二日目はサイクリング&ケーブルカーである
サイクリングは海沿いの道を通り
「野島崎灯台」と「洲崎灯台」という二カ所を目指す
けっこうな距離なのだが
フラワーラインと呼ばれるサイクリングロードが
長い距離に渡って整備されているのだ
長い距離に渡って整備されているのだ
フラワーラインは「日本の道百選」にも選ばれた場所だ
沿道に季節の花が植えられているのである
まずはレンタサイクルを借りにフラワーパークまで歩く
海側の眼下に広がるポピーが美しかった
パーク内には入らなかったけどこの景色だけで満足満足
自転車を借りてすぐに野島崎灯台を目指して出発進行である
この海岸沿いの道がもうずっと絶景ポイントのようであった
海側にさえぎるものがないのでずっと水平線が続き
まるで日本じゃないどこかのリゾートにいるような気持ちになった
そして30分弱で野島崎灯台に到着
ここは南房総国定公園にもなっているのだ
海岸側から見上げた野島崎灯台
房総最南端にあるこの灯台は28.98mで
内部の螺旋階段を使って展望台にも上ることができる
そこからの景色がまた雄大であった
前日の嵐のような天候ほどではないが
まだ風が強かったので海がかなり荒れていたのだ
そのため白波が次々と押し寄せ
とてもダイナミックな様子に目を奪われてしまった
展望台に上がると風で超寒かったんだけれども
そしてこの風が次の目的地「洲崎灯台」への道を
予想以上に険しいものにしてくれたのである
「野島崎灯台」から一旦フラワーパークを経由して
反対側へ延々と自転車をこいで行くと「洲崎灯台」である
しかしにゃ〜こは元気なのにわたしがバテテしまったのだ…
もう向かい風に足が動かない…自転車は一向にスピードが出ない
早くもフラワーパークそばの屏風岩で浜に降りて休憩である
じっと座って波と水平線を見ているとトリップしたような感じになる
でも「野島崎灯台」から見ると
まだ1/4程度しか来ていないのだ
なのに息が上がったり肺や心臓が苦しいわけじゃないけど
太ももやお尻が痛み自転車が満足に前に進まないのだ
つまり心肺機能よりも筋肉が衰えていたのである
しかしここまで来て断念するわけにはいかぬ…と
気合いで出発
にゃ〜こが見えなくなるぐらい遅れをとったり
こぎ続けられなくなって降りて押して歩いたりしつつ
とにかくひたすら自転車をこいだ
もうフラワーロードのフラワーを写真に撮る余力もなく
ただただペダルをイチニイチニとこぎ続けた
時折浜からの砂が吹き付けるし
春の陽射しに顔や手の甲が焼けて行く…
時折浜からの砂が吹き付けるし
春の陽射しに顔や手の甲が焼けて行く…
そして奮闘すること2時間半…ついに「洲崎灯台」に到着したのだ
洲崎(すのさき)灯台は高さ15mの小さな灯台である
この「洲崎灯台」は中には入れない
灯台自体が小さいこともあって「野島崎灯台」のように
まわりが観光地化されているわけでもない
でもここからの景色はまた素晴らしかった
菜の花もまだまだキレイに咲いていたのだ
ようやく二つ目の目的地を制覇し
後はフラワーパークまで戻って自転車を返すだけである
しかしまたまた長距離を走らねばならないのと
次の訪問予定場所に行くために
バスに間に合わないといけないのだ
バスに間に合わないといけないのだ
「洲崎灯台」を後にしたのが13:00で
フラワーパークから出るバスの時間が14:20である
往路ではここを約1時間40分かかっていた
それではバスの時間には到底間に合わない
時間を短縮しなければならないが疲労は増している
もう気分はサバイバルである
上り坂で足が動かなくなると自転車を降りて
歩くのではなく走った
乗れるところでは黙々とペダルをこぐことに専念した
でもあぁもうダメだ〜と思った時
泊まった安房自然村の看板が見えてきたのだ
ここからフラワーパークまでは二つカーブを過ぎたほどの場所だ
そしてついにやりましたのだ
フラワーパーク到着14:10であった…間に合ったのだ!
色とりどりのポピーが出迎えてくれた…
こうして無事サイクリングを終え
バスと電車で鋸山へと向った
日も傾き始めていたし
下りのロープウェイの最終便も迫っていたので
下りのロープウェイの最終便も迫っていたので
山頂での散策はほんとに限られた場所だけに絞ったが
これまた絶景ばかりであった
白飛びして見にくいが眼下に広がるのは海である
山頂からの景色は感動的であった
「地獄のぞき」という展望場所
となりの展望場所も切り立った崖の上だ
険しい崖に岩を彫って作られた「百尺観音」
夕日に染まる鋸山
山から下りてから午後5時にようやく昼ご飯
外からは普通の食堂にしか見えないが
知る人ぞ知るといった「さすけ食堂」に入って
アジフライ定食とアジのたたき定食を頼んだら
もうどちらも言葉がでないくらい美味しかった
いや〜旅の終わりが美味しい食事で締めくくれるって
いいなぁって思ってしまった
ということで波瀾万丈な二日間も
終ってみればとっても楽しんだ小旅行であった
すっごく遠いところへ長期間行っていたような気がしたし
あんなに苦しんだサンクリングであったが
翌々日の今日はもう足が痛くないのだ
ありがたいことだ
そして何よりも有り難いのは
旅行中も旅行後も
全く体調悪化がなかったことだろう
頭痛薬も冷えピタも使うことがなかったのだ
楽しい旅行を綿密に計画してくれて
にゃ〜こありがとう!