2013年11月28日木曜日

3DCG人物とライティング

3Dキャラクター作成ソフト「Poser」で
人物にポーズを取らせて
景観ソフト「View」にデータを読み込み
人物入りの作品を作っているのであるが
常々キャラクターへのライティングで
本当に表情が変わるなぁと思っていたのだ

今日また少し触っていて
ライティング効果が良く分かるサンプルが
たまたま出来上がったのであった


どうです?この違い
ライティング一つで
表情がこんなに違ってしまうのである

人物や質感の好みは別にして
上の方が人形的で下の方がよりリアルであることは
一目瞭然であろう
何より目力が決定的に違う
  
この二つは人物&背景のオブジェクト・データは同じだ
“彼”を捉えているカメラの距離もアングルも同じ
天気/天候をコントロールする「大気」を変えてはあるが
一番大きな違いはライティングの設定である

「大気」で自動的に設定される太陽光とは別に
スポットライトを“彼”のそばに配置しているんだけど
上は顔の彫りを強調するような右上からのライティングで
下は逆に彫りを消すような左下からのライティングなのだ
  
それだけで上に比べて下の方が
単に表情だけでなく
全体の佇まいにも自然さが出て来るのである 
こういうところがとても面白いし難しい
  
活かし方にも寄るから
一概にどちらが良い悪いということではないのだが
ただライティング一つで
こんなに違っちゃうんだなってことに
今日あらためて驚いたのだった
  
Poserは人形っぽいって嘆いたり見限ったりする前に
やれることは結構あるんじゃないかなぁきっと