民放のバラエティー系の
ガチャガチャした落ち着かない感じがイヤで
どうしても自然とNHKを観てしまうことが多い
今日は「世界ふれあい街歩き」を観てしまった
以前にも何回か偶然観たことのある
海外版“ぶらりお散歩”番組である
今日はギリシャのロードス島を散歩していた
基本は“気ままに”歩き回りながら
町並みを眺めそこに暮らす人とちょっと言葉を交わすだけ
その街を一人で散歩している雰囲気の中で
そこに漂う生活感を感じさせてくれるのが魅力だ
このロードス島がよかった
路地の多い町並み
家の前で夕暮れ時に一杯やっている老人が言う
「ロードスには『いい街だなぁ』と思う全てがあるんだよ」
この人をホッとさせる風景や
建物のたたずまいはどこからくるんだろう
テレビやインターネットの普及で
誰もが天下国家を語り
世界経済を語ることができるようになり
逆に自分の生活以上にそのことに
気を取られるようにすらなってしまった
でもそれとは別に
自分の生活をもう一度取り戻すことが
大事なんじゃないんだろうか
自分の時間を大切にする生活
ゆったりと流れる時間を大切にする生活
よくよく考えてみれば
そんなにあくせくしたり
一喜一憂したりしなくても
ささやかな幸せを大切にしながら
豊かな毎日を過ごしていけるんじゃないんだろうか
そんなことを毎回感じてしまう番組である