2020年4月9日木曜日

日本には「先手を打つ」感じがまったくない…

緊急事態宣言発令後に、
休業要請対象を巡って国が
  
「宣言から約2週間、まず様子を見てからそのあと判断」
  
と言っているというのを聞いて、
やっぱり、こりゃダメだと思うのは
当たり前の気持ちじゃないだろうか。
  
とにかく見通しをつけて先手先手で行かなければ、
誰もが、特に東京都内で働く人たちは、
そう強く思っているだろうに。

いったい、様子の何を見て、
どうなったら、どういう判断を下すのかという
具体的な見通しも示されないし。
  
これこれこういう見通しのもとに
これこれこういう判断をしたい。
ぜひ協力してほしいと言われれば、
それなら、あなたの判断を信じて、
その話に乗らせてもらうぜ、がんばろう!
っていう意気も揚がろるだろうに、
梯子を外されるようなことばかり続くと、
燃えていた意気も、冷めようというものだ。
  
これでは緊急事態宣言で
人々の意識が変わることを期待して
最前線で戦っている人だって、浮かばれない。
  
と言っても、個人的には粛々と
自分のやれることをするだけだけどね。
でもただでさえストレスが大きくなるのに、
それを解消させてくれるどころか増大させるって、
どうなのよ、って思う。