2013年2月27日水曜日

リック・ウェイクマンとメール中!

「SAY YES!」の邦訳ブログの件で
直接Rick Wakemanにメールを出してみたのだ
あぁ何と大胆なわたし

イギリス本国で絶版ということで
恐らく日本の出版社も
翻訳書企画に乗ってはくれないだろうけれど
ぜひ多くの人にこの本のことろ知って欲しいから
ブログに邦訳を載せているのだ
ということを書いた

もちろん勝手にそのようなことをして
申し訳ないと謝罪もした

すると何と本人から返事が来たのだ
いや…実際はオフィスの担当者からかもしれない
でも文面を読む限りは本人ぽいのである

まず内容がとても丁寧で親切であった
それだけでもう有頂天なわたし

厳しく非難されても仕方ないと思っていたのだが
例えそれが社交辞令だとしても
わたしがそこまでして
「SAY YES!」を楽しんでくれたことを
喜んでくれたのであった
あぁ良い人だなぁ〜

まだメールのやり取り中なので
結果が出たらまたお知らせするつもりである
取りあえず今は現時点で
「SAY YES!」の邦訳書が出ることはない
とだけ言っておこうと思う

あぁ有頂天〜…

2013年2月16日土曜日

「リック・ウェイクマン自伝 第三章」完成!

ページ数が少なかったこともあって
一気に訳してしまいました第三章

やっぱり面白い
最後に落ちみたいなものが用意されていて
物語として良くできているのである

しかし頑張っているなぁわたし…
今までも確かに
あの文章のややこしい
「ビル・ブラッフォード自叙伝」も
途中まで訳したし
CGも大量に制作したし

でもこれまでと違うのは
集中力というより持続力と
不調の程度なのである

今回もゆるゆると不調にはなっているし
気力がなくなる日だってあるのだが
以前のように頭痛と吐き気に耐えながら
ベッドで苦しむようなことは無くなったのだ
これは非常に大きな変化である

今右手がちょっと腱鞘炎ぽいのだけど
これほど連続して大量の文字を打ち続けることは
ここ数年できなかったということだと思う

うれしい…
いやでも腱鞘炎になっちゃダメでしょ
元気になると無茶しちゃうのは直さなければ

でも今度こそ一冊仕上げたいなぁ

「リック・ウェイクマン自伝 第二章」完成!

リック・ウェイクマン処女作「SAY YES! autobiography」の
“勝手に翻訳”は順調に進んでいて
今日第二章の「希望のバンド」第一稿が完了した

バンド生活から音楽業界に入るという経歴から
自由奔放で個性的な経歴が想像されるけど
そういう個人的な性質/性格だけでなく
やっぱり1950年代〜1970年代の
自由奔放に生きられる時代の雰囲気というのを
ひしひしと感じるのである

バンドを作ってライヴやってっていうのは
わたしも経験したし
教員の時にも軽音部顧問を結構やっていたから
かなり馴染みのある世界である

倉庫にあるボロボロの楽器を引っ張り出して
下手なりにとにかく音楽やりたいっていう気持ちは
凄くよく分かる
わたしなんぞは教員になってからも
生徒が帰った後の部室で
ドラムをガンガン叩いていたクチであるからして

もっともRick Wakemanの場合は
機材こそ最初はオモチャみたいなものから始まるけど
そこはやっぱり技量と才能がある人だから
すぐに本格的なバンド活動に突入していくのだ

でも彼の良いところは
下手なバンド仲間の話をしていても
決してけなすこともなく
逆に深い愛情を感じさせる文章になっているところ
決してエリート意識みたいなものはないのだ

やっぱり文章が面白いと訳も進むなぁ
難しい表現とかひねった言い回しとか使わなくても
彼が体験した一つ一つの事が面白いのである
もちろんユーモアに富んだ語り口も魅力だ

さあまだまだ頑張るよ〜

2013年2月15日金曜日

メール便で破損事故

ピ〜ンポ〜ンと鳴ったので出て行ったら
宅配便の人で
また何か届いたかなと思ったら
謝罪に来た人であった

見ると先日送ったART-Meter宛のCG4点が
このような無惨な姿に…

 
サイズ的にクロネコヤマトのメール便でOKだったので
1つにまとめて先日出したのだが
なんと仕分け用の機械に挟まってしまったのだという
メール便の場合は機械仕分けで
時々こういうことがあるのだそうな
そんな恐ろしい…

その方は平身低頭謝ってくれたし
幸いCGだから作品の再制作は大丈夫なんだけど
やっぱりこういうのを見るとショックである
弁償してくれと言ったって仕方ないし…
でもやり切れない怒りと失望感が残る

再度送る場合は
連絡いただければ無料で取りにきますとのことだったけど
やっぱり恐いので次は日本郵便のメール便にする

大分高く付くけど
まぁ絵の方で安くあげようとか
儲けようとか思っちゃイカンのだな

明日明後日で作業して
できればもっと奇麗なプリントアウトで
遅くとも週明けには再送したいなぁ

体調にも響くぜこれは

2013年2月14日木曜日

実家の母に青いステッキ

昨日は火曜日
毎週実家へ行く日だったのだが
高二くんの体験実習打合せがあったので
今日に変更して行って来た

珍しいことに
昨日来ないことが分かっていたからと
母サマは自力で洗濯物を干していたのであった
でもかなり大変だったようである

無理して自分がひっくり返ったり
そばにある石油ストーブをひっくり返したりしたら
エラいことになっちゃうが
そうでなければたまにはまぁ
それくらい動いた方が良いと思うのだが

とにかく今日は洗濯物を干すという仕事はなくなっていた
では何がメインになったかというと
以前頼まれていたステッキ(杖)が
たまたま今朝家に届いたので
ちょうど良いタイミングで持って行けたのである
これが今日のメインのお仕事であった

買ったのは「扇柄伸縮クッションステッキSP」というもので
赤・青・茶の3色の中から青を選んだのであった
ネットで買ったので実際の色がどうか心配だったのだが
写真よりも濃いめの落ち着いた色で
金色の扇柄が映えてなかなか奇麗だった


もちろん母サマに合わせて
64cmから90cmまでの広範囲で高さ調節ができ
アルミ製なので軽くて丈夫で
さらにバネを内蔵しているので
ついた時のショックを和らげてくれるという逸品だ

取り出したらもう目がキラキラしていて

「こういうのが欲しかったんだよ〜」

と嬉しそうに手にしてくれた
色柄も気に入ってくれて
高さもピッタリに調節できて御満悦なりであった

「こりゃ抱いて寝るようだね〜」

そこまで気に入ってくれましたか

でも確かに毎週通っているリハビリ教室では
10年前に買った古いステッキを持っていき
色も地味で高さも合っていないの我慢しながら
他の方達の華やかな模様のステッキを
羨ましげに見つめていたらしいからなぁ
そういうオシャレしたい気持ちを
大事にしてあげるのも大切であろう

今日は作業らしい作業はしなかったけど
行った価値は十分あったということだな

2013年2月13日水曜日

な〜こと7年

な〜ことつき合い始めて
この2月でほぼ7年になる
弓折れ矢尽きて動けなくなってから4年半
不調と戦っている時期の方が遥かに長くなった

病休から退職に至る厳しい時期も
断薬から徐々に復調しつつある今も
な〜こはそばにいてくれている

「一緒にいたのに辛いことに気づかなくてごめんね。」

と何回か言ってくれたことがある
その言葉だけで心が軽くなる

でも一緒にいたから
辛いことも忘れられたし
苦しいことも耐えられたんだと思うのだ
だからな〜こと一緒にいる時だけは
本当に楽になれていたんだと思う

この間イタリアンなお店で
本当に久しぶりに一緒にお酒を飲んだ時
な〜こは実にニコニコと嬉しそうだった
そう…お酒を飲みながら美味しいものを食べるって
わたしが不調になる前には
二人で良く楽しんでいたのだことなのだ

もっとな〜こにあんな笑顔になってもらえるように
例え薄皮を剥ぐような遅々とした進み方であっても
焦らず急がず辛抱強く
復調して復活して行きたいと思う

しかし我ながらよくあのどん底から這い上がってきたなぁ
特にカラダの回復にこれほど時間がかかるとは
まったく予想していなかった

焦らず急かさず辛抱強く
そして明るく大らかに
な〜こが支え続けてくれたお陰である

2013年2月11日月曜日

「セイ・イエス! リック・ウェイクマン自伝」公開

  
第一弾のBill Bruford自伝は
本家からクレームをいただいた上に正式翻訳版が出版されたので
お役御免とばかりにそそくさと店をたたんだのだが
“勝手に翻訳”シリーズ第二弾としてRick Wakemanの
Say Yes! autobaiography 」(1995)邦訳ブログ
セイ・イエス! リック・ウェイクマン自伝」を
今日公開したのである

全14章の内の第1章が訳出完了しただけだが
順次アップしていく予定なので
もう公開しちゃうことにしたのだ
わたし自身の励みにもなるし

この本は1995年に出版されたRick Wakemanの処女作で
現時点でイギリス本国では絶版状態である
Rickは加筆修正して“完全版”として出版し直したいようだけど
具体的なメドは全然立っていない模様だ

ということは日本語化される可能性は恐らくゼロ
洋書で手に入れられる可能性も
どんどん低くなって行くと思われる
こうして邦訳ブログを作る意義もあるってものである

その後「Grumpy Old Rock Star 」(2008)やその続編
The Further Adventures of a Grumpy Old Rock Star 」
(2010)を出しているが
自伝とは趣きを異にしているので
この本の価値はまったく衰えることはないだろう

何より内容が分かりやすいし面白いのだ
今度こそ完訳を目指すつもりでいるが
読んでいて面白いのだから
楽しく作業ができそうである

しかし…facebookProgClipsの映像をみたり
こうして“勝手に翻訳”をしたりと
教員時代よりはるかに英語に接しているのである
面白いものだなぁ…と思うが
ある意味教員とはそういう職業なのである

 

2013年2月10日日曜日

「ヒプノシス展」よりもイタリア料理

昨晩は代官山T-SITEで行なわれている
ストーム・トーガソン/ヒプノシス展」に
な〜こと一緒に行ってきたのだ

が…正直かなりの肩すかし…
「展」と付くからには
小さくてもそれなりの展覧会じゃないかと
内心期待していたのだが行ってみたらさにあらず
T-SITE3号館2Fの音楽フロアの
通路両側のほんの一角に
十数点の絵が飾られているだけであった
「展」じゃないだろあれは…

でもまぁその不思議な作品を
近距離で見ることができたのは良かった
オブジェの組み合わせの面白さだけでなく
それぞれの要素が持つ質感の違いが
大きな効果を上げていることもわかったし

それよりも昨日は
一緒に入ったイタリアンなお店が良かった
渋谷の青学近くにある「ナポリマニア」というお店

いきなりメニューには無い前菜を
目の前に並べられてもう二人とも目がキラキラ
前菜だけで3種も頼んでしまった
鴨のもも肉が美味かった〜



メインディッシュは
バジルとトマトとチーズたっぷりのマルゲリータ
見るからに美味しそうで
実際に食べても木地がもちもちで最高
前菜たくさん食べたのに
こちらも二人でペロッと平らげた

 
久しぶりに一緒にワインも飲んで
超満足なお食事でありました

「ヒプノシス展」自体はちょっと残念だったけど
素敵な食事と夜のお散歩(渋谷〜代官山〜渋谷)を楽しめて
さらに代官山T-SITEという場所を知るきっかけにもなったから
行って良かったのであった
  
しかしちゃんとした「ヒプノシス展」を
どこかでやってくれないかなぁ

2013年2月7日木曜日

運動部が嫌いなわけ

中学時代は陸上部に所属していた
団体種目はどうも苦手で
誰にも迷惑をかけずに
努力の結果が良くも悪くも自分一人に返ってくる
個人種目が好きだった

顧問の先生は穏やかな人だったし
仲間も良いヤツばっかりだったけど
それでも1年生の時に先輩からシメられたことがある
今思えば暴力的なことでもなくカワイイものであったが
その“場”の作り方がヤクザの事務所風で
ショックは相当大きかった
そして自分の中で運動部嫌いは加速した

そもそも運動部に入ることもかなり勇気が要ったのだ
それは運動部は恐いというイメージがあったからだ
特に先輩との絶対服従関係が嫌だった
もちろん先輩や先人を敬うという関係に触れるのは
社会に出た時にもとても大事だとは思う
でもそれも程度問題である

運動部の雰囲気にそういう恐さがなければ
その後も色々な運動部に参加したかもしれないと思う
全くの初心者なのに
屈託なくサッカー部で頑張っている中一くんを見ていると
とても羨ましいのである

かつて新規採用教員の研修で
他教科の教員と一緒になった時のこと

教員採用試験受験の時期は人それぞれであるから
新規に教員になるのは同じ年齢の人ばかりではないのだが
そんな中で体育科の教員の
“先輩”に対する気遣いの凄さにびっくりしたのだ
教員としては同じ立場だし
もう学生ではなく社会人であるはずなのに
絶対服従な感じが色濃く残っていたのである

そんな体育科の教員が
大学時代のまさに君主と奴隷のような関係を
「こんなことまでさせられた」と
楽しそうに話すのを聞くのも嫌だった
それ自慢なのか?
それを“乗り越えた”自分を「スゲェだろ?」と言いたいのか?

先輩になれば威張れるし無理も通るし
その関係は社会人になった後も一生続くというのは
どう考えても理不尽にしか思えなかった
OB会やOG会が強大な権力を持っているっていうのも
そういうことの延長なんだろうと思う 
普通なら金は出しても口出すなだろうに

こうした事柄はすべて軍隊をイメージさせる
上官や先輩への絶対服従と理不尽な日常的暴力
そしてそれが“生死を共にした特別な結びつき”にすり替えられ
上官に殴られたことを懐かしむ戦友たち
冗談じゃない…
それで自殺した人だって大勢いたというのに

だからいまだに運動は好きだけど“運動部”は嫌いだし
個人的には信頼できる教員もいたけれど
“体育科”の持つ雰囲気は好きになれない
“体育教官室” の治外法権的威圧感には怒りすら感じる

あ…もう関係ないんだけどね

 

2013年2月6日水曜日

強烈な倦怠感の中で見た夢

朝から全身が疲労感と倦怠感で包まれていた 
朝のお仕事だけどうにかこなして再び横になったら
カラダもココロも重く沈んで
昼になった今もまだ元気が出ない

考えられるのは気圧の変化か…
そう言えば昨日実家へ行ったのだが
あまりに身体がダルくて
本当に洗濯物を干すだけで帰ってきてしまったのだ

布団の中で思う
こういう不調はなかなか人には理解してもらえないだろうな
文字にしてしまえば要するにダルいということだから…
「だらしない」とか「大人げない」だとか「サボり」とか
「根性が無い」とか「ダメ人間」だとかと
即イコールにされてしまうだろう

でもこの感覚はどうしようもないのだ
ご迷惑をおかけするのであれば誠に申し訳ないが
それでも放っておいて欲しい…
というか今は何もできないしご期待にもそえないし
話もしたくないし人にそばにいて欲しくない
ただとにかく構わないで一人にしておいて欲しいのである

夢を見た

花柄のビキニを着た女性が座っている
頭にはつばの大きな帽子をかぶっていて顔が影になっている
1960年代のピンナップ写真か
その頃の世相風俗を撮った古い映像みたいな感じだ
でもその女性は実際にそこにいて
こちらを見ながら微笑んでいる…ような気がするのだ

わたしは恐る恐る近づいていく
知っている人ではないようだが…誰なんだろう?
一歩一歩その人に近づきながら
次第に恐怖が増してくる

だってどんどん近づいているのに
顔を覆う黒い影はちっとも晴れないのだから…
1m近くまで来ても彼女の顔は真っ黒なままであった
つまりそれが彼女の顔なのだ

引き返そうと思う…これは危険だとカラダが知らせている
でもその底なしの暗闇から目をそらすことができない
あぁ…引込まれていく…飲み込まれてしまう…

そして目が覚めた

そのままベッドからウクレレ教室お休みの連絡を入れた
よく「電話ぐらいしろ」などと言うが
その電話をすることすら
こういう時の自分には一大事なのである 
今日の気力はそれで使い果たしたのであった

2013年2月2日土曜日

ディズニー短編アニメ「Paperman」


あのディズニーが3DCG技術を駆使し
2Dのアニメーションが持つ
懐かしい雰囲気を活かして作り上げたのが
このモノクローム短編映画「Paperman(邦題:紙ひこうき)」

2012年6月に発表されてから注目され
2013年2月に発表される 第85回アカデミー賞
短編アニメーション賞にもノミネートされている作品

相変わらずクリシェな身体表現がちょっと鼻につくけど
それを“ディズニーらしさ”として
敢えて残したんじゃないかと思えてしまうような
大人の童話”的な地味な物語

言葉を排した構成が落ち着いた雰囲気を醸し出し
キーとなる紙飛行機が3DCGらしい美しい動きを見せる

メグの表情がいいなぁ