飽きちゃいけません」
というのは、大好きな落語に出てきたせりふだ。
今は敢えて、
自分が飽きないんじゃなくて、
お客が飽きないことが大事なのだ、とか、
いろいろ意見したくなる人もいるようだが、
ワタシとしては、
すぐに飽きたりせずに、とにかくやり続けることが大事
というふうに、素朴に捉えた上で、
この言葉が好きなのである。
もちろん、常に改善できるところは改善はしていくし、
いざとなったら大胆に変えていくことも必要だろうが、
根本の、やり続けることは、曲げない。
という気持ちで「望林堂」を続けて、
早6年経つのである。
もともと薄利多売の道しかないと覚悟していたが、
2015年6月に始まった
Kindle Unlimitedという読み放題プランに
最初の打撃を受けたのだった。
パブリックドメイン・ベースの書籍は
Kindle Unlimited扱いにならず、
売上がガクッと落ちたのだ。
それでも、発刊点数を増やし、
Unlimited扱いになるオリジナル書籍も上梓し、
安定してきたかと思い始めた昨年2019年10月に、
今度は消費税10%の打撃を受けた。
昨今の新コロナウイルス禍や
追い打ちをかけるような豪雨被害の中で
商売を続けようとしている人たちのことを思えば、
口に出すのも申し訳ないように思うが、
それでも、ワタシも
売上が伸び悩む日々にひらすら耐え、
それでも少しずつ上向いた数字が
一気にひっくり返される時期を
二度ほど味わいながらも、
ここまでがんばってきたのである。
そして今ようやく
第33弾となる「名犬ラッシー」の翻訳も
佳境に入りつつある。
そう、やっぱり
「飽きない」でやり続けるしかないのだ。
こうして地道に積み上げたものは、
いきなり爆発的に伸びることはなくても、
堅実に売れ続けてくれるための
強固な基盤になってくれるはずだと信じて。
さあ、一日も早く、「ラッシー」を出すぞ!
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