自分が担当する授業が詰まっている月曜日。
わたしはすでに学校にいるのだが、
とにかくいたたまれなくて
逃げ出したい一心で、
どこかの特別教室に隠れている。
出勤はしているのだが、
職員室へ行ったかどうかは分からない。
気づくと、どうにも辛い気持ちで
今は無人のこの部屋に
身を潜めていたのだ。
また授業に穴を空けてしまったという
悔恨の情に激しくかられながら、
それでも、
とにかく逃げ出したい、
誰にも見咎められずに、
校舎の外に出たい、と思う。
そういえば、
職場復帰してから、まだ何も聞いていないので、
職員室の席も、休暇届け用紙の置き場も、
何一つ分からないなぁ。
この特別教室の
作業台のような大きな机に、
わたしのバッグと上着が置いてある。
少しでも早くここから逃げ出したいと思う一方で、
今はここしか安心できる場所はない、とも思う。
コソコソしないではいられないのに、
コソコソしている自分も嫌でたまらない。
かつて実際に味わったこの辛い気持ち。
懐かしいと突き放して見られないほどの
あまりに生々しい追い詰められ感。
まさか、またこんな夢を見るとは。