2018年5月20日日曜日

もう一冊〝プログレ本〟を出したいのだ

「プログレッシヴ・ロック名盤百選」を計画して、
アルバム画像の使用許諾をレコード会社各社に聞いて回ったのは、
2015年の春のことであった。

そこから数えても、出版までに3年かかったのである。
書き足し&書き換えなどはそれほどなかったから、
画像なしでも出そう、と決心するのに、
3年の歳月を要したということだ。
つまり、気力の問題なのである。
  
だからもう一冊出したいという思いはあっても、
果たしていつになるかは分からない。
ましては今度は、書きためたストックがゼロである。
まあ、締切に追われるわけではないので、
執筆作業はきっと苦痛じゃなくて楽しみだから、
ボチボチ進めてゆけば良いだろう。
  
どんなタイトルかというと、
『LP片面1曲の魔力(仮)』だ。
もう超ニッチな、超ヘンな本になることは間違いない。
  
今日はほぼ丸一日、
そんな〝もう一冊〟のための資料作りをしたのだ。
せっかくだから「プログレ百物語」第二巻扱いにして、
〝LP片面1曲という大作〟を100曲紹介したい。
そのリストを作ってみたのである。


思えば若かりし頃、
LP片面に大作が1曲という構成には、
なぜかとても心が震えたものなのだ。
それはトータル・アルバムとか
コンセプト・アルバムの魅力とも違う。

人が集中できる15分ほどの時間をフルに使って、
3分のヒットソングでは描けない世界を、
どこまで深いところまで見せてくれるか、
そこが魅力なのだ。
  
でも選ぶ上で難しいのは、曲の長さとの関係だな。
16分台で片面1曲があるかと思うと、
20分近くあっても、さらにもう1曲ある場合もある。
片面1曲ではないから、後者は切り捨てるのか……。
そうもいかないだろうなぁ。
悩ましいところなのだ。
  
そんなところか、少しずつ考えてゆこう。