2020年7月19日日曜日

商いは飽きないのが大事

「商いってのはアキナイっていうくらいですから
 飽きちゃいけません」

というのは、大好きな落語に出てきたせりふだ。
  
今は敢えて、
自分が飽きないんじゃなくて、
お客が飽きないことが大事なのだ、とか、
いろいろ意見したくなる人もいるようだが、
ワタシとしては、
すぐに飽きたりせずに、とにかくやり続けることが大事
というふうに、素朴に捉えた上で、
この言葉が好きなのである。
  
もちろん、常に改善できるところは改善はしていくし、
いざとなったら大胆に変えていくことも必要だろうが、
根本の、やり続けることは、曲げない。

という気持ちで「望林堂」を続けて、
早6年経つのである。

もともと薄利多売の道しかないと覚悟していたが、
2015年6月に始まった
Kindle Unlimitedという読み放題プランに
最初の打撃を受けたのだった。
パブリックドメイン・ベースの書籍は
Kindle Unlimited扱いにならず、
売上がガクッと落ちたのだ。
  
それでも、発刊点数を増やし、
Unlimited扱いになるオリジナル書籍も上梓し、
安定してきたかと思い始めた昨年2019年10月に、
今度は消費税10%の打撃を受けた。
  
昨今の新コロナウイルス禍や
追い打ちをかけるような豪雨被害の中で
商売を続けようとしている人たちのことを思えば、
口に出すのも申し訳ないように思うが、
それでも、ワタシも
売上が伸び悩む日々にひらすら耐え、
それでも少しずつ上向いた数字が
一気にひっくり返される時期を
二度ほど味わいながらも、
ここまでがんばってきたのである。
  
そして今ようやく
第33弾となる「名犬ラッシー」の翻訳も
佳境に入りつつある。
  
そう、やっぱり
「飽きない」でやり続けるしかないのだ。
こうして地道に積み上げたものは、
いきなり爆発的に伸びることはなくても、
堅実に売れ続けてくれるための
強固な基盤になってくれるはずだと信じて。
    
さあ、一日も早く、「ラッシー」を出すぞ!
  
  
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