2015年2月8日日曜日

“売れない月”2月

Kindle完訳文庫の売れ行きがぱったりと止まった。
いやあ、2月は本が売れない月。
さらに二八にっぱちの法則に則れば
一般的にもモノが売れない月である。

ワタシの“完訳文庫”だけが売れないのかと思ったら、
それぞれの本の売れ行き順位は
あまり変わっていないので
つまり全体的に動いていないということである。
ちょっと安心なのである。

バレンタインがあるから、
それがらみの物語とかなら反応あるかなぁ、
とか思ってみたりして。
そんな話が1900年前後くらいに
あったとは思えないけども。

ちなみに今、パブリック・ドメインとして
翻訳が自由にできる本は
初版出版年が1923年以前というのが
一つの大きな区切りなのだ。

「ジャングル・ブック」の翻訳は
半分くらいまできたところだが、
もうすでにモーグリ少年の話は
終わってしまったのだ。
そういう短編集なのである、本来は。

焦らずにぼちぼち行きますよ。

「商売は、“商い”ってえくらいだから、飽きちゃあいけねぇよ、
 こつこつやってりゃあ、そのうち良くなるからね。」

と、落語のご隠居さんたちも言っているのである。

2015年2月7日土曜日

「Triangle Motion」Kennedy


泉陸奥彦(g/programming)率いるKennedyが、
29年ぶりの新譜「トライアングル モーション」で、
今年2015年に、奇跡の復活である。

亡くなったJuJu北岡に代わりWolliというキーボードが加入、
新しいトリオ編成によるドラマチックなインスト作だ。
過去曲も新アレンジで収録されている充実の一枚である。

実はKennedyの作品はライヴ「Kennedy!」しか聴いていないのだ。
この時のメンバーから、ドラムスの安田隆が
今回のメンバーに名を連ねているのが嬉しい。
あのパワフルなドラミングがまた聴けるのである。

ただしライヴとは音楽的な印象は大分異なる。
おそらく未聴の1stの延長なんだろうと思うけれど、
キーボードが雄大に鳴り響く、シンフォニックな世界に、
パワフルなドラムスとハードロッキンなギターが絡むという
ドラマチックな音である。

つまりサックスが暴れまくっていた
あのライヴの破天荒さはここにはないから、
あの怒涛のパワーや
ジャズロック的ソロ&インプロヴィゼーションを
期待してはいけないのだ。

とは言え、「トゥインクリング・ナサ」とか
楽曲自体がカッコ良い曲は
むしろこういうアレンジの方が似合うかもしれない。

1980年代の日本のインディーズ・プログレが
ちょっと懐かしくなる音なのは、
ケレン味のあるメロディーやアレンジのせいかな。

Kensoもそうだけれど、
やっぱりギターの音はこういう音が好きだな。


ライヴが見てみたいのであった。


2015年2月6日金曜日

人頼みにあれこれ嘆くのではなく

惨殺の話題が映像ととも連日のように流されるなんて、
なぜこの世界はこうも殺伐としているのだろう。

理不尽さは異なるけれど
2011年の時もそう思った。
というか、2011年以降、ずっとそういう感じがしていた。

でもさかのぼれば、多分1995年が発端だという気がする。
「阪神淡路大震災」と「地下鉄サリン事件」があった、
20年前の、あの年である。

それまでは漠然と、この世の中やこの世界に対して
いろいろあるけど、それでもたぶん大丈夫、
毎日がんばっていれば、きっと上手く行く、
そんな思いを抱けていたように思う。

定時制高校で教えていた時期の中でも、
個人的には多分一番キツイころだったと思う。
でもそういう自信とか希望を
根拠もなく持てた時代だったと思うのだ。

今は違う。何か自分を支えていた
大きなものが失われてしまった気がする。
この世の中は結局、無残に人が死ぬだけの、
それだけの世界なんだ、
そんな気さえしてしまう。

でも、そうであるとしても、
いや、そうであるならば、
ワタシは、何か人に夢を与えられることをしたい。
一瞬でもホッとできたり、
生きることも悪くないと思えるような何かを、
ささやかながら、世の中に送り出していきたい。

倒れてから7年経って気づいたのは
そういうことかもしれないな。

嘆いていても仕方がない。
恨んでみても仕方がない。
人頼みにあれこれ文句を言うのではなく、
それなら自分で何かを生み出せ。

それで何かが変わるかもしれないのだから。
誰かが救われるかもしれないのだから。
そういう可能性を信じろ。
自分を信じろ。

そうやって前に進むことにしたい。

2015年2月4日水曜日

iPhoneのテザリングでデスクトップMacを繋ぐ

そう言えばタブレットのNexusでは試したことがあるけれど
いつも使っているデスクトップでは試していなかったと
ふと思ったのだ。iPhoneのテザリングによるネット接続。

かつてはノートパソコンを
PHSやケータイでネットに接続したりしたことはあったが、
どちらかというと、接続できたことを喜ぶ、みたいな感じで
それで実際に仕事をしようという感じではなかった。

当時は今のようにUSBもWiFiも一般的ではなく
専用ケーブルと専用ソフトが必要だったり、
Macへの対応商品がいつものように少なかったりしたから
iPhoneがWiFiで簡単に繋がったのはびっくりだった。

1.iPhoneの「設定」で「インターネット共有」を「 オン」。
2.パソコンのデスクトップ上部のメニューバーから
  WiFi接続先を「iPhone」にする。
3.“WiFi”のパスワードを入力する。

これだけ。簡単なのねぇ。

そしてこの簡単さとWiFiという自由さが
“繋ぐ”こと自体の面倒くささや儀式っぽい重々しさから
ワタクシを解放してくれて
あくまで環境設定をちょっと変更しただけで、
さあ、お仕事をしようか、という気分にさせてくれるのだ。

すでに仏間イルームのデスクトップ はWiFi接続である。
電波干渉でたまに不安定になる時間帯があるが、
二階から一階に電波を飛ばしているこのだが
今の作業環境としては十分実用的である
いまだにネットにはADSL接続なんだけどね。

その環境と比べても、iPhoneテザイング接続は
速度的に十分合格なのだ。
電波干渉がない分、安心して使えるくらいである。
普段光接続とかしていたら、遅い!って思うかもだけど、
そういう不満は感じないのである。

つまりこれで
今の仕事をするためのネット環境が
どこでも作れることがわかったのだ。
個人的に言えば、ADSLを解約しても良いということだ。
例えば一人暮らしするとか、作業場を持つとかしても、
引っ越したその日から仕事ができるということである。

なにを今さらな話題だろうけど、
ワタクシ的にはその便利さに感動なのだった。

2015年2月2日月曜日

天覧山に登る

実家に行ったら母さまは風邪気味で、
今日は風呂には入らないと言うので、
早目に出てくることができた。

ということで、突然思い立って

今日は懐かしの天覧山に登ってきたのだ。

高さ195mで頂上まで約20分程度という小さな山だけど、
ふもとから中間地点の「中段」まで
ほぼ休みなく坂道が続くのが意外とキツイのである。

確か小学生の時に何回か遠足に行ったような気がするけど、

通っていた小学校からは遠いから、
子ども会みたいなものだったのかも。

中学校でここから奥へハイキングに行ったような気もするし、

大学受験の時には、近くの図書館で勉強して、
疲れると気晴らしに河原へ下りたり、この山に登ったりもしたのだ。
けっこう懐かしさを感じる山なのである。


ちなみに天覧山という名前は
明治天皇がこの山で陸軍演習を統括したのが由来だそうだ。

実家の近くで見た梅。2月になった。あとは春を待つばかり。

天覧山のふもとの公園。冬らしい寒々とした景色だ。

登山開始。緩やかだけどずっと同じ傾斜なので休めない…

「中段」で一休み。ここからの眺めもまずまず。

頂上に到着。低い山なのにこの眺望の良さは格別。
遠くには東京都心部が見える。

山並みに目を向けると、実は遠くに富士山も見えていたのだ。

 登山道わきに並ぶ「十六羅漢」。

冬らしさあふれる、陰影の濃い木漏れ日。

天覧山を降りてから、飯能河原わきをお散歩だ。

 なんと受験勉強をした図書館が移転していて、ここは閉鎖中なのだった。

昔はこういう蔵造りの家が並んでいたんだけどね。

帰りは八高線を使って立川へ。名物&好物「おでんうどん」を食べた。 

トータル2 時間程度の地元散策。
突然思い立ったにしてはなかなか充実した散歩であった。

そしてこうしてこの街を散歩すると、
2008年に仕事に行けなくなった
その直前のことを思い出す。

あの時、どうにか自分を奮い立たせようとして
この街をぐるぐる歩き回ったのだ。
でもそこで庭先の植木に水をやっている人を見て、
どうしてワタシはこういう穏やかな生活ができないんだろうと
本当に悲しくなったのだった。

こうして歩き回るのは、思えばそれ以来かな。
体調はまだ十分とは言えないけれど、
パワーをもらえた気がする。