2010年4月18日日曜日

お墓参りに行ってきたのだ

何かと気持ちが落ち着かないウイークエンドであるが
今日は心を落ち着けて
午前中にお義母様の墓参りに行ってきた
亡くなったのはわたしが病休に入る年の4月
2年前になるわけだ
今日は本当に穏やかな良い天気
風もなく暖かく
新緑がとてもきれいだ
墓参りには絶好の天気であった

子どもの頃
夏休みに両親のそれぞれの実家へよく行った
その当時は夏休みだから行くんだと思っていたけど
あれは(月遅れの)お盆だから行っていたわけだ

母方は仏教なので
墓石にはお線香にお花にお水
父方は神道なので
墓石にはお米に塩に榊(さかき)にお神酒(おみき)

小さかった当時すでに
父方のお墓参りは“何か違う”と感じていたものだ
母方のお墓参りに比べて
ちょっと恐くてどこか神秘的な雰囲気があった

特にお墓がお寺の中にあるのではなくて
お墓だけが立ち並ぶ一角
人の気配というか生活感がまったくない場所なのだ
山奥だったということもあるなぁ

でもお盆にお墓から先祖の霊を家まで迎え(迎え盆)
一緒に過ごした後またお墓に送る(送り盆)という話は
母方のお墓参りで聞いた
「だからお盆のお墓参りの時は寄り道しちゃダメなんだよ。
 ご先祖様を関係ないところに置いてきちゃうと困るからね。」 
  
その話を聞いてから
子どもながらにお墓参りの重みが変わった
見えないご先祖様が
自分たちと一緒に歩いているような気がしたものだ

今はどちらの墓参りにも行かなくなってしまった
しかし子どもの時のそういう体験や感覚って
しっかり残っているものだなぁと思う