今日と明日の二日間開催されている
「デザイン・フェスタ vol.34」に行って来た
思えば幕張の展示場は何度も行っているが
東京ビッグサイトに行くのは初めてかな
「デザイン・フェスタ」は
西ホール全館を使った巨大イベントであったが
それ以外にも催し物があったので
駅からの人の流れもかなり多かったのが印象的だった
面白いモノを見つけるというよりも
自分が出展する上でのヒントやノウハウを得るのが目的だ
いきなり聴こえてきたのが椎名林檎の曲だった…パフォーマンスのBGMだった
午後2時を回ったあたりだったが
混雑ぶりはすさまじい
奥のエレベーターに密集具合を見ていただきたい
手前はショーステージである
よほど端の場所でなければブース内に照明はいらない明るさだ
広大な会場はテーマごとにいくつかのエリアに分かれている
「イラスト・絵画・グラフィック」エリアを目指すが
何とも言えない熱気にあふれていてクラクラする…
立地やお隣さんの雰囲気などでブースの雰囲気は変わるのだ
角地だとこういうオープンな雰囲気が作れる
例えばこのお店の場合なら
壁面パネルはL字型で23,940円
奥の長テーブル1,8mで3,360円
手前の小テーブル0.9mで2,100円
カードラックは自前だろうから
〆て29,400円の追加なりって感じだろうか
やっぱモノ入りねぇ〜
Mサイズ(約2畳分)の使用料が36,750円だから
このお店だと6万を超えてしまうわけだ
でも作品展示には壁面は絶対必要だな
白い壁面にモノクロームな細密画が映えていた
壁面パネルで三方を囲ってしまうと
周りから切り離された自分だけの空間が作れる
でもこのコの字型は33,810円もするのだ
ただし遠くから中の様子が見づらいから
目立ちにくいというデメリットもある
プラスでもありマイナスでもあり…
空間作りの点では悩ましいところだ
幻想画的なものへの関心は高そうであった(うふふ)
壁面への作品展示の仕方も一考を要する
こうしてポスター的に直張りする方がインパクトはあるし
展示点数も増やすことができる
物販物を立てて展示したりビニル袋に入れたりと参考になることが多かった
こちらはかなり賑わっていたブース
アニメの背景画のようなタッチの幻想世界を描いている
ちょっと深海誠風な作風かな
ポストカードが飛ぶように売れていた
1枚あたりの値段がA4サイズ400円・ポストカード150円だった
さてさて値段をどうするかも難問である
それはシリアルナンバーを入れることで「一点物の作品」と見るか
大量複製された「印刷物」と見るかという
捉え方や売り方の違いでもある
このブースでは「印刷物」として売っている感じである
A4サイズ400円はマイッタなぁ
4Fから見下ろした1F入口周辺
一応「デザイン・フェスタ」の雰囲気はわかった
イメージを作っていくヒントや材料は手に入れられたと思う
まず基本のセッティングだけど
クルマが使えないので備品類は持ち込めないから
背面パネル14,070円&長テーブル3,360円&イス630円を追加して
ブース使用料込みで〆て54,810円…あたりかな
L字パネルならトータル64,580円ナリだ
さらにポストカードやA4サイズ印刷を
かなりの数用意するようだし
ビニル袋やカード立てなどの小物も必要だから
出費はまだかさむことになるだろう
まぁあまりどれくらい儲けるだのどれだけ回収するだのと
お金の面にこだわりたくはない
基本的に「宣伝活動」だと思ってもよい
あるいは「楽しめればいいのだ」って割り切ってもよい
ただ経費にあまりに無頓着っていうのもナンだしね
実際ある程度賑わってくれないと楽しさも味わえないし
作品の価格に関しては
ART-MeterやPIXTAへのアクセス増加や
直販への希望者増加を目指すのなら
「印刷物」価格は止めた方がいいだろうな
「デザイン・フェスタ」特別価格ということで
1枚あたりポストカード200円・A4サイズで2,000円
額入りは壁面展示だけにして
A3サイズが8,000円・A1サイズが2万円
画集は1,500円
というあたりでどうであろうか…
入場で1,000円(前売り800円)払って
足を運んできてくれているんだし
年齢層は若者中心って感じだから
「個展」のような売り方は無理だろう
おぉ…なんかイメージできてきたじゃないですか
でもまだまだ時間はあるから
空間デザインも含めてこれからも考えていこう
なによりブースの場所が決まらないと
最終的なイメージも固められないしね
あまり調子は良くなかったこともあって
帰ってきたらグッタリ
でもあの人混みを楽しめそうな感覚や
人を集めてやるぜっていう意欲が湧いてきたのは
われながら嬉しいことであった
本日の偵察無事完了〜
「デザイン・フェスタ」は
フリマと学園祭の合体イベントであったというのが
本日の印象である