2010年3月31日水曜日

伊香保温泉旅行記(後編)

首の重苦しさと頭痛を感じながらも12時前には眠りに落ちて、そのまま朝にはスッキリ回復してくれればと思ったのだが、そうはいかなかった。何回か目が覚めて、その度ごとに頭痛が気になりだし、結局明け方4時に頭痛薬を飲んで冷えピタを貼る。この二つは昨年の熱海での初日絶不調で懲りたので、旅行に行く時の必携品となっているのだ。

そうしたら朝8時位まで平和に眠れて、起きたらほぼ復活。朝食もしっかり食べて、その後小1時間寝て活動開始。にゃ〜こはその間に、26湯の湯巡りをして楽しんでくれていたので、わたしも気楽に寝ていられた。そのあたりの互いに“気を遣い過ぎない”感じっていうのも、にゃ〜こと一緒だと気心が知れていて楽なのだ。
  
ホテルを出て向ったのは再びロープウェイ。夜のうちにまた雪が降ったため、周囲はまた新しく雪化粧。でも2日目はお天気良好。お日様もずっと隠れることなく照っていてくれたので、日陰に入らなければ寒さもそれほどではない。
  
山頂からパノラマビューを再び堪能。今度は晴天なので、遠くの山々まできれいに見渡すことができて、また前日とは違った味わいがある。

それから歩いて伊香保神社へ降り、そこから山沿いに歩いて河鹿(かじか)橋へ。欄干が赤が印象的な橋。見ると橋の影になっているところだけが雪が残っている。日が当たるのと当たらないのとの温度差を、前日も体感していたんだけど、ここでも視覚的に実感した。

下を流れる川は温泉の湯なのか、河原の色がオレンジで、ところどころ鮮やかな緑が混ざっている。近くで温泉の湯がちょくせつ飲める場所があったので、一口トライ。ヘンな味〜。鉄っぽくてちょっとウゲッていう感じ。でもそれも面白い体験だ。

そのままいったん石段街の一番したまでタラタラと歩いて、そこからゆっくり石段街を上る。両脇の店を眺めつつひやかしつつ、ひなびた温泉街の風景と、ところどころに感じられる古くからの歴史と昭和の香りを楽しんだ。かなりトイレの数が多いのと、どこもキレイなのが伊香保の良いところ。

あとはのんびり石段下の街をぐるっと回って伊香保旅行は終わった。のんびりではあったけれど結構歩け歩けだったし、第一伊香保の街自体が、石段街に象徴されるように山の中腹にあるような感じだから、ダラダラ歩いただけでも自然と上ったり下りたりしているのだ。思った以上に疲れていて帰りの電車は二人して爆睡

でも新鮮な空気を吸い、笑いながらおしゃべりして、写真を撮って、カラダも適度に動かせた楽しい旅であった。

ちょっと乱れた体調も、かつての二日酔いシンドローム状態ではなく、吐き気はなかったので、週末からの延長でこの状態で持ちこたえられたのは、やっぱり回復してきているんだなぁと思った。

その後は不調は訪れることなく、今朝も朝7時に目が覚めて無事病院の定期検診に行って来れた。旅行することが、疲れたり体調の乱れにならずに、むしろ本来の気分転換やココロとカラダのリセットとして働いてくれるような感じが強くなったなぁ。本当ににゃ〜こに感謝である。