今回参加しているのは
以前参加した「体験教室」ではなく
本当に一からオリジナル時計を作るという
「デザイナー・コース」である
とは言っても機械式時計の
ムーヴメント製作からやるわけではなく
ムーヴメントは既成のクウォーツ式のものを使う
だから時計“職人”じゃなくて
時計“デザイナー”なのだな
「デザイナー・コース」である
とは言っても機械式時計の
ムーヴメント製作からやるわけではなく
ムーヴメントは既成のクウォーツ式のものを使う
だから時計“職人”じゃなくて
時計“デザイナー”なのだな
そしてこの「デザイナーコース」は
趣味で時計を作りたい人ももちろんだけど
専門的に時計デザイナーの仕事につきたい人や
将来的に自分のショプを持ちたいという人まで対象にして
広くサポートしてくれるというものなのだ
だからメンバーズカードを購入して参加するんだけど
別に何回で終了とかいうものではない
気に入る時計ができるまで続けても良いし
技術が身につくまで続けても良いし
仕事に結びつくまで続けても良い
それがいつになるかという保証はないんだけども
さてその第1回&第2回(連続2コマ)である
まずは真鍮の板一枚から始まるのだ
これを金属用の裁断機と金属用のハサミを使って
まず文字盤を取り囲むサイド部分(ガワ)を切り出す
細く小さな板っきれである
これを指とペンチで丸くし両端を接合する
接合にはフラックスという溶剤と銀ロウを使う
フラックスを垂らし
ハンディなバーナーで熱して銀ロウを流し込む
ハンダ付けな感覚だ
ハンダ付けな感覚だ
うまくすき間に流れ込んでくれれば接合されるのだ
左にあるピストルのようなバーナーがカッコイイ
そしてできあがったリングを
完成品の時計を想定して丁寧に丁寧に
完璧な円形に近づくよう整形していく
できたらそのリングに沿って
真鍮の板から文字盤になる円盤を切り出す
これには刃先がカーブした独特なハサミを使う
文字盤はリングの中につかえてはいけないので
周囲をカットしながら
少し余裕で通り抜けできる大きさにまで小さくしていく
少し余裕で通り抜けできる大きさにまで小さくしていく
そうじゃないと修理が必要になった時
取り外せなくなっちゃうからなんだそうだ
できあがったら針の棒を出す穴を
円盤中央に工業用ドリルであけねばならない
ところがこれ失敗しちゃったのだ
穴が中央から外れてしまった…
というわけで円盤の切り出しからやり直したのであった
2度目は何とか中心部分に穴をあけることに成功だ
次に取りかかったのは裏蓋の制作である
真鍮の棒をリングの内側に回しだいたいのサイズを計って
それを切って真鍮板に円形に固定する
これに円形の板を接合すれば裏蓋になるのだ
でもこの棒の円とリングの内側とのバランスが難しい
棒の円が小さ過ぎると蓋の役目を果たさずすぐはズレてしまうし
大きい過ぎると蓋がはまらないか
はまったら今度は取れなくなっちゃうかなのだ
サイズが決まったらすき間の内容に全面接合だ
裏蓋用の板に円状に回した棒を接合したら
なんとかいい感じでリングにはまることがわかった
よかったよかった
裏蓋用の板をリングサイズに切り取り
リングとほぼ同サイズまで蓋を整形して
金属ブラシで仕上げ磨きをして
リングとほぼ同サイズまで蓋を整形して
金属ブラシで仕上げ磨きをして
今日はここまでである
一日の成果なり(下のノートはわたしの制作メモだ)
いやあムーヴメントは既成のものを使うにしても
これはかなり“職人”な感じを味わったのだった
やっぱりこういう地道な作業ってわたし好きみたいである
一人静かに集中するっていいもんですね
段取りがわかると本当に一人の世界だろうなぁ
ここまでがほぼ前回の「体験コース」スタート時点である
ただし前回はお店の人に最後お任せした
ムーヴメントへの針の取り付けや
ムーヴメントへの針の取り付けや
文字盤や透明カバーの取り付けも
今回は自分でやるんだよな
今回は自分でやるんだよな
文字盤のデザインも考えなきゃいけないし
次回は再来週
楽しみだけどちゃんと準備して行かなきゃ