2013年4月1日月曜日

新年度開始に思う

長年教員をやっていたこともあって
4月は特に何もない今でも心機一転な気分がする季節だ
どこか身が引き締まるようなちょっとした緊張感がある

異動の際は4月1日は辞令公布日である
でも教職員全体が顔を合わせるのは
始業式前の職員会議ということが多い
そこで新しい教職員体制が一気に動き始めるのだ
だから本格始動は4月1日ではなく
もう少し後になる

入学式は始業式の午後に行う場合もあるし
日を改める場合もある
その両方を経て新年度の学校が動き始める
さらに新一年生の場合は
オリエンテーション期間があるから
学校の“日常”が始まるのはさらにその先 
4月半ば頃ということになる

また教員として仕事をしたいとは思わないのだが
教員として仕事ができると思えるかどうかが
自分の中の復帰状態を計るバロメーターである
4月初めのそういう慌ただしさや緊張感が甦る中で
では今それができるかと自問してみると
やっぱりまだ無理な気がするのだ

「頑張ろうと思わなくても自然に仕事がしたくなるくらいに、
 心に余裕が生まれてきて初めて、
 職場復帰について考えるくらいで良いんです。」

というようなことを
かつて精神科のジェロ先生が言っていたが
まったくその通りだと思う

でもそうであるならわたしはまだ
仕事に復帰できる状態ではないのだな…
大波はなくなったとは言え
頭痛や倦怠感などの体調の不安定さは続いているし…

 ダウンする前のことを思うと
安定感のある土台のようなものが
自分の中に当たり前のようにあった 

体調が悪いといっても土台自体が揺れることは無く
表面が濡れたとか汚れたとかちょっと傷ついたとか
そんな程度のことであった 
だから一旦作業を止めてメンテナンスすれば
すぐ元に戻るという自信があり
土台そのものが揺らぐことなど考えたことも無かった

ダウンしてその崩れるはずのなかった土台が崩れた
当たり前のようあった安定感が自分の中から無くなった

この感覚は中々説明が難しい
でもそれはとても大きな変化であり不安であって
わたしの場合大分安定して来たとは言え
かつての土台には及ぶべくもない状態が
4年半経った今でも続いているのだ

とは言っても回復の兆しはこの一年色々感じてきた
今もここに来て舌炎が消えかかっている
一年苦しんだ舌先の荒れが治まりつつあるのだ
何だったんでしょう…これ?
こうやって本当に薄皮を剥ぐように
カラダとココロが回復し安定していくんだろう

まぁ分かっているのだが
新年度を迎えた今日思うのは
4月初めの緊張感や不安に立ち向かい
それを楽しもうとしていた頃の
パワーを取り戻したいなぁということなのだった

現場復帰もできそうだと思えるくらいの
心身の安定感を取り戻すには
まだもう少しかかりそうである
  
今年9月でダウン5周年
三年寝太郎ならぬ五年寝太郎って感じで
そこで復活したいところだねぇ