2010年8月28日土曜日

やっぱりメイラックスなのかしら

午前中は勢いで動いていたが
午後になってまた首から肩や背中が
次第に重苦しくなってきて
こりゃいかんとばかりに
頭痛薬(痛み止め)を飲んだ

そしてやっぱり
中毒かどうかは置いておいて
安定剤「メイラックス」が必要なんじゃないかと
昨晩飲んでおきながら
昼過ぎに追加して「メイラックス」を飲んだのだ

昨日復活させたっていうことは
安定した血中濃度にはまだ至っていないわけだから
ちょっと早目にそこまで戻してみようと思ったのである
だから今日寝る時もまた一錠飲む予定だ

そうしたら
体調が安定してきたのである
こりゃ寝なきゃダメかと思っていたのが
首の痛みがやわらいできて
午後起きていられたのである
今お使いまで行ってきてしまった

体調悪化パターンが腹痛に変化したので
しつこくももう一度ここで
断薬チャレンジをしようと思ったのだが
「メイラックス」に頼っていることは
どうも変わっていなかったようである

やっぱり「メイラックス」は必需品になってしまったか
唯一残った薬であるが
逆に言えば「メイラックス」という
カラダにちゃんと効いてくれる薬に出会えて良かったか

明日は下の子のピアノの発表会である
これなら見に行けそうだ
実は夕方の買い物は
明日の記録にデジカメのビデオ機能を使ってみようと
8Gのメモリーカードを買いに行ったのだった
光学10倍ズームなので
うまくいけばデジカメだけで
キレイな動画記録が残せるかもしれない

なによりも記録方式がAVIなので
iDVDですぐに動画データをDVD化できるっていうのが
一番の魅力なのである

さてうまくいきますかどうか
まずは体調を整えておこうか

2010年8月27日金曜日

NHK「世界ふれあい街歩き」がいい感じ

民放のバラエティー系の
ガチャガチャした落ち着かない感じがイヤで
どうしても自然とNHKを観てしまうことが多い

今日は「世界ふれあい街歩き」を観てしまった
以前にも何回か偶然観たことのある
海外版“ぶらりお散歩”番組である

今日はギリシャのロードス島を散歩していた
基本は“気ままに”歩き回りながら
町並みを眺めそこに暮らす人とちょっと言葉を交わすだけ
その街を一人で散歩している雰囲気の中で
そこに漂う生活感を感じさせてくれるのが魅力だ

このロードス島がよかった
路地の多い町並み
家の前で夕暮れ時に一杯やっている老人が言う
  
「ロードスには『いい街だなぁ』と思う全てがあるんだよ」

この人をホッとさせる風景や
建物のたたずまいはどこからくるんだろう

テレビやインターネットの普及で
誰もが天下国家を語り
世界経済を語ることができるようになり
逆に自分の生活以上にそのことに
気を取られるようにすらなってしまった

でもそれとは別に
自分の生活をもう一度取り戻すことが
大事なんじゃないんだろうか
自分の時間を大切にする生活
ゆったりと流れる時間を大切にする生活

よくよく考えてみれば
そんなにあくせくしたり
一喜一憂したりしなくても
ささやかな幸せを大切にしながら
豊かな毎日を過ごしていけるんじゃないんだろうか

そんなことを毎回感じてしまう番組である

2010年8月23日月曜日

Poserとヌード

CG作品にPoserによる人物を取込むようになって思った
カラダのラインは美しい
特に女性のヌードは美しいのだ
そう感じさせてくれるPoserの人体モデリングも凄いが
確かにある種の理想的な体形であるとはいえ
極端にナイスバディな女性や
マッチョな男性というわけでもない

Poserで人物を作っていく時
最初は素っ裸の大の字状態である
色気も素っ気もない
髪の毛さえない
眼もうつろで生気もなく人形のようだ
つまり極めて人体標本的なところからスタートするのだ
  
ところが不思議なのだが
うまくポーズを決めることができると
突然生きている人物モデルのような存在感が出てくる
生命が宿るかのようなのだ
  
そして思うのだ人体は美しいと
絵を勉強する上で
ヌードを描きたくなるのが
とてもよく理解できるのだ

もちろん視覚的な要素だけでなく
肌の温もりとか滑らかさとか
抱き合ったときの幸福感とかいった
浮かび上がる現実の記憶が
よりヌードを美しく感じさせてくれるんだろう

少し作品にヌードが増えるかもしれないなぁ
でも家でレンダリングしているの見られるのは
ちょっとマズいのである

2010年8月22日日曜日

「総員玉砕せよ!」水木しげる

  
この本にであったのは
いつのことであったろうか
  
オバケと妖怪の水木しげるは
実は数多くの戦争ものや
歴史物を書いているんだなぁと
本屋で背表紙を見ながら思ったのだった

そうして手に取った中で
強烈な読後感を残した一冊が

戦争の無意味さ理不尽さ残酷さ
その上で日本軍のたどった地獄が
非常に正確に生々しく
そして淡々と描かれた希有な作品だ

ちょうど「ゲゲゲの女房」で
涙を流しながら描く場面が印象的だった…
特に主人公のラストは
生涯忘れられない
作者渾身の絵と言葉だと思う

2010年8月20日金曜日

スゴいぞNHK「バリパラ」&妄想かるた

何げなくテレビをつけたら見入ってしまった
NHK教育のバリアフリー・バラエティー
略して「バリパラ」が凄い

障害や障害者に対して
差別や人権にかかわるんじゃないかと思って
躊躇してしまうようなことを
逆に障害者やその関係者側から
大丈夫だからもっと距離を縮めようよと
言ってくるかのような番組
障害者を笑い者にしたり変人扱いしたりしていると
取られかねないということで
民放では間違いなく自粛か自主規制していまうような
かなりラディカルな作りである
でもそういった危惧を払拭するかのように 
障害者を非常に身近な存在に思わせてくれるのが凄いのだ

ハレモノに触るように接するか
あるいはあまり関わりをもたないようにしがちな健常者に
障害者にはそれぞれが抱える課題とともに
豊かな感情や意志や考えがあることを
当たり前なのだけれど
自然に実感させてくれるのだ

障害者を家族に持つ者としても
とても面白い試みだと思った
わが自閉くんだってなかなか面白いのだ
その面白いところを面白がってあげることが大事なのだ
見て観ないフリをしたり
面白がることが無理解や差別を意味することになるんじゃないかって
自分や他人をすぐ攻撃したくなる傾向を
突き崩してくれそうな番組である

例えば今日は
妄想・幻聴カルタをいうのをやっていた
妄想や幻聴とともに生活しているヒトが
障害者施設で書いた不思議なカルタだ
これが面白いのだ
異様とか不可解とかいうよりも
ユーモラスで親近感を感じてしまうのである


ちなみに「幻聴・妄想カルタ」は
精神障害者の体験談を一般の人にも分かりやすく発信しようと
「精神障害者共同作業所ハーモニー」で作られたもので
2009年10月から販売もされている
福祉や看護を学ぶ学生からの問い合わせが相次いだり
教材として取り上げる学校もあるという

NHKは侮れないぞ
特にメインの「総合」ではない「教育」やBSは
けっこうラディカルで眼が離せないかも

「借りぐらしのアリエッティ」

  
スタジオジブリ最新作にして30代で大抜擢されたという米林監督の初の劇場作品である「借りぐらしのアリエッティ」を観た。

94分の作品なので「崖の上のポニョ」(101分)よりちょっと短め、「千と千尋の神隠し」(125分)や「ハウルの動く城」(119分)よりはかなり短めで、「となりのトトロ」(88分)よりはちょっと長めといった感じ。

結論から言うと、非常に面白かった。大満足な作品であった。“現在のジブリ最高のアニメーター”と言われる米林監督らしさもちゃんと出ていて、新鮮さや初々しさも感じられた。
  
ストーリー的にはドラマティックな展開はないと言っていい。だからストーリーを軸に映画を観ると、宮崎駿的ハラハラドキドキ体験は少ないから、評価が厳しい人も出てくるかもしれない。異形のモノたちも登場しない。気持ち良く空を飛ぶこともない。 

その代わり地味ながら出会いと別れとささやかな交流が描かれた映画として、ストーリー的に破綻や迷いがない。過剰なアニメ的演出もなく、「滅びゆく運命にある小人という種族の中の元気な少女」と「大繁栄をしている人間という種族にありながら病に冒され死に近いところにいる少年」という対比や感情の動きも、比較的さらりと描く。そう、全体に淡々としているのである。 

ところがそれがいいのだ。観るものはその分おそらく絵に集中する。ポニョのような異様な迫力の絵ではなく、美しい自然の風景や、床下や建物の裏側の複雑で虫眼鏡で覗いたような絵を。つまりアリエッティの生きる世界を体感していくのである。

さらに絵が魅力を帯びているのは、アリエッティたちが小人であるために、必然的に、そしてもちろん意図的にでもあろうけれど、“カメラを引いた”俯瞰気味な構図が多いということ。つまりアリエッティたちの動きはバストアップとか、どこか一点にフォーカスしたものではなく、カラダ全体の動きとして描かれるのだ。

緑の庭を駆け回り、床下を走り、「借り」(“狩り”にかけてあるのも面白い)に人間の部屋へと出かけ、あるいは一人少年のもとへと蔦を上っていくアリエッティ。そのどれもがちょっと引いたアングルからカラダ全体の滑らかで美しい動きを描いている。それが何か、アニメーションの原点のような、“キャラクターが動いていることのワクワクした気持ち”を抱かせてくれるのだ。

周囲のモノとの対比を狙って、カラダ全体が映る状態からさらにちょっと“カメラを引いて”風景の中で動くアリエッティたちを描いているので、細やかで可憐な動きが一層印象に残る。

「猫の恩返し」などに比べると見た目はるかに宮崎駿的キャラクターを踏襲していながら、熱く行動的でオーバーアクション気味な宮崎アニメとは異なり、微妙に表情が大人びた感じがし、感情に任せた思い切った行動はしないというのも作品に合っている。

宮崎駿作品はどちらかと言えば、運命を変えていく、あるいは運命を切り開いていく物語である。言い方を変えれば、積極的に他者に関わりを持っていこうとする物語だ。しかしアリエッティは運命を受け入れる物語である。アリエッティも少年も、出会ったからといって背負っている運命は変わらない。でも出会ったことでその運命に立ち向かおうとする力を得ていく。

恋愛と呼ぶのもはばかられるほどの淡い出会いと別れである。でもその抑えた演技、抑えたストーリーが絶妙だと思う。だからこそ美しい動きを堪能し、アリエッティの世界を体感し、アリエッティの思いを共有することができる。

「ポニョ」とは別の意味で、なんだかスゴいものを観せてもらった、そんな気さえするのである。ジブリが培ってきた技術とこだわりが、宮崎駿とは違った世界を開いたんじゃないだろうか。

登場人物も少なく展開も地味でありながら、90分間観るものを魅きつけ続ける画面の力と語りの上手さ。米林監督のアニメーター魂を見せつけられた作品。傑作だと思う。

2010年8月12日木曜日

ギャオス捕獲にだぶる玉砕

まったくこんな話をされたら
ファンも関係者もイヤだろうと思うのだが
「玉砕」を観てわかったことがある

平成ガメラ第一作の
「ガメラ対ギャオス 大怪獣空中戦」で
長崎五島列島で出現したギャオスを
福岡ドームへ誘い込み捕獲する作戦が描かれる

その時
福岡ドームへ予定通り降り立ったギャオスが
罠だと気づいて
真っすぐに人間に向ってくる場面がある
待機していた自衛隊は
光の点滅で目くらましをしつつ
麻酔弾を打ちまくる
それはもう恐怖もあってか執拗に打ちまくる
映画的には麻酔が効く前にギャオスが
射撃隊まで到達してしまうんじゃないかと
ハラハラする場面なのだが
観ていてなんだかイヤな感じがしていたのだ

そうなのだ
その様子はわたしの中では
「玉砕」とダブっていたのである
無防備に近い状態で敵に真正面から突っ込み
大量の火力(ここでは麻酔弾だけど)で待ち構えている敵の
一斉射撃を浴びて果てる姿

もちろんギャオスは人を食うし
超音波メスという強力な武器も持っているわけだけど
この場面だけは
麻酔弾で蜂の巣にされるギャオスが
ちょっといたたまれなかったのだ

そうこれは
アメリカ軍から見た「日本軍玉砕」の情景である
そしてアメリカ軍が感じた恐怖なんじゃないか

だから物語や演出意図とは全く無関係に
わたしの中の日本人が
敵(人間)まで行き着く前に
力尽きて泡を吹いて倒れるギャオスを見て
ココロが傷むんだろうきっと

2010年8月10日火曜日

退職に向けて動き出す

不思議なものである
昨日気分的に不安定になって
自分のこれまでのことを顧みたり
今の自分を見つめ直しなりして
結局
「これでいいのだ」(←バカボンのパパか)
という結論になった
そうしたら
現在の病休期間が切れる9月末で
現職場を退職する気持ちが強くなったのだ
そして今朝管理職宛にそういう主旨のメールを送った
きっと何をするにしても
今の自分は休職中であるという
後ろめたさは消せないのである
それが「傷病休暇」であろうと「慰謝料」であろうと
“受け身”であることに変りはない

たぶんそこから脱出したいと思ったのだ
それだけのパワーが出てきたと言うことかもしれない
もちろん勢い良く走り出したら
すぐに倒れちゃうかもしれないし
実はまだまだ走れるような状態じゃないのかもしれない

でもノロノロ歩くんでもいいから
後ろめたさを感じずに
“病気” であることに甘えずに
前に進みたいのである

「病休です」より「無職です」を選ぶ
出直しである

2010年8月8日日曜日

大分復活&「Poser 8」の話

やっぱり眠らないと回復しないんだなぁ
夕べもは早く寝て
今日も昼寝して
胃薬も毎食後飲んで
なんとか体調が安定してきた感じ

CGに夢中になってしばらく放っておいた
ProglyricsとProgSelctionを久しぶりに更新
よしよしこうしたことも気持ちの安定につながる

PoserがViewで読めない件だが
問い合わせたところ
ヴァージョンの問題だとのこと
「View 7 Espirit」の後に「Poser 8」が出たので
「Poser 8」の新機能や新キャラへの対応は対象外なのだと

それではと「Poser 8」に付属する
「Poser 7」以前のデータを試したところ
なんとか「View 7」で読めそうなのだ
それなら良いのである

少し人物が活躍できる絵も描いてみようかな
っていう気がしてきたなぁ

2010年8月7日土曜日

熱海の花火見物の旅2010

胃痛からなんとか脱却した
早目の胃薬&痛み止め
経験と勘によるビール(アルコール)
そして無理しないで睡眠を取ったことが
良かったように思う

もちろんビールは良くなんかないのだが
緊急の対処療法としては有効な場合があるみたいだ
医者に話せることではないけども

さて恒例の熱海花火見物旅行スナップ集である
“花火旅行スナップ”といいながら
肝心の花火が映っていないのはご愛嬌である
だって花火の写真撮るのって難しいんだもん 
初日昼過ぎに熱海の駅に到着
でも今年のホテルはビーチから離れた
今まで歩いたことの無い場所
そこでそのホテルのホームページの
アバウトな地図を片手に歩いていたら
見事に間違えて
迷う直前で引き返した時に目にした
“風情ある”建物

熱海のような歴史のある温泉地って
温泉宿だけじゃなくて
こうして何となく不思議な
古ぼけた味のある建物が多い
それがまた起伏の多い街並の中で
突然視界に入ってくるのが面白い

一方で新しいホテルや
リゾートマンションが建ちながら
そのすき間に取り残されるように
怪しい建物や廃墟や
潮風に錆び付いた建物が
ところどころに残っているのだ
南国風な緑の茂り具合に
真夏の強い陽射し
そして不思議な統一感のある
古ぼけた建物
熱海ならではかもしれない

初日はちょっと迷いながら
ビーチから離れる方向に歩いたから
今まで通ったことの無い道が
新鮮だった
こうやって知らない道を
地図と勘で散策するのも
にゃ〜こと旅している楽しさである
二人とも迷うことを楽しんでいる
このドラム缶もいい味出してるなぁ
ちなみにここは廃墟ではない
とにかく坂が多いから
変化に富んでいる

そしてこれが
今回宿泊するホテルの入り口
なんとなくですね
それとなくですね
いわゆるブティック・ホテル風な
つまりラブ・ホテル風な
雰囲気がただよっている
「3時間○○円」とかいった
プレートが掛かっていそうである
  
でも館内は
なかなかきれいで
こじんまりとまとまっていて
特にフロントの目の前にある
広々したデッキからの眺めは
視界も広く最高であった
また天気が両日とも良かったので
海が色々な表情を見せてくれたのだ
水着で入るプール風露天風呂もあって
入っている人がいなかったので
二人で貸し切り状態で楽しんだ

そして肝心の花火である
まず当日の浜辺の様子
ものすごい人出でイモ洗い状態
ここで泳ぐ予定でいたら
きっと相当にウンザリだけど
その気がないから
真夏の海辺の雰囲気を
盛り上げてくれて
これはこれで良い景色であった
   
しかし遠景の山を見ても
宿泊しているホテルから
眼下の海を見ても思ったのだが
熱海って崖の温泉地なんだなぁ
ビーチ付近を中心に
整備したんだろうけど
熱海駅までも急な坂を上るし
もともとは
人が足を踏み入れることの難しい
崖っぷちの地だったんだろう

街自体はそれほど大いくないのに
夜景がキレイなのも
その人工的に切り開いた
一部の海岸付近に
建物が密集しているから
なんじゃないだろうか
「熱海城」の向こう側は
かつては自殺の名所だったと
昨年聞かされたけれど
実は熱海全体が
崖っぷちから海を臨める
“飛び込みやすい”場所だったのかも

外で花火鑑賞の予定だったので
ホテルの夕食が終わったら
浜辺まで
歩いて出るつもりだったのだが
昼間の昼食&散歩で
とあるビルの屋上駐車スペースが
優良で花火見物用に
場所の一角を提供しているのを発見
これがまさに絶好の見物ポイント
  
こういうラッキーなことがまた
旅を面白くするのである
もちろん花火の光と音も
ゆったりした気分で
十分満喫いたしました

今年も楽しい旅であった
適度な事前情報と
行き当たりばったりな
当日の柔軟な予定で行く
にゃ〜ことの旅は
いつも楽しいのだ