作品中でも言及されているビリングスによる初版の版画と、
ウォルター・クレインによるカラーイラストを載せて、
「クレイン」版がついに完成である。
Walter Craneによるカラーイラスト
ハマット・ビリングスによる木版画
第一話が「ゴルゴンの首」で、
第六話(最終話)が「キメラ」という、
怪物退治に始まり怪物退治に終わる構成が、
男の子の心をくすぐるなぁ。
特に、ペガサスにまたがったベレロポーンと
「キメラ」との死闘は、なかなかの迫力だ。
今読んでも迫力があると思わせるところが、
ホーソーンが古典神話を語り直した
本書の大きな魅力なのだ。
その熱気を訳せていれば良いんだけどね。
とにかく、まずは
申請を通って、書店に並ぶことを祈ろう。
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