2009年7月14日火曜日

「奥底に恐怖があるんだよね」

3週間に1度のカイロプラクティック。
今日は珍しく空いていたのでちょっと話ができた。

「調子はどう?」

    
「右肩の痛みが取れなくて。」
    
「(触診しつつ)最近お酒飲んでないよね?」
    
「大分前から止めてます。」
    
「でも腫れてるなぁ(たぶん肝臓のことか)。」
    
「カラダの疲れが抜けないですね。
 特に首の周りの苦しさが取れないです。」

     
    「う~ん、それはね、心の底に恐怖があるだよね。
(胸の中央を押しながら)ここ痛いでしょ。
 今からね、何でもいい、嫌なことを思い浮かべてみて。
 浮かんだら『はい』って言って下さいね。」

    
「(何となく嫌な気分を思い出して)...…はい。」
    
「ほら、痛くなくなったでしょ、ここ。」
    
「ホントだ。」
    
意識下にあった“恐怖”を、
ちょっと吸い取ってもらったかのようだった。

「その気持ちがあると、カラダに力が入らなくなっちゃう。
 でも、ここ(首筋)に力が入っちゃうんですよ。
 これは自分ではなかなか取れないんだよね。」

    
「筋トレとかは効果ないですかね?」
    
「あなたも僕もそうなんだけど、
 あ、ごめんね、一緒にしちゃって。
 子供の頃からスポーツで汗を流して
 ストレス発散してきたタイプじゃないんですよ。
 だから突然運動するとカラダがびっくりしてしまうんです。
 運動してストレス発散しようというのは

 カラダには良くないですよ。
    
 そうじゃなくて、散歩をしてきれいな景色を見るとか、
 素敵な絵を見たり、凄いCDに出会ったりすることで
 喜びがあって、すぅっとストレスが発散されるタイプですよ。
 カラダのことはまかせて、

 そうした体験をいっぱいした方がいいよ。」
    
「今のお話、すごく良くわかります。そうですよね。
 実は今ウクレレやっているんですよ。」
「いいじゃない、とっても。奥が深い楽器だよね~。」

     
5分程度の会話。
でもなんて密度の濃い会話だろう。
   
3週間に1度、

わたしはカラダとココロに力をもらっている。