2015年2月2日月曜日

天覧山に登る

実家に行ったら母さまは風邪気味で、
今日は風呂には入らないと言うので、
早目に出てくることができた。

ということで、突然思い立って

今日は懐かしの天覧山に登ってきたのだ。

高さ195mで頂上まで約20分程度という小さな山だけど、
ふもとから中間地点の「中段」まで
ほぼ休みなく坂道が続くのが意外とキツイのである。

確か小学生の時に何回か遠足に行ったような気がするけど、

通っていた小学校からは遠いから、
子ども会みたいなものだったのかも。

中学校でここから奥へハイキングに行ったような気もするし、

大学受験の時には、近くの図書館で勉強して、
疲れると気晴らしに河原へ下りたり、この山に登ったりもしたのだ。
けっこう懐かしさを感じる山なのである。


ちなみに天覧山という名前は
明治天皇がこの山で陸軍演習を統括したのが由来だそうだ。

実家の近くで見た梅。2月になった。あとは春を待つばかり。

天覧山のふもとの公園。冬らしい寒々とした景色だ。

登山開始。緩やかだけどずっと同じ傾斜なので休めない…

「中段」で一休み。ここからの眺めもまずまず。

頂上に到着。低い山なのにこの眺望の良さは格別。
遠くには東京都心部が見える。

山並みに目を向けると、実は遠くに富士山も見えていたのだ。

 登山道わきに並ぶ「十六羅漢」。

冬らしさあふれる、陰影の濃い木漏れ日。

天覧山を降りてから、飯能河原わきをお散歩だ。

 なんと受験勉強をした図書館が移転していて、ここは閉鎖中なのだった。

昔はこういう蔵造りの家が並んでいたんだけどね。

帰りは八高線を使って立川へ。名物&好物「おでんうどん」を食べた。 

トータル2 時間程度の地元散策。
突然思い立ったにしてはなかなか充実した散歩であった。

そしてこうしてこの街を散歩すると、
2008年に仕事に行けなくなった
その直前のことを思い出す。

あの時、どうにか自分を奮い立たせようとして
この街をぐるぐる歩き回ったのだ。
でもそこで庭先の植木に水をやっている人を見て、
どうしてワタシはこういう穏やかな生活ができないんだろうと
本当に悲しくなったのだった。

こうして歩き回るのは、思えばそれ以来かな。
体調はまだ十分とは言えないけれど、
パワーをもらえた気がする。