昨晩は、お気に入りの催眠剤レンドルミンも飲まずに眠れた。そう言えばまだ学生時代だった頃は寝る時に枕元にラジカセもって来て、寝る時に布団に入って電気を消してから、音楽や落語を聴いていたなぁと思い出した。そこで夕べはベッドに入って部屋も暗くしてからヘッドフォンで音楽を聴いて寝た。これ結構寝入るのにいいみたい。
そこで思い出したのが大学時代のこと。よく寝る時に聴いていた落語は、ほとんどが、桂枝雀か桂文楽のものだった。桂枝雀はラジオのエアチェックや、当時テレビで毎週やっていた番組「笑いころげて たっぷり枝雀」を録音したものだ。ラジカセのラインイン端子とテレビのイヤフォン端子をつないで、テレビを見ながら、最後に落語が始まると録音していたのだ。マメだったなぁ。
そして桂文楽。古今亭志ん生とともに落語会の2大スターなこの人のものは、実は大学の図書館にあった「桂文楽落語全集」みたいな全集ものを、密かに録音したものなのだ。あ〜カミングアウトしてしまった。
図書館所蔵のLPは貸し出しはされず、図書館内のブースで聞くことになっていた。そこで当時使っていたラジカセが意外と小さかったのをいいことに、ラジカセをバッグに入れて、何食わぬ顔をしてレコードを借りブースへ行くと、周りに見られないようにブースのヘッドフォン端子をラジカセのラインイン端子につなげ、一枚一枚録音したのである。すげぃ根気。執念と言ってもいいかもしれない。
なので今でも実家にカセットテープの文楽全集もどきがあるのだ。桂枝雀のテープと一緒に、デジタル化できたらいいなぁ。
ちなみに桂枝雀は爆笑王の名を欲しいままにしながら、うつ病となり、いったん回復して高座に上がるが再発、ついには自ら命を絶つ。
一方桂文楽は、舞台上で、話の中のある人名が出てこなくなり絶句、土下座をしながら「台詞を忘れてしまいました…申し訳ありません…もう一度…勉強し直してまいります。」と言って、話の途中で高座を降りてしまったきり、以後二度と高座には上がらなかったという。
二人の落語を聞いていると、話芸のすばらしさに心ウキウキしてしまうけれど、二人とも芸に対して、鬼気迫るほど真剣だったんだなぁと思う。
酔っぱらって高座に上がり、途中で寝ちゃったり、違う話になっちゃったりしても客は喜んでいたという、古今亭志ん生みたいな生き方もいいけどね。
そこで思い出したのが大学時代のこと。よく寝る時に聴いていた落語は、ほとんどが、桂枝雀か桂文楽のものだった。桂枝雀はラジオのエアチェックや、当時テレビで毎週やっていた番組「笑いころげて たっぷり枝雀」を録音したものだ。ラジカセのラインイン端子とテレビのイヤフォン端子をつないで、テレビを見ながら、最後に落語が始まると録音していたのだ。マメだったなぁ。
そして桂文楽。古今亭志ん生とともに落語会の2大スターなこの人のものは、実は大学の図書館にあった「桂文楽落語全集」みたいな全集ものを、密かに録音したものなのだ。あ〜カミングアウトしてしまった。
図書館所蔵のLPは貸し出しはされず、図書館内のブースで聞くことになっていた。そこで当時使っていたラジカセが意外と小さかったのをいいことに、ラジカセをバッグに入れて、何食わぬ顔をしてレコードを借りブースへ行くと、周りに見られないようにブースのヘッドフォン端子をラジカセのラインイン端子につなげ、一枚一枚録音したのである。すげぃ根気。執念と言ってもいいかもしれない。
なので今でも実家にカセットテープの文楽全集もどきがあるのだ。桂枝雀のテープと一緒に、デジタル化できたらいいなぁ。
ちなみに桂枝雀は爆笑王の名を欲しいままにしながら、うつ病となり、いったん回復して高座に上がるが再発、ついには自ら命を絶つ。
一方桂文楽は、舞台上で、話の中のある人名が出てこなくなり絶句、土下座をしながら「台詞を忘れてしまいました…申し訳ありません…もう一度…勉強し直してまいります。」と言って、話の途中で高座を降りてしまったきり、以後二度と高座には上がらなかったという。
二人の落語を聞いていると、話芸のすばらしさに心ウキウキしてしまうけれど、二人とも芸に対して、鬼気迫るほど真剣だったんだなぁと思う。
酔っぱらって高座に上がり、途中で寝ちゃったり、違う話になっちゃったりしても客は喜んでいたという、古今亭志ん生みたいな生き方もいいけどね。
(写真は上右が桂枝雀、左下が桂文楽)