「メリダと恐ろしの森」のメリダのキャラクター造形が
ちょっと気に入っていたのだが
そのキャッチコピーが
「“家族の絆”が奇跡を起こす!」
興味激減なり〜!
メリンダにも DisneyやPixarにも
何の罪もないんだけどねぇ…
TV欄に目をやれば
今日の金曜ロードSHOWは
「時をかける少女」でブレイクした
細田守監督の「サマーウォーズ」
ところがそのコピーが
「挑むのは世界の危機 武器は大家族の絆と愛」
だぁ〜見る気が失せた…
人と人の関係とか繋がり方とかは
とても繊細で微妙で千差万別なものだろうに
すべてを「絆」にしてしまうこの短絡ぶり
「絆」なんてドロドロした言葉を
安易に使うんじゃない!
そしてこの深く強烈な関係を
安直に理想化し押しつけるようなことは
もういい加減止めて欲しいのだ
もういい加減止めて欲しいのだ
「絆」と呼んだ瞬間に
壊れてしまう世界があるんだよ
そんなデリケートな世界を描こうとするから
それを見た人々は解放されるんだよ
可哀想なのはこういうコピーをつけられた
映像作品であろう
そこにはもっと豊かな関係や心情が
描かれているの違いないのに
観た人も観なかった人も
「絆」という言葉の呪縛に捕われてしまうのだ…