2011年4月23日土曜日

手作り腕時計9号制作開始!

7号と8号の完成から
楽天オークションでの販売なんてことに
ちょっと興味が移っていたので
時計作りそのものは休止状態だった

オークションも反応無しなことがわかり(涙…)
これは地道に好きな時計を作っていくことにするかと
我に返ったのかもしれないが
今日は突然腕時計をまた作り始めたのだ

まだまだ“駆け出し”なので
時計作りには自分なりに
毎回新しい試みを少しでも取り入れようとしている
スクエアタイプとラウンドタイプを作ったり
ベルトをボディに留めるタイプと
ボディーの下をくぐらせるタイプにしてみたり
ベルトの接続部分のデザインを変えたり
飾りを付けたりと
技術的&デザイン的なチャレンジをしているのだ

そこで通算9号にあたる今回の時計である
今回の試みはフラットレンズの時計作りである
曲面を作るレンズに比べると型抜きの難しさはなくなるが
今度はガワにピッタリはめ込むために
レンズを微妙な手作業で削って成形しなければならない

今回の文字盤はまた違った雰囲気でいくのだ

アクリル板を大まかにアクリルカッターでカットしたら
金属ヤスリの上でひたすら角を取っていく
さらにガワの内側にピッタリはまるように
少しずつサイズを小さくしていく
そしてできあがったのがこちらである
ガワの内側から接着剤で固定して完了だ
  
ガラスがはまっているのがおわかりだろうか

フラットなレンズにするともう一つ問題なのが
文字盤までのスペースを作る必要があるということである
球面レンズならレンズの端が
ガワに沿って内部に入っていくので
そのままレンズに文字盤を当てればいいのだが
今度はそうはいかない

そこで2mm棒線を叩いて板状にし
それをガワの内側ピッタリに回して
文字盤がレンズから約3mmぐらいの位置で止まるようにした
これなら針もレンズにぶつからず問題なく動くはずだ

ガワの内側にもう一つ板をまわして文字盤を固定しているのだ

最後に全体をアンティーク溶液で“汚し”て
今日のところは取りあえず作業終了である

ガワの横にリューズ用の穴も開けたので
後はバンド用の留め具を作っておけば準備OK
残りは水曜日の時計教室で仕上げだ

教室ではバンドとムーブメント&針乗せを一気にやって
9号が完成できるようにガンバルぞい
出来上がったら今度は4,000円ぐらいから
オークションにかけてみようかな
  
もうオークションとか止めて
欲しい人にあげちゃおうかとも思ったんだけど
いくらなら売れるのか
それともはなっから売れないのかっていうのも
ちょっと気になるのである