7月31日(日)の午後、
8月半ばのユア・ステージの前哨戦として、
いつもの音楽教室からの参加者だけを集めて、
いつもの音楽教室の一部屋を使った
プレ・コンサートがあった。
10人ほどを一つのグループに分けて
3部構成で開催されたので、
各部の観客は、自分以外10人に満たない
同じ立場の発表者たちというわけだ。
演奏者以外の観客はいない。
互いに面識もないし、
言ってしまえば、さして関心もないので、
それぞれが、
とにかく人前で演奏する機会を持つためのもの。
観客は拍手こそすれ、
歓声を上げるでもなく、
感想を述べるでもなく、
互いに励まし合うでもなく、
誰かが講評するでもない。
教室のスタッフが司会進行し、
黙々と1人ずつ演奏して、終わるのだ。
ワタシが参加した第2部の発表者は、
ピアノ7人、ヴァイオリン1人、エレクトーン1人
そしてウクレレ1人という構成だった。
ヴァイオリンの方がお休みだったので、
ワタシ1人だけ弦楽器で、
ワタシ1人だけ本番でマイクを通す小音量。
超アウェーな感じである。
それに、ピアノやエレクトーンの人は
奥のピアノやエレクトーンの前に座るのだが、
ウクレレの場合は、
ピアノやエレクトーンの手前にイスを置いて、
観客の目の前1メートルくらいの場所で弾くのだ。
これはさすがに近すぎないかい?
本番の広いステージにポツンとイスが一つあるのも
相当恐ろしい光景だが、
目の前1メートルに観客というのも
ものすごいプレッシャーである。
でも、そこで弾くのがすごい修行になったのだ。
そんな状況でも一応弾けたというのは
とても大きな自信になったのである。
弾き始めたら、自分の演奏に集中したからね。
事前の緊張は相当なものだったから、
よく無事に乗り切ったと思う。
完璧な演奏とは言えなかったけど、
あの状況としては十分満足なできだったな。