2020年8月24日月曜日

《望林堂完訳文庫》第34弾は「ネズミのペレス」

第33弾の「名犬ラッシー」を
コロナ禍の自粛ムードの中で黙々と翻訳し、
やっと8月に販売にこぎつけてから、ちょうど2週間。

次は短いお話にして一息つこうと思い、
選んだのが「ネズミのペレス」という
スペインのファンタジーなのであった。
 
邦訳は子どもの絵本に近いものが出ているが、
それよりも英訳版はもっと長く、対象年齢も高い。
そこでその英訳版を訳していたのだが、
たまたまスペイン語オリジナルを見つけたところ、
英訳版よりも、さらに長かったのだ。

そこで、決めたのである。
スペイン語版をもとに邦訳書を作ろう、と。



ということで、
スペイン語原作、英訳、
そしてオンライン翻訳による英訳✕3種類という
多くのファイルを画面狭しと広げ、
少しずつスペイン語から日本語に翻訳し始めたのだ。

 
短い作品だからこそ、
ここまでの手間をかける気になるのだ。
予定よりずっと時間がかかることになりそうだが、
がんばってみるよ!

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2020年8月22日土曜日

隅田川橋梁ライトアップ巡りパート2

先週の隅田川ライトアップ巡りからほぼ一週間後、
「small worlds」に行った帰りに、
近くの隅田川沿いに出て、
ライトアップされた橋を見てきたのだ。


ゴーストタウンのような…ここは選手村予定マンションか?



築地大橋



勝鬨橋



佃大橋


中央大橋

隅田川沿いには「隅田川テラス」という
水辺の遊歩道が整備されていたのだ。
夜で、けっこう暗いにも関わらず
意外なほど人通りがあって、
ジョギングしている人、釣りをしている人、
花火を楽しんでいる家族などがいたのだ。

でも夜ならではの不気味さもある。
特に橋梁をくぐる時の暗さや水の音は
なかなか不気味だ。
だからか、美しいライトアップにも
どこか怪しさが感じられるのだ。
それが良い。

ああ、楽しかったね〜



「small worlds」へ行ってきたのだ!

 今年6月にオープンしたミニチュア・パーク、
small worlds(スモール・ワールズ)Tokyo」に
行ってきたのだ。

『関⻄国際空港』エリア、
『宇宙センター』エリア、
アジアとヨーロッパを舞台にした『世界の街』エリア、
そして『美少⼥戦⼠セーラームーン』エリアに
『エヴァンゲリオン』エリアからなる、
屋内型ミニチュア・ワールドである。

セーラームーンとエヴァンゲリオンが
リアル・ワールドと同等に扱われているあたりが、
規模の大きさにも関わらず、
マニアックというかオタクっぽいというか、
どことなくマイナー感漂う施設である。

場所も、入り口も地味だし、
入ってみたら入場者もそれほど多くないので、
ゆっくり楽しむことができた。




















とにかくこだわりが凄い。
ちゃんと場面や物語を感じさせる人形の配置、
チラチラと瞬く光の使い方、
スムーズに動き回る自転車や車、
ボタンで動き出す人や物。

こだわって見ながらあれこれ想像しても、
接写してリアルな異世界写真を撮るのも、
二人であれこれ話ながら見て回るのも
なかなか楽しかったのだった。

コロナ禍じゃなく、オリンピック延期じゃなければ、
きっとインバウンド客も取り込んで
大盛況だったろうなぁという
楽しい施設だったなぁ。


2020年8月21日金曜日

「あしながおじさん」を敬語修正した第五版

 ドイツにお住まいの女性から
《望林堂完訳文庫》「あしながおじさん」について、
敬語の使い方がおかしいとご指摘をいただいたのだ。

何回かメールのやりとりをして、
おかしな敬語の箇所とその修正案を
データにして送っていただいた。
わざわざタブレット画面を
何度も写真に撮って下さったのだ。


一つ一つチェックしてみたところ、
二重敬語のミスがやたら多かった。
 
「お(ご)〜になる」+「れる/られる」
(例:「どうお思いになられますか?」)


という使い方(のミス)だ。
確かに、ほとんど意識していなかったなぁ…反省。

それから「れる/られる」も多用し過ぎ。
「受け身」や「可能」の意味と混同しやすいから、
わかりやすい表現を使うべきだ。
「行かれる」より「いらっしゃる」の方が断然良い。
 
ということで、
いただいた指摘&助言をもとに、
第五版を作成し、各出版社に申請した。
 
こういう、自分のアラを見せられるメールは
正直なところ心臓に良くなく、
できればスルーしたいのだが、
作品の品質が上がると思えば、
逆にとてもありがたいメールである。
 
おそらく週明けには
各店舗のデータが第五版に入れ替わっているはずだ。
これで「あしながおじさん」の読者が
さらに増えると良いなぁ。

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2020年8月16日日曜日

隅田川橋梁ライトアップが美しかったのだ!

「江戸東京博物館」を堪能したあと、
隅田川の橋梁ライトアップが行われているというので、
「両国駅」から隅田川沿いの遊歩道に出て、
ライトアップされた夜の橋を楽しんきた。

川沿いの遊歩道はきれいに整備されていて
歩いていて気持ちよかったけれど、
残念ながら涼しさは感じられなかった。

それでも肝心のライトアップは美しくて、
きれいだね〜と言いながらそぞろ歩いていると、
ちょっとした旅行気分が味わえたのであった。

新大橋
 

清洲橋


永代橋


永代橋からスカイツリーが見えた

お目当ての橋があったわけでもなく、
全部制覇しようと意気込んでいたわけでもなく、
お散歩気分でのんびり歩いたのが
また良かったなぁ。
 
今年の夏は旅行には行けそうにないけど、
ちょっと日常から離れた時間が持てて、
とっても良かったのだった。
 
 

「江戸東京博物館」を堪能してきたのだ

分館の「江戸東京たてもの園」が楽しかったので、
どうしても本館「江戸東京博物館」にも行きたくなり、
昨日両国まで行ってきたのだ。
 
行って大正解であった。
ミニチュアによる建物や風景の緻密さ、
実物大の長屋や団地内のリアルさ、
そして図版を用いた資料的な充実度など、
まさに圧巻の情報量だったのだ。

6Fの巨大な日本橋の実物大模型を渡って、
橋の奥の「江戸ゾーン」へ。
橋から見下ろす5Fは、
左手が「江戸ゾーン」、右手が「東京ゾーン」だ。




6Fの「江戸ゾーン」は江戸城と町割りがテーマ。
日本橋を渡った先の町並みや、
往来での人々の様子が再現されたミニチュアが見事だ。



 
5Fに降りて、さらに「江戸ゾーン」を見て回る。

呉服商「三井越後屋」

担いで移動するそば屋台
 

裏長屋の指物師の家
 
川遊び、芝居小屋
 

歌舞伎
 
続いて、明治以降を扱う「東京ゾーン」へ。
こちらもミニチュアが素晴らしい。

凌雲閣(浅草十二階)
 
明治時代の銀座の町並み
 
昭和の団地

日本史や地理には疎いワタシとなーこでも、
とっても楽しむことができた博物館だった。
とにかくミニチュアの精度の高さだけでも
十分に一見の価値ありで、
以前見た「東武ワールドスクエア」
凌駕するかと思えるほどに
ハイレベルな完成度であった。
 
満足&満腹な二日間だったなぁ。