2020年10月5日月曜日

翻訳書を作り上げるのは苦しくて楽しい

ただ単に
英語を日本語に置き換えるのではなく、
原書に忠実であるよう
日本語の表現を吟味し、
さらに
生き生きとした会話を心がけ、
キャラクターの性格に統一感を与え、
文章の流れにリズムをつけ、
読み手が自然に、心地良く、
物語世界に没入できるようにする。

読み手が、
物語を楽しむだけでなく、
日本語を読む楽しみも感じられるように。

翻訳を進めてゆくと、
そんな、自分が作り上げた世界が
少しずつ広がってゆく感覚がある。
そこが、
難しく、苦しいけど、
楽しくて、やめられないところなのだ。

原石を磨いて、美しい宝石にするような
そんな感じに似ているかもしれない。

収入的には雀の涙だが、
仕事的にはかなり合っていると思う。

普通の翻訳者の仕事とは違って、
表紙なども含めて
一冊の本を最後まで作り上げるという
達成感もあるしね。

そうやって、
今日もまた地道に
一人お仕事に励むのであった。

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