2013年3月29日金曜日

鬼怒川温泉の旅<1日目>

北千住で危うく特急に乗り損ねるところだった
同じホームなのに途中にさらに
特急の改札があることに気づかず
何かおかしいと思って駅員に聞いて
ホームを上がったり降りたりしながら
ようやく辿り着いたのが
発車の2分前であった

わたしも非常に焦ったが
ホームで待っていたな〜こも
冷や汗物であったことだろう
分かりにくいぞ北千住駅

そんな感じで始まった春の旅行は
思い返せばな〜こと一年ぶりの旅なのだった
今回は初めて山間の温泉を目指す
場所は日光手前の「鬼怒川温泉」である


ちょっと肌寒いけどお天気はまずまず
鬼怒川駅前はやたら大きな広場であった
特に温泉街っぽい湯の煙や硫黄の臭いもない

観光案内で情報を仕入れ
お昼は「トラットリア・カミーノ」というお店に入る
夜は旅館で地元料理なので昼はイタリアンである
パスタもピザもとっても美味しくて満足


そこから駅に戻りさらに鬼怒川に沿って
温泉旅館が立ち並ぶ道を歩く

ホテル廃墟群の脇をドキドキしながら通り過ぎ
お隣の「鬼怒川公園」駅近くまで歩いて
吊り橋である「瀧見橋」を渡る


次に目指すはこの温泉が一望できる丸山(おさるの山)山頂
山頂までは“大好物”なロープウェイで行けるのだ
ロープウェイ好きな上に吊り橋好きなわたしは
揺れる吊り橋ですでにテンション急上昇だ
そして300mを3分で駈け上がるロープウェイを堪能


山頂にはこじんまりした温泉神社があって
手前の赤い鳥居がちょっと不思議な雰囲気


そして展望台から鬼怒川温泉街を見下ろす


遠くの山並みがまた美しい
あぁ山あいに来たんだなぁと実感する

ハイキングコースに行く予定はなかったので
すぐまたロープウェイに乗って降りる
まぁロープウェイは手段じゃなくて目的だから
長時間山を散策しなくても十分満足なのだ

そこから別の道を歩いて温泉街を抜け
お宿近くの「鬼怒楯岩大吊橋」に向かう
温泉街と楯岩を繋ぐ長さ140m高さ40mほどの
歩道専用吊橋で
橋の中程からの長めが素晴らしかった


若いカップルがいて
女性の方がズンズン橋を渡っていくのを
男性の方が「別にこわくねぇし…」と言いながら
腰が引けた姿勢で後ろからついていくという
微笑ましい光景にも出会って大笑いだった

お宿はこの温泉街の外れの川沿いにあった
久しぶりな旅ということもあって
ちょっと贅沢に温泉付きのお部屋である


もともと温泉に入ることは
それほど好きというわけではなかったのだが
今回はとにかくのんびりと浸かりたいと思ったのだ 
大浴場も露天から川が眺められて良かったし
この部屋風呂も大正解だった
な〜こと入って一人でも入って満喫した〜

食事は季節の懐石料理
白ワインをデカンタで頼んで飲む
お酒は体調に響くからダメかと思っていたんだけど 
どうもワインは大丈夫みたいなのだ
以前は朝から飲んでいたこともあったビールだと
一杯で翌日は二日酔いになっちゃうのに


出される品々はどれも美しく美味しかったが
肉好きなわたし的には「栃木牛のすき焼仕立」が嬉しかった
とは言うものの以前に比べて肉一辺倒でもなくなって
こうした懐石料理を
ゆっくり美味しく楽しめるようになった気がするなぁ
な〜このお陰である


二人とも満腹になって一緒に布団でゴロゴロして
時間を気にせずずっとくっついていられて
幸せな夜を過ごしたのでありました