残念ながら、パフォーマンスの自己採点は
60点のくらいだろうか。
敗因は分かっているのだ。
毎年のことなのだが、
クラシカルな楽器の中にあると
とにかくウクレレはアウェー感が強い。
そして音量で確実に圧倒される。
だから本番はマイクを使って
アンプで音量を上げるわけなのだが、
プレコンサートはそんなことをしないから、
ずっと圧倒されっぱなしなのだ。
そこで何が起きるかというと、
負けるものかという気持ちで
少しでも他の楽器に対抗しようと
無謀にも大きな音で演奏しようとするのだ。
ところが、そもそも緊張しているので
テンポが速くなりがちである。
つまり、無意識に無理やり
真逆なことをしようとすることになるのだ。
大きな音を出そうとすると力が入る。
すると動きが鈍くなって
テンポは遅くなるはずなのに、
焦ってテンポが速くなっているのだ。
するとどうなるか…。
弾けていたところが弾けなくなるのである。
今日は、普段なら堅実に弾けていたところを、
何箇所すっ飛ばしたか分からない。
ただ、それでも自分を褒めてやりたいのは、
一度も止まらずに、
おそらくリズムも乱れずに
最初から最後まで弾き通せたことだ。
だから、本番は音量を気にせずに、
意識してテンポを落として臨む。
そうすれば、今日より良い演奏ができるはずだ。
そう思って、今日の演奏も
本番のために活かしていこうと思う。