2022年5月11日水曜日

凄まじい仕事量をこなしていたあの頃

ずっとやらなければと思いながら、
どうしてもやる気にならなかった納戸の整理に
ようやく手を付け始めたのだ。

昔のパソコン関係の解説書や
最後の新設特別支援学校で使った
自作の英語教材などもあるが、
ほとんどは2000年に開校した都立高校の
開設準備から開校後7年までの膨大な記録だ。

それを見ていて、
その仕事量の多さと、中身の濃さに
いまさらながら驚いたのだった。

足を使って地域とのネットワークを作り、
頭を使ってボランティアの位置づけや
さまざまな授業や行事の計画を練り、
手を使って、計画書や依頼書や報告書や、
授業で使うプリントや飼料などを
パソコンで作りまくったのだ。

中でも、
体験ボランティア施設37箇所227人分を
一人で開拓したのは
本当にすごいことだと思う。
それも、オリジナル英語教材作りなど
ほかの業務を並行してこなしながらだから、
我ながら超人だったとしか言いようがない。


20年前の自分が、
そこに詰め込んだエネルギーの凄まじさが
記録されているものとして、

その膨大なプリントを残しておきたい気もしたが、
まったく別の道を生きている今の自分には
もういらないかなという気がしてきて
すべて捨てることにしたのだ。

かたちは大分変わっているかもしれないが、
あの学校へ行けば、
自分がやったことが生き続けているはずだ。
今はもう、それでいいと思う。