2011年12月21日水曜日

2012年の年賀状図案を占う

もう年賀状を作ってしまっている方も多かろうと思う中
ちょっとイヤラシい(スケベという意味ではない) 当て推量を
してみたいと思う
自分の首を絞めるということも覚悟の上で…
題して「2012年の年賀状図案に採用されそうな絵」

来年は十二支の中で
唯一幻想上の生き物とされる辰である
もともと十二支の本義は生き物とは関係ないものだが
十二支生肖(じゅうにしせいしょう) と呼ばれる
動物を割り当てたものが
今日本では十二支と呼ばれているとのこと
  
「辰」も覚えやすくするため(諸説ある)「龍」が割り当てられた
「竜」は「龍」の省略体とされるが「竜」の文字の歴史も古いようなので
「竜」という字が「龍」の簡易版として作られたと言うよりは
「龍」の省略体として「竜」が当てられたという感じなのかもしれない

でもdragonというと訳語には「龍」より「竜」が使われる気がするから
同じと言われながらも「龍」の方が
より東洋的なイメージがする文字かもしれないな
舶来の歴史観に現れる恐竜は「竜」の文字を使っているし

と言う講釈は置いておいて…

何と言っても同年代で思い浮かぶ「龍・竜・ドラゴン」の“絵”と言えば
まずロジャー・ディーンが描いたAsiaのデビューアルバム
「Asia(詠時感〜時へのロマン)」(1982)の
美麗なるジャケットではないだろうか(偏ってますか?やっぱり…)

バンド名が「Asia」だけあって翼のある西洋的なドラゴンではなく
翼のない東洋的な龍であるところが良い
ロジャー・ディーンだからこそ描けた東洋的画風ではない龍だ

日本画にも関心があると言われる
ロジャーディーンの美麗なグラフィックが魅力的である
「龍の玉/龍珠(りゅうじゅ)」も
ちゃんと描かれているし
年賀状候補筆頭と言っても良いかもしれない

その「ドラゴンボール」(鳥山明)も使われそうである
もちろん龍にキャラクターが乗った図である
でもアニメだからちょっと子どもっぽいかもしれないな…
それなら「まんが日本むかし話」の方がいいかも
オープニングの「竜の子太郎」は脱力系な絵が魅力だ

「龍の子太郎」のお話は悲しいお話なんだけどねぇ… 
(わたしが聞かされた話では龍になった母は最後に死んでしまうのだ…)
そしてやっぱり怪獣映画世代としては
「海底軍艦」初出の「マンダ」も
ストレートに龍(海龍)なところが魅力だが
やはり「キングギドラ」を忘れることはできないだろう
  
設定は“宇宙怪獣”であるが
造形的には8つのアタマと8つの尾を持つ八岐大蛇(やまたのおろち)と
西洋の翼を持ち火を吐くドラゴンが合体したようなものである
神話的怪物が“宇宙怪獣”として飛来してくるというイメージは
けっこう子どもながらにインパクトがあった覚えがある
2001年の「ゴジラ・モスラ・キングギドラ怪獣総攻撃」では
“千年竜王”として描かれているが
これはキングギドラの一番「らしい」位置づけだろうと思う
もっとも悪役宇宙怪獣が定着しちゃってるから
逆にちょっと新鮮ではあったけれども
  
でも確かキングギドラ史上最初で最後の
“善玉”としての登場だった(今のところ)から
お正月にはもってこいかも…
あ…でもゴジラに負けちゃったからなぁ…

千年竜王が金ぴかにぶわっと広がっています
ということで
2012年の年賀状に登場しそうな「辰」がらみな“絵”を思い描いてみた
かく言うわたしもこのキングギドラを使おうとして挫折したのた…

あれこれ考える暇があったら
自分の年賀状を早く仕上げんかいって感じである
さてどうしたものか…