2019年11月7日木曜日

「ねじの回転」第1稿完成!

《望林堂完訳文庫》第20弾である「ねじの回転」の
第一稿ができあがった。
ああ、「ハイジ」の別バージョンとかもあったけど、
翻訳書の新作としては5ヶ月ぶりである。
超難産だったなぁ。

心に浮かんだ通りに表現する
「意識の流れ(stream of consciousness)」という手法の
先駆的作品と言われる本作だが、
実際、その文章は、
さまざまな思考や感情が次から次へと湧いてくるのを、
そのまま書き留めたようなものなのだ。


そのため、一文が長く、
そこに次々と修飾の語、句、節が加わって、
文全体の構造を掴むのも一苦労な上に、
ひねった表現や抽象的な描写も多くて、
日本語にするのがまた難しく、
予想外に時間が掛かってしまった(言い訳)。

何とか今月中に出したいものだ。
これから、校正とルビ付け作業を行いながら、
第3稿まで持っていく。
  
とりあえず、良くここまでたどり着いた、
えらいぞ〜自分(やっぱり最後は自画自賛劇場!)。
  
表紙案