2022年9月28日水曜日

母さま、突然錯乱

今年92歳になるかかさまが、
昨日突然錯乱あそばされて、
実家の庭の植え込みに倒れているところを
近所の人が見つけて家に入れ、
どうにか連絡先を聞き出して
ワタシに電話してくれたのだ。

そして、そのまま付き添いながら、
ケアマネさんや主治医にも連絡を取ってくれた。
何とありがたいご近所さんたちだろう。

2時間近くかけてかけつけると
ケアマネさんがいてくれて、
事情を聞いた上でバトンタッチ。
行きがけに買った菓子折りを持って、
お世話になったご近所さん宅をまわり、
お礼をしながら事の次第を確認。

でも母さまの頭の中では
事実とまったく違う話が作られているようで、
興奮したように何度も何度も
「今日の出来事」を話してくれるのだ。

確かに最近、
ワタシが訪ねていっても
「どちらさま?」状態が続いていたが、
生活は穏やかだったのに、
妄想に導かれて家の外に出てしまうという、
今までにない〝事件〟は初めてだったので、
今後どうするかを
ケアマネさんと相談して決めることになっているが、
やはりケアマネさんが言っていた
介護施設ショートステイで様子見となりそう。


■母さまの頭の中の物語。

ワタシが「今日は忙しい」と言いながら朝バタバタと仕事に出て行った後、隣の部屋にいるお父さんの様子を見ようとしたら家からいなくなっていて、見ていたテレビ番組の、浅草の中継に出ていた。徘徊だ、大変だ、と思って外に出てみたら、庭の植木の間で裸のまま倒れていた。それを見て「お父さん!お父さん!」て騒いでいたら、近所の人たちが集まってきて、家の中に運び入れてくれた。こんなにビックリしたことはないよ。



同居していて忙しく朝出ていくのは
ワタシではなく、ワタシの弟。
父は8年前に他界している。
隣の部屋にいる父は
脳梗塞で長年ほぼ寝たきりだった頃の父らしい。

でも、確かに錯乱しているんだけど、
暴れたり、攻撃的になったりはしていないから、
せん妄ではないような気がする。
やっぱり認知症だろうなあ。