2011年11月2日水曜日

箱根紅葉見頃直前温泉旅行

一泊でも日常を離れて温泉で疲れを癒すとなると
比較的近場だけど別世界に浸れる箱根は
貴重な場所である

宿にはもう日が落ちてから着いた
でも温泉街の夜の風景を眺めることができた
翌日も夕食まで現地にいたので
今回の旅では
山の深い闇と力強い星の光と
家の光のぬくもりを感じることができたのが特徴かな

お宿のお部屋は
ちゃんと“玄関”があって和室・洋室・風呂・トイレと
入口が分かれているという
なかなか落ち着く作りだった
遅く着いたので
お部屋もお風呂も味わい切れなかったのが残念

翌日はケーブルカーからロープウェーへ
やっぱりここの全行程30分近い時間
所々ジェットコースターのような急勾配の山の上を
延々揺られていくという規模はスゴい
ゴンドラも一分置きに次々とやってくるんだから
  
  
そして中間地点の大涌谷で途中下車
火山ガスの白煙が昇り硫黄の臭いが鼻をつく
でもススキがきれいだったのだ


そして富士山が目の前に広がる
冠雪はみられなかったけど
やっぱりこの雄大さと均整のとれた姿は
ある種異様な美しさである


芦ノ湖では遊覧船(海賊船)に乗って観光スポットを一周
湖上から眺めると湖面の青との対比のせいなのか
山々の色づき加減がちょっと増したような感じがする
今週末くらいが見頃だろうなぁ
でも人出もこんなものじゃ済まないだろう


前日の晩が和洋折衷懐石料理で朝はバイキング大盛り
もうお腹はずっと満腹状態
でも美味しいカレーのある湖畔のカフェを
あらかじめ見つけてもらっていたので
エビカレーをたいらげる
意外に量も多くなく某有名店の味にも大満足


日が傾き始めるとまた
空の美しさがどんどん変化していく


圧巻は帰りに再び乗ったロープウェイからの眺めであった
ちょうど日没時を狙ったのが大正解


幻想的な夕日の強烈なオレンジ
霞がかった墨絵のような富士山と
その周辺の薄桃色の空
それらを空中から堪能である

夕食は強羅で
古くからの洋館を改装した
趣きのあるお店に入る


おしゃべりをしながらゆっくり食事
ボリューム満点が売りみたいなお店じゃなくて
和懐石の見た目の美しさと味で勝負っていう料理が
動き回って疲れたカラダにちょうどいい感じだった

それでも家に戻ったのは10時半
なんと近いことか
体調の不安はどこかへ吹っ飛んで
楽しく過ごせた一泊の小旅行であった

やっぱりにゃ〜こと行く旅は楽しい
そしてとても気持ちが解放されるのである
今回もそれを実感したのだった