2018年8月22日水曜日

老神温泉〜谷川岳ロープウェイの旅

引越しが終わってまだまだ生活も落ち着かないが、
例年二泊のところ一泊にして、
今年も夏の旅行に行ってきた。
  
夏の暑さをしばし忘れようということで、
今回の目玉は滝である。
初日は〝東洋のナイアガラ〟と呼ばれている
「吹割の滝」を見に行ったのだ。



  
滝近くは危険なためあまり近づけないし、
川向こうの遊歩道に三箇所ある観瀑台は、
遠すぎて良く見えない上に、
生い茂る夏の緑で視界も良くない。
  
全貌を味わう場所はないのかとあきらめかけた時、
ふと立ち寄った六角堂からの眺めが素晴らしかったのだ。
真下に滝が広がり、その迫力を楽しむことができた。
   

そこからお宿のある老神温泉まで歩く。

二人で歩くと楽しいので、
どうしても歩きの多い旅になるのはいつものことだ。

するとなんと、「風のまつり」という

地元のお祭りをやっているではありませんか。


  
テントが立ち並び、神輿も置かれ、
ステージでは群馬のご当地アイドル
「あかぎ団」(AKG)が、今まさに
ライブを披露していたのであった。
ほかにも魚のつかみ取りや、消防の放水体験、
白バイやパトカーの展示、
高校の吹奏楽部の発表やおやじバンドのライブ、
さらには何か寸劇のようなものもやっていた。
  
田舎に住んでいたワタシ的には超懐かしい、
絵に描いたようなユルい田舎の祭りである。
ワタシはもうウキウキしっぱなし。

そしてそのまま早目にお宿へ。
   
   
部屋がタバコ臭いとか、
いろいろ残念なお宿ではあったが、
宿の目の前の坂道から見えた
納涼花火大会の花火が素晴らしかったので許そう。
わざわざ車両通行止めにするくらいの
絶好のロケーションだったのだ。



   
眺めだけでなく、花火はその規模も大きく、
1時間にわたって2,500発が打ち上げられたのだった。
両側に山がそびえる、川沿いの細長い地形なので、
ドーンという音もズシリと響く。
もう満腹である。
   
翌日は朝市に出かける。
そこはなんと体長30メートルの蛇を格納している
コの字型の建物がある場所であった。
  
  
さて二日目のメインは
谷川岳ロープウェイである。
ロープウェイで谷川岳天神平まで行き、
さらにリフトで天神峠まで上り、
そこから徒歩で「天神平駅」まで降りて、
また「天神峠駅」まで登ったのだ。
  
  
最初は晴れていて遠くまで見渡せていたが、
次第にガスってきて山々の頂上が雲に隠れるようになり、
日も陰って気温も下がってきたので、
下まで降りることにしたが、
歩け歩けで汗をかきながら、
ギリギリまで雄大な景色を満喫できあのであった。
  
という、夏の緑を味わった一泊の旅であった。
迫力ある滝、美味しいとうもろこし、
楽しくも懐かしい〝村祭り〟気分、
豪勢な花火大会、雄大な山々、
迫力あるロープウェイと気持ちの良いリフト、
草地と岩場のちょっとしたハイキング。
楽しい旅だったなぁ。
  
でもけっこう今回の旅で強く印象に残っているのは、
朝食を食べてから、貸切状態の温泉に入り、
大きな透明ガラスから差し込んでくる朝日に、
温泉のお湯がキラキラ輝いている中で、
ゆったりと足を伸ばしてお湯に浸かっていた、
至福の一時なのである。
どこか別の世界に一瞬つながったかのような
あの時間が、
なんだかとても良かったなぁ。
  
でもすべては、一緒にいることが楽しくて楽ちんな
な〜こという相手がいればこそなのだ。
今回も素敵な旅をありがとう。