2010年11月29日月曜日

いまだに「適応障害」を掲げている訳

このブログのサブタイトルに
「適応障害」という言葉を使っている
これは病休当初に精神科で下された診断名だ

その後診断書には「うつ病」と記されるようになった
ただその境界線上のような微妙な位置にいると言われた

仕事を結果的に放り出してしまったことや
普通に社会人として仕事に行けないことへの
激しい自己嫌悪はあった
順調に進んできた道から外れてしまったという
焦りや落ちこぼれ感もあった
  
でも「これで人生終わりだ〜」みたいに自暴自棄になったり
精神的に不安定になって「死んじゃおうかな」とか思ったり
何も考えたくないし誰にも会いたくないと
生活的にも精神的にも引き蘢ってしまったり
みたいなことはなかった

本来の「適応障害」なら
その「ストレス因子」が明確であり
「ストレス因子」から距離を置くことで
半年以内に治ると言われる
そういう意味では休職して3年経つのに
まだ服薬しつつ体調の不安定さに苦しんでいるのは
「適応障害」ではなく「うつ病」だとも言えそうだ

ただし「ストレス因子」が当時の職場ではなく
教育現場あるいは教育職そのものであったなら
そこから離れられたのは
教員を退職したつい二ヶ月ほど前のことなのだ
そう考えれば来年の春頃までには治れば
「適応障害」だったと言えるようにも思うのだ

時をかけてじっくりと
「ストレス因子」が醸造されたのかもしれない
  
別に期限を切ってあれこれ病名を考える必要もないんだけど
やっぱり自分がどういう状態なのかは知りたいのである
ものごとを受け入れるには「名前」が必要なのだ
ただし「名前」に振り回されないように気をつけなきゃだけど

だから「適応障害」でも「心身症」でも
「抑うつ型自律神経失調症」でもいいんだけども
自分が戦っている相手に名前をつけておきたい
  
ただし「うつ病」とは呼びたくないのだ
確かに体調面の不安定さに加え
時々「無気力」に近い疲労状態になるから
「うつ病」と診断されるのも止む無しとは思う
「うつ病」にも色々なタイプがあると言うし
でも今の状態をプラスに捉えようとしてきた
自分の3年間の努力と姿勢を
認め誉めてあげたいのである

「うつ病」にならないようにと
認知のゆがみを矯正し
自己評価を高め
未来を見つめようとしてきた
この2年間の自分を