2020年10月9日金曜日

ウクレレのサドルを削ってみたのだ!

以前に買ったトラベル仕様KALAウクレレは、
いわゆる、ウスレレ・タイプで、
これ一本だけでソロを弾くには
ちょっとふくよかさが足りない気がするが、
アンサンブルだと、ほかの音に埋もれない
クリアで力強い音を出してくれるのである。
 
ただし、別の一本もそうだったのだが、
KALAは弦高が高めなのだ。
だからハイフレットだと元が浮きすぎて
弾きづらいのである。
オクターブピッチも狂い気味であった。

さらにこのKALAほどではないが、
実質的に今のメイン機種となっている
Enyaのコンサートも、
弦高の高さが、少し気になっていたのだ。
オクターブピッチもあまり良くなく、
特にこちらの場合は、
ハイフレットでメロディーを弾くことも多いので、
調整したいとずっと思っていたのだった。

その二本の調整を、今日行ったのだ。
弦を緩め、サドルをブリッジから外し、
卓上万力に固定して、
金属ヤスリで削ってみた。
表側はシェイプド(整形済)なので、
削る面は底側である。



下にはゴミ箱を置き、口にはマスクをして、
平らになるように慎重に削る。
やり直しはきかないからね。


そしてウクレレに戻してチューニングしてみたところ、
明らかにオクターブピッチが改善した上に、
弦高が下がって格段に弾きやすくなったのであった。
おお、素晴らしい!
やってみるものだなぁ。

ちょっとした道具があるだけで、
比較的簡単に弦高調整ができてしまうのだ。
そのちょっとした道具の威力が
ハンパないのだけれどね。