2020年12月31日木曜日

年の瀬に子どもを殴ってしまったのだ…

自閉症の上の子が
どういうわけか急に電動シャッターが嫌いになり、
開けるのを拒むうちに
「開」スイッチを壊してしまった。
ハサミで突いて断線させたらしい。

そして、その場所ほどではないが、
もう一箇所ある電動シャッターも、
できるなら開けたくないようなのだ。

でもそこも壊されると、ベランダに出られなくなり、
洗濯物が干せなくなる。
それに、南からの日差しが、
家の中に入らなくなってしまうのだ。

そこで昨夜
もっているハサミを取り上げようとして
力対力のバトルになった。
相手は25歳の若者であり、
奪い合うものはハサミだ。

穏便に収めようと、
声を荒らげずにがんばっていたが、
彼も何かスイッチが入ったように
ムキになってかかってきたので、
刃物の奪い合いはかなり危険だ。

そしてワタシもついにキレた。
そして顔を殴ってしまったのだった…。
ゲンコツはかろうじて避けて、肘打ちである。
でも肘打ちもけっこう危険な攻撃である。
まして、顔を狙ったんだからね…。

感情を抑えきれずにキレた自分も、
よりによって顔を殴ってしまった自分も、
ショックであった。
まして相手は、いかに興奮しようとも、
決して殴ってはこないのだから…。
強烈な自己嫌悪だ…。

解決策というわけでもないが、
一夜明けた今日、
少しは硬さが弱くなる
プラスチック製のハサミを買って
今までの金属のものと交換することにしている。

モノが変わって気持ちも変わると良いなぁ。
果たして納得してくれるだろうか?
それとも
バトル第二ラウンドが待っているのだろうか?

穏やかな年末年始を送りたいものだなぁ。