2011年12月6日火曜日

テルマエ・フロマエ!

  
ごく最近知人から紹介されて
テルマエ・ロマエ」(ヤマザキマリ)を
ちょうど読んだところだった
  
ばっかばかしい(褒め言葉)展開と
ローマ時代や温泉のミニ知識みたいなものが絡んで
かなり和めたマンガであった

でもこれほど売れているとも知らず
映画化されるほど話題になっていることも知らず
まったく事前情報なしに読んだから
設定の意外性を
ストレートに楽しめたんだろう

…ということで
少しは世の中に追いついたかと思っていたら
それは思い上がりであることがわかったのだ
世の中の方ははるかに突っ走っていたのである

下の写真は歩いて1分ほどのところにある銭湯である
「テルマエ・ロマエ」ならぬ
「テルマエ・フロマエ」である



夜だと入口左右の装飾が暗くて見えなくなっちゃうので
敢えて営業時間前に撮ったのだが
どうです…スゴいでしょ
  
最初は取り壊すための囲いに
シャレで描かれたものだと思ったのだ
失礼にもほどがあるというものだ… わたしったら

しかし見れば見るほど
あまりの思い切りの良さに
アタマがクラクラするほどであった

「ロマエ」を「フロマエ」にしているところも
ひとヒネリ効いているし
良く見ると自販機の絵も揃えられているのだ
だったら自販機自体を
青じゃなくて大理石っぽい白にしろよ〜
って言いたくなってしまうのである

この凝り様…
生き残り戦略として賭けに出たと言うよりは
思いつきの勢いの強さで突っ走った感じがする

「今話題でしょ〜、面白いからやっちゃおうよ〜!」

みたいなノリで
“二代目”がやったんじゃないか…みたいな

夜この銭湯の前を通ったら
ノレンも「テルマエ・フロマエ」仕様であった
徹底している…

内装までローマになっていたら面白かろうなぁ
あ…壁の絵は富士山じゃなくて
ベスビアス火山かもしれないぞ…
とか妄想が膨らんでしまう

してやられたな
「高津湯」なのに…