今日は風呂には入らないと言うので、
早目に出てくることができた。
ということで、突然思い立って
今日は懐かしの天覧山に登ってきたのだ。
高さ195mで頂上まで約20分程度という小さな山だけど、
ふもとから中間地点の「中段」まで
ほぼ休みなく坂道が続くのが意外とキツイのである。
確か小学生の時に何回か遠足に行ったような気がするけど、
通っていた小学校からは遠いから、
子ども会みたいなものだったのかも。
中学校でここから奥へハイキングに行ったような気もするし、
大学受験の時には、近くの図書館で勉強して、
疲れると気晴らしに河原へ下りたり、この山に登ったりもしたのだ。
けっこう懐かしさを感じる山なのである。
ちなみに天覧山という名前は
明治天皇がこの山で陸軍演習を統括したのが由来だそうだ。
実家の近くで見た梅。2月になった。あとは春を待つばかり。
天覧山のふもとの公園。冬らしい寒々とした景色だ。
登山開始。緩やかだけどずっと同じ傾斜なので休めない…
「中段」で一休み。ここからの眺めもまずまず。
頂上に到着。低い山なのにこの眺望の良さは格別。
遠くには東京都心部が見える。
山並みに目を向けると、実は遠くに富士山も見えていたのだ。
登山道わきに並ぶ「十六羅漢」。
冬らしさあふれる、陰影の濃い木漏れ日。
天覧山を降りてから、飯能河原わきをお散歩だ。
なんと受験勉強をした図書館が移転していて、ここは閉鎖中なのだった。
昔はこういう蔵造りの家が並んでいたんだけどね。
帰りは八高線を使って立川へ。名物&好物「おでんうどん」を食べた。
トータル2 時間程度の地元散策。
突然思い立ったにしてはなかなか充実した散歩であった。
そしてこうしてこの街を散歩すると、
2008年に仕事に行けなくなった
その直前のことを思い出す。
あの時、どうにか自分を奮い立たせようとして
この街をぐるぐる歩き回ったのだ。
でもそこで庭先の植木に水をやっている人を見て、
どうしてワタシはこういう穏やかな生活ができないんだろうと
本当に悲しくなったのだった。
こうして歩き回るのは、思えばそれ以来かな。
体調はまだ十分とは言えないけれど、
パワーをもらえた気がする。