2012年5月4日金曜日

「相棒」とタバコ

水谷豊主演のTVシリーズ「相棒」に
最近ハマりつつあるのだ
今平日午後に再放送をやっていて
何げなく見ていて気に入ってしまった

そこで最初の連続ドラマシリーズである「Season 1」から
いくつか借りて見ているのだが
やっぱり面白いのである
ちょっと犯人の心情に入り込んでしまう
日本的なウェットな部分はあるけれど
水谷豊演じる杉下右京のクールさが
お涙ちょうだいモノにならない刑事ドラマとしての
知的な面白さを見せてくれる

という内容は置いておいて…
面白いなぁと思ったのが
同じ「特命課」で杉下右京と行動を共にする
寺脇康文演じる亀山薫が
色々な場面でタバコを吸うのである
そして今見るとそれにとても違和感を感じるのだ

かつて刑事ドラマと言えば
苦みばしった顔で
署でもタバコを吸い張り込み先でもタバコを吹かし
容疑者が動けばタバコを道ばたに捨てて追いかけるのが
カッコ良かったのであった

「Season 1」の2002年時点では
さすがにそんなマナー違反はしていない
ちゃんと灰皿がある場所で吸っている
でもデパートのトイレやレストランに
当たり前のように灰皿があることが
今はもう違和感なのである

つまりこの10年でそれだけ禁煙が広まり
禁煙すべしという考えが刷り込まれたということだ
10年で人の意識は変わるものだなぁ
違和感を感じる自分に違和感を感じるくらいである

また10年経つと何か当たり前のようなことが
とても異質なものに変っているのかもしれないなぁ
10年一昔を実感したのであった