長年、その前を通り続け、
風景としてなじんでいた銭湯が、
ついに閉鎖することになって寂しく思っていたが、
でも実際にこの銭湯に入ったことはなかったので、
存続のために何の貢献もしないでいて、
なくなってみると、ああ残念だと言うとは、
何て身勝手なんだとも思いつつ、
シャッターの閉じた銭湯の前を
今でも行き来していたのであった。
そのシャッターが久しぶりに開いたと思ったら、
何と、銭湯らしさを残したまま、
アトリエ&ギャラリーになったのだった。
「高津湯」が「おふろ荘」になったのだ。
またまた身勝手な気持ちではあるが、
こうして風景として銭湯が残っていてくれるのは
とても良いのである。
それにギャラリーの方なら
何かわたしもできないかな?