2010年11月5日金曜日

大分の旅[湯布院編]

同じ温泉地ではあっても
「8大地獄」があったり「別府タワー」がそびえる
ちょっと猥雑なパワーに溢れた別府とは違い
湯布院は“心の里山”といった場所である
  
取りあえず「ゆふいんバーガー」なんぞを食べてみたらこれがうまい!
クリームチーズがいい味出してました!

この英国式のカワイイバスは由布院内を一周してくれるスカーボロ
  
大分二日目は別府からバスで湯布院へ移動し
「由布院駅」前から田舎道をゆっくり散歩
  
その後突如思い立って人力車に乗ったのだ
俥夫の人の解説付きで湯布院一帯を一周
これがまた楽しかったのだ
人力車の楽しみの一つはこのコミュニケーションだなと実感
俥夫の津田さんのおかげです!ありがとう

「ゆふいんバーガー、どちら(2店ある)で食べられました?
あぁあそこですか、あそこのもおいしいですよね」(津田さん)
「…今のって『本当はもう一つのところの方が美味いって言ってません? 」(にゃ〜こ)
鋭いツッコミに笑いながらもタジタジだった津田さん、超面白かったです!
天気も上々で遠くの山々
色づき始めた樹々
水草が透き通って見えるきれいな川
そこにかかる様々なかたちの橋
その奥の緑の中にひっそりとたたずむ
お寺や旅館や美術館や工房
  
座って鐘をつくという「佛山寺」
お寺なのに隠れキリシタンの教会を内包していたという「興禅寺」
向って左の痩せこけた金剛力士像はキリストがモデルだという

宿泊は“御三家”と言われる有名旅館の一つ「亀の井別荘」
なんともレトロな日本家屋と
それをとりかこむ広大な緑の敷地が素晴らしい
  
もちろん仲居さんの立ち居振る舞いやもてなしも
部屋出ししてくれたお料理も
明るく広く露天にも繋がっている大浴場も最高であった
部屋風呂もヒノキ作りでもちろん温泉だから超満喫

亀の井別荘の入り口がまた風情があって
紅葉も始まっていて美しかったのだ
純和式のお部屋に昔懐かしい庭木
室内電話はダイヤル式黒電話で
柱時計はネジ式のボンボン時計という凝り様

離れだったのだが玄関もこの暗さ
引き戸、番傘、たたき
これがイイんです!
夜は「談話室」で生の蓄音機初体験
それもコーン部分がこんなに多いのだ 
まろやかな音にビックリ、アンプで増幅されていないと聞いてさらにビックリ!
   
三日目はレンタサイクルで再び散策
今日も晴天
よっぽど日頃の行いがよかったのであろう
由布岳も二日連続で山頂を拝むことができた
宿近くの「金鱗湖」を散策したら湖面に朝もやが残っていた
  
思わず住みたくなっちゃうこののどかで美しい風景

帰路の飛行機ではさすがにグッタリだったけど
とっても楽しい旅だった
アルバム作ったら何と写真が80枚近い大作になった
久しぶりに写真撮影にも燃えたしね

そりゃそうだよね〜
それだけ目と気持ちを満たしてくれた
中味の濃い旅だったんだもの

でもにゃ〜こは
二人で写っている写真は渡してくれないのであった
あ〜ぁ
それだけが残念である