2012年3月4日日曜日

なぜか「心の旅」を歌う

すでに時計は夜10時を過ぎているのだが
フロアには煌煌と灯りがつき
ザワザワと大勢の人が何やら作業をしているのだ

机が並びその上に雑然とモノが積まれているのは
学校の職員室のようでもあるが
引っ越し途中のオフィスのようでもある

わたしはそろそろ帰ろうとジャケットを手に取る
他の人たちは忙しく動き回り
まだまだ帰りそうにない

気づくとフロアは真っ暗になっている
いや…同じフロアではない
広々してはいるが
ここは宿泊用の部屋で
わたしを含めて数人が
布団を敷いて横になっているのだ

あれ…さっき先に帰ろうとしたはずなのに
結局最後までいて泊まり組になっちゃったのかな
真っ暗な部屋でそう思う

すると誰かがカウントを取り始める
あぁ「心の旅」を歌わなきゃだ…と思う
そして部屋にいる数人の人と一緒に
横になったまま大声で「心の旅」を歌う

そんな夢…

夕べは吐き気まではいかないんだけど
胃がムカムカして眠りがとても浅かった
トイレにも何回も起きた
たぶん自律神経が乱れていたんだと思う

そんな状態でいろいろ夢をみた気がするが
あぁこれは覚えていたいと思って覚えていた夢が
この「心の旅」を歌う夢だ
もちろんチューリップの大ヒット曲である

でもなんで「心の旅」?
そもそも「心の旅」ってどういう状況を歌った歌なんだ?

「君」を捨てて汽車に乗って
自分の夢を求めて都会へ出て行く男の歌か?
「今夜だけは君を抱いていたい」と未練を残しつつ
「愛に終わりがあって心の旅が始まる」って
勝手に別れようとしている歌なのか?
なんかヒドく自分勝手じゃないか?
ただ自分に酔っているだけじゃないか?

なんてことも夢を見つつ
ちょっと考えたような…気もする

待っていてくれじゃなくて別れを意識しているところが
「木綿のハンカチーフ」とは違うな
都会から去って行く彼女を見送る
「なごり雪」の逆バージョンか…
いずれにしても“都会⇔田舎”に大きな意味があった
1970年代的な世界だな

メロディーやハーモニーが美しい
いい曲なんだけどね