2008年10月26日日曜日

立ち食いそば屋の夢

私はお腹をすかせている。
いつものように立ち食いそば屋を探す。
駅構内と思われる雑踏の奥に見えたお店に立ち寄ると、
カウンターの向こうで白い割烹着を着たおばちゃんが、
壁に寄りかかりながらこぼしている。

「どうしてラーメンが売れないんだろうねぇ…」
   
立ち食いそば屋でラーメンってめずらしいけど、
売れないのはメニューに
「ラーメン」って書いてないからじゃないかな、
そう思いながら「ラーメン」を注文する。

「ちょっと時間かかりますけど、いいですか?」

と聞かれ、
時間がないと思っている私は

「それはちょっと…」

と言いよどむ。
すると

「じゃあこれをどうぞ」

と、なぜか、シラスの乗ったご飯を出されるのだ。
  
「これはサービスです。」
  
とか言われて。

そんな夢を見たと彼女に話すと、
シラスご飯に吹き出した後、

「夢の中でも気をつかって、ラーメン注文してあげてるんだね〜」

と言われた。
なるほど。