電車に乗っている
子どもの卒業後の進路先の下見に行くところだ
何ヶ所か回る予定だけど
今から見に行くなんて遅過ぎないか?
もう間に合わないんじゃないか?と思う
電車に揺られていると
何だかとても懐かしい気分になる
それは今まで生きてきた記憶と結びついた
懐かしさとは違うものだ
デジャヴみたいなもののようだけど
景色や風景を見て感じたわけでもなく
自然と湧き出てきた懐かしさなのだった
気づくと学校にいる
職員室みたいだ
わたしは進路担当になっていて
生徒の卒業後の進路先と
それに先立つ体験実習の計画を立てている
わたしの子どもは大丈夫かな?とも思う
目が覚めてきた
あぁ夢見てたんだな
子どもの体験実習先選びが気になっていたから
こんな夢を見たんだな…
そして唐突に言葉が浮かぶ
エリカ・ブルスカ
ブルスカ・マトン
これが映画ならこの言葉から
めくるめく冒険の旅が始まるか
血も凍る恐怖の扉が開くところであろう
今のところいつもの日常に変化はみられない