした顔にはちょっと合わなかったかなぁ。

という具合に「タルカス」ずいた数日間であった、これをして“「タルカス」シンクロニシティ”と呼んでみたりして。

ついでにちょっと調べたら、黒田亜樹というピアニストによる「タルカス&展覧会の絵」というクラシックアルバムが出ていることが分かった。そう言えば何かの雑誌で見たような。

せっかくの“シンクロニシティ”なのでポチッと買っちゃいました…