2023年4月21日金曜日

「子守りのビルの大冒険」がKindleにて販売開始!

 

《望林堂完訳文庫》第43弾となる
「子守りのビルの大冒険」が、
Kindleにて販売開始となった。

イギリスの挿絵画家である
ウィリアム・ヒース・ロビンソンが
1912年に発表した作品で、
子守りのビルが、
町を追われたトロイの王に出会い、
その復権を目指して、
面倒を見ている子どもたちと軍隊を編成して
トロイへ進軍するという、
設定からして摩訶不思議な物語。

その道中で次々と出会う人物から、
奇妙な経験が語られるのだが、
そのどれもが、ナンセンスでありつつ
不思議な魅力的を持っているのだ。

その、ぶっ飛んだ物語に、
そもそも有名な挿絵画家である
ウィリアム・ヒース・ロビンソン本人が描いた、
繊細なカラー図版15点、
モノクロカット145点が載るのである。

何と言っても、本邦初訳である。
がんばった!

さらに図版数が多いため、今回は初めて
従来の「でんでんコンバーター」ではなく、
AppleのPagesによって
書籍データを作成したので、
従来のものと若干体裁が変わっている。

最初にタイトルが来ない、
注が巻末にある、
既刊書の紹介がはぶかれている等である。

そうした作業面での苦労もあったから、
販売開始までこぎつけることができて
とてもうれしいのだ。

これでちょっと休憩できるなぁ。


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